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当ブログはDIYネタを主に扱うブログなんですが、そんなブログにおいて空気を読まずにちょこちょこ出てくるのがカメラネタ。
最近は小型なのに手軽な操作性でそこそこ高性能なカメラをスマホが当たり前のように備えているせいで、カメラってすっかり斜陽産業となりつつありますよね。なので、きっと興味のある人なんて少ないんだろうなぁ…って思いながら毎回カメラネタを投稿しているんですよ。実はね。
でもやっぱりブログ用の写真を綺麗に撮影したり、DIY作業を鮮明に記録するにはちゃんとしたカメラの方が圧倒的に有利。そして何よりわたしはカメラが好きなので、皆様が興味がなくてもカメラネタは今後もちょくちょくでてきます。皆さんも、是非カメラを買いましょう!
というわけで本日も空気を読まないカメラネタなわけなんですが、取り扱うのはカメラ本体やレンズではなく、それらを運搬するための鞄、カメラバッグです。
本日は最近新たに購入したカメラバッグ、Peak Design エブリデイスリング 3Lのご紹介です。
今回紹介するアイテム
商品名:エブリデイスリング 3L
メーカー:ピークデザイン(Peak Design)
購入価格:10,127円(税込) 高いよね…
結論:ピークデザインらしいシックなデザインは日常使いにぴったり!ただし、収納できるカメラのサイズには注意が必要です
あぁ素晴らしきかなピークデザイン製品
カメラ好きじゃないと絶対知らないけど、カメラ好きなら大抵の人は知ってる有名鉄板メーカー、ピークデザイン(Peak Design)。
特に有名な製品はカメラを鞄などにワンタッチで固定できるキャプチャーや、ストラップ取り付け部品のアンカーなのでしょうが、他にもカメラバッグ類などもラインナップしています。
例えば、アンカーはカメラストラップを簡単に脱着できる超便利なド定番アイテム。クラシカルなデザインの富士フイルム X-E3との相性はダメダメだけど、便利過ぎるからどうしても使ってしまうんですよね。カメラにストラップをつけたままにしておくと、何かの拍子にストラップを引っ掛けてしまってカメラを落下させてしまう危険がありますから(何度も経験あり)、使用時以外はストラップは絶対外した方が良いと思ってます。
そんなピークデザインの製品なんですが、わたしは以前からカメラバッグであるエブリデイスリングの10Lを愛用中。
カメラバッグって”いかにもカメラバッグ!”って感じのデザインの製品が圧倒的に多いんですが、こいつはシックで普段使いできるようなデザインなのが特にお気に入りなポイント。
それでいてパナソニックの超望遠レンズ(LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm/F4.0-6.3)や富士フイルムの大三元望遠ズーム(XF50-140mmF2.8 R LM OIS WR)といった大柄なレンズを装着したカメラがスッポリ収まってもまだ少し余裕があるほどの収納力があるんです。
普通のお出掛けでカメラやレンズを大量に持ち運ぶことなんてまずないから、よっぽどのことがない限りこのバッグ一つで大抵のカメラ+レンズのセットを気軽に持ち運べるのです。普段使いとしては超優秀なカメラバッグと言えるでしょう。
エブリデイスリングの3Lを追加購入したんです
エブリデイスリングの10Lタイプはとても優秀なんですが、一方で収納力が抜群なだけに小型のカメラセットを持ち運ぶにはちょっと容量を持て余し気味。
容量ダダあまりのバッグで空気を運ぶのもアレだし、必要がないのならファッション的にも鞄が小さいに越したことはありません。なので、より身軽なお出掛け用に追加で3Lタイプも購入することにしたんです。小型のカメラバッグとしては結構お高いので実は以前からかなり悩んでいたのですが、10Lタイプで造りの良さは実感していますからね。きっと満足できる…はず?
というわけで手元にやってきました3Lタイプ。以前10Lタイプを購入した時からリニューアルがあったみたいで(V1⇒V2。VはバージョンのVらしいです)、3LタイプはこのV2から追加された新サイズとなります。また、リニューアル時にデザインがシリーズ全体で変わっています。カラーは同じアッシュを選んだんですが、こうやって並べると色調は結構違いますね。
基本的な造りはリニューアル前のV1 10Lタイプと同じみたいで、内部を2段に仕切ることができる便利な仕切りは健在です。
この仕切りを考えた人って、頭いいよね!
以前のV1 10Lタイプと違い、ショルダーベルトに取り外し可能な金具が装着されました。これはショルダーバッグとウエストバッグの2wayで使用するための切り替え機構らしく、3Lタイプと6Lタイプに採用されています。なんだか豪華になったみたいでこの金具は全然悪くないんだけど、ウェストバッグで使うことは絶対ないだろうな…。この機能、いる?
質感がちょっとイマイチになってませんか?
全体的な形が変わっていたりする点の評価は各々の好みによりますからどうでもいいんですが、あれ?リニューアル前のV1と比べるとV2って安っぽくなってない?っていうのが開封直後の率直な印象でした。
ファスナーにくっついている持ち手部分一つとっても、以前はよくわからないけどなんだかしっとりとした素材にしっかりとPeak Designのロゴが入っていたんですが、V2は安っぽいナイロン素材のものに(左:V1 10Lタイプ、右:V2 3Lタイプ)。もちろん強度的には問題無いんだろうけど、ロゴは当然ありません。
しかも新品なのに縫い糸がほつれてピロピロ状態。品質管理は大丈夫なのでしょうか。
持ち手部分もレザーじゃなくなってしまいました(上:V1 10Lタイプ、下:V2 3Lタイプ)。口コミなんかを見ておりますと、この点を指摘する人は結構多いみたいですね。
あと、個人的にはV1では付属していたベルトの緩み防止のパーツがV2では付属しなくなったのは残念。これはコストダウンとかではなくて単純にバックルの変更で緩み止めが必要なくなったからだと思うんだけど、この緩み止めって余ったベルトをピシッと収納しておく役割もあったみたいなんで、これがないV2は余ったベルトがピロピロしてちょっと気になるんですよね。
カメラを入れたらこんな感じ
外観や質感も重要だけど、なんてったってカメラバッグなんだから、カメラの収納具合が最も大切。
まず、カメラの出し入れに関しては結構いい感じ。開口部はダブルジッパーでしかも側面までガバッと開くタイプですから、出し入れは結構やりやすいです。
しかしながら、最大の問題はバッグの容量。
いや、3Lという最も小さいサイズのものを選んでおいてこんなこと言うのもアレなんですが、3Lという容量は思っていたよりも少ないです。10Lタイプはなんでもこい!っていう頼もしさがありますが、3Lタイプは本当にミニマムって感じ。安っぽい素材であれば無理矢理物を詰め込むこともできるでしょうが、このカメラバッグは造りがよくて各部がしっかりしているので、あまり物を強引に突っ込むことができません(伸びたりしない)。この点もより容量が少なく感じる理由でしょうね。
G9PROの場合
どれくらい容量が少ないかというと、L型プレートとM.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0を取り付けたG9PROが本当の本当になんとかギリギリ収まる程度。いや、ジッパーがギリギリ閉まらないから、正確にはアウトなんだけどね。ここまでギチギチだと他のものは何も入りません。造りのいい仕切りとか、一切意味ありません。開口部がでかくても、パツパツすぎて簡単に取り出せません。せっかくのピークデザイン製品の良さが台無しだ!
最近付けっぱなしレンズと化しているLEICA DG VARIO-SUMMILUX 10-25mm / F1.7を取り付けるともう絶対無理。
そもそも、G9PROのボディ単体でもこんな感じなんですから。これに財布なんかを入れたらもうかなりパンパン。つまりG9PROの場合、ほとんどのレンズを装着すると他の物はほぼ入れることができなくなると思っておきましょう。
G9PROはマイクローフォーサーズとしては大柄だけど、一眼カメラとしては決してでっかい機種ではありません。3Lという容量なので当たり前なんですが、大きなカメラを持ち運ぶには全く向いていないと言えるでしょう。
X-E3の場合
一方で、富士フイルムのX-E3だとレンズを装着した状態でも他のものを入れることができます。小型カメラとの相性は間違いなく抜群ですから、こういう機種だと10Lタイプよりもずっと使い勝手は良いでしょうね。
GM1の場合
小さすぎるカメラであるGM1だと3Lでもダダあまり。容量の半分以下で済みます。GM1は古いカメラですが、現行機種のGFシリーズでも似たような感じになるでしょうね。
まとめ。小さいことは良いことだ!
というわけで、本日はPeak Designのエブリデイスリング 3Lのご紹介でした。
最近はこの鞄にX-E3かGM1と財布なんかを忍ばせ、ポタリングやコーヒーライドに出掛けたりもしています。自転車に乗っている時は少しでも荷物を減らしたいですから、10Lタイプよりも3Lタイプの方が断然使いやすいんですよね。
デザインについては少しばかり文句もありますが、リニューアル前のV1にはこの3Lタイプは存在していないので、コンパクトなエブリデイスリングが欲しい人はこれ一択となります。
このカメラバッグで気軽にお出掛けしたいって人がごっついカメラを持ち出すとも思えませんが、その小ささ故に収納するカメラとレンズの種類はかなり制約を受けます。これ一個で全てをこなすような使い方には全く向いていない点には注意が必要です。