ブドウ栽培

ブドウの樹の落葉と不思議なウリハムシの襲来


ここ数日めっきり朝晩が冷え込むようになってきましたね。

先日出張で東京に行ったら、早くもコートを着ている人がちらほらおられてびっくりしました。この間まで暑いと思っていたのにもうすぐ冬が訪れるのですね。年を重ねる毎に季節の移ろいが早く感じます。

そうそう、季節の移ろいといえば、秋は紅葉と落葉の季節。

我が家のお庭にはいくつかの落葉樹がありますが、ここ最近はブドウの樹の落葉が始まっている感じです。でも落葉の度合いって、どうやらブドウの品種によって少し違う…感じ?

本日は我が家のブドウの秋の様子と、そのブドウにやってきた全く嬉しくないお客さんについてご紹介します。

もう、害虫は勘弁して!

 

最近のピオーネの様子

落葉が始まった?ピオーネ

というわけで、まずはこちらのピオーネから。

我が家のピオーネは昨年まではプランターで育てていたのですが、今年からは成長が悪かったデラウェアと交代する形でパーゴラ下の地面に植え替えています。

植え替えて最初の年ですから実の収穫は期待していなかったんですが、今年は4房収穫することができました。予想外だったもんだから、すごく嬉しい!味わいはちょっと酸味がきつかったのが残念なとこですが…。

 

そんなピオーネですが、最近ちょこちょこと落葉が見られるように。

実は9月上旬頃にも僅かな落葉が見られたのですが、その時に調べてみたところ、正常な状態のブドウだと落葉は11月頃が普通なんだとか

それよりも早い時期に落葉する場合は、栄養や水が不足するといった何かしらの原因があるようです。え?まじで?

9月の時はびっくりして急いで肥料や水をじゃんじゃん与えた結果、そのお陰かどうかは分からないけど落葉は僅かで済みました。本当に、良かった…。

 

そして今回また落葉が見られたわけです。まだ11月じゃないけど、10月下旬だからほぼ誤差の範疇?そうだと信じたい!

観察しておりますと、イチョウやモミジのようにバーっと短期間で落葉するわけではなく、木の低い方から徐々に落葉しているようです。こういう落葉の仕方ってまさに低栄養時なんかで樹が自ら葉っぱを減らす時の落葉って感じがするんだけど、もうすでにどうこうできる時期でもないので、気にしない。ほとんど11月だもん…。

 

落葉していない葉っぱの多くも、このようになにやら不健康そうな色になっちゃっています。不安になって近所のブドウ農園を見に行ったら同じ感じっぽかったから、きっと問題無いはず。…問題、ないよね?

 

健康そうに木質化してて一安心

今年のブドウ栽培では不注意で枝を折ってしまって樹液が止まらなくなってしまったり、昨年伸びた枝からは全く新芽が出なかったり、内部にアリが住みついてしまったり、まぁいろいろありました。本当に、いろいろあったのです。害虫はほとんど付かなかったことだけはラッキーだったけれども。

数々のトラブルがあった一方で、新しく伸びてきた新梢はあれよあれよと伸びていき、目標としていたパーゴラにしっかりと乗ってくれました。まだまだスカスカだけど、自宅に念願だったブドウ棚が出来た!素敵!

 

そして、今年伸びた新梢はしっかりと木質化してくれています。

ブドウの樹ってこうやって木質化しないと寒さに弱くなっちゃって、冬の時期に枯れてしまう原因となってしまうのだそう。今年問題起こしまくりのこのピオーネもこうやってちゃんと木質化している点では安心なので、落葉の方はそれ程気にしなくても良いのかも。

木質化した表面はこのようにすっべすべのツルツル状態。若いって良いね!

 

一方で、同じ樹でも以前から木質化していた部分はこんな感じでガサガサ。全然状態が違うでしょ?

ブドウの樹は年をとるほどにこのように表面がささくれ立ってくるのです。このササクレは害虫の隠れ家になっちゃったりするので、厳寒期を過ぎた時期にでもそぎ落としてやる必要があります。3月くらいにまたその作業を行うとしましょう。

 

最近のデラウェアの様子

落葉はまだみたい

ピオーネはちょこちょこ落葉しているのですが、デラウェアはまだ全く落葉していません。それどころか葉っぱの色も全然変わってません。すっげー、緑。

ということは、ピオーネの落葉はやっぱり早いんじゃ…?

とうっかり思っちゃいそうですが、きっと品種によって違うんですよ。もう気にしても仕方がありません。今朝見たNHKのニュースでは、シャインマスカットなんてまだ収穫前だって言ってたしね(山を降りてきた熊に食べられて大変らしいですよ)。

 

ウリハムシがやってきた!

デラウェアの葉っぱをよく見ると…いや、よく見ないでもびっしり付着しているお客さん。

 

こいつらはウリハムシ?

ウリハムシはその名の通りウリ科の植物にやってくる害虫のはず。ゴーヤとかキュウリとかカボチャですね。

でも、ブドウはウリ科じゃないのに一体なぜ?見たところ特に食害されているわけでもないですし、本当になぜこんなところにいるの?付着しているのはデラウェアだけで、すぐ近くのピオーネには1匹もいなかったのがますます不思議な感じ。

その答えをウリハムシが教えてくれるわけもないので、キンチョールをシュシュっとして追っ払っておきました。収穫時期も終わってますからね。顕著な効果は期待して無かったけど、見た感じかな〜り効いてる様子でした。化学の力は偉大ダ!

もちろん殺虫剤は植物にも有害ですから、すぐに水で丁寧に洗っておきましょう。

 

今年のブドウ栽培ももうすぐ終わり

というわけで、本日はここ最近の我が家のブドウの様子のご紹介でした。

ブドウに限らず、落葉のタイミングって適切なのかどうか不安になっちゃいますよね。樹が冬に備えて葉っぱを落としているなら全然問題ないんだけど、水切れや肥料切れで落葉している場合は、つまり枯れてるってことですからね。放っておくと、ヤバいのです。

我が家のピオーネの落葉はちょっとタイミングが怪しいですが、我が家の様子が少しでも皆様も参考になれば幸いです。

とはいうものの、今年のブドウ栽培ももう終了間近。もし落葉が通常より早かったとしても、今更どうしようもありません。

気が付けば芽のような膨らみも出来ているようにも見えますので、おそらく冬に向けて順調に準備を整えてくれている感じ?ブドウは喋ってくれないので、そう信じるしかありませんね。

今年は目標とするパーゴラの高さまでしっかりと成長してくれましたので、目標は達成したといえるでしょう。

来年の目標は、本格的なブドウ棚を作ることと収穫量を上げることかなぁ。

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