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『オリンパス M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO』レビュー!マイクロフォーサーズ便利ズーム最高峰の実力はいかに!?

2020年7月6日


先日、オリンパスがカメラ事業から撤退という衝撃的なニュースが流れてきましたね。カメラ好きからするとびっくり大仰天!

わたしは現在オリンパス製品はレンズ2本だけしか所有していませんが、マイクロフォーサーズ規格の製品をバンバン出してくれるので本当に頼もしく感じておりました。パナソニックも最近はフルサイズ中心だし、この先マイクロフォーサーズはどうなってしまうのでしょうか…。動画撮影には本当に便利なシステムなのに!

さて、今回はそんなオリンパスの製品、M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PROの紹介です。こちらはわたしが所有する2本のオリンパス製レンズのうちの1本。

購入したのは随分前ですが、コロナ禍による自粛期間中にたくさん試すことが出来ましたので、わたしが感じたことを中心に紹介させて頂きたいと思います。

今回紹介するアイテム

商品名:M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

メーカー:オリンパス

購入価格:¥152,890(税込)むっちゃ高い…

結論:これ1本で大抵のものは撮影出来るけど、これ1本だけっていうのはやっぱり厳しい

 

12-100mm F4.0 PROはこんなレンズ

便利ズームと呼ばれることも多い高倍率ズームに分類されるレンズ。高倍率ズームレンズはそれ一本でほとんどのシーンに対応出来る便利さを強みとしますが、その一方で画質は無難なものや不満が残るものになりがち。

わたしもパナソニックの便利ズームLUMIX G VARIO 14-140mm / F3.5-5.6 ASPH. / POWER O.I.S.を長らく使っていますが、オリンパスPROシリーズや富士フイルムのレンズで撮影出来るようなハッとさせられる写真が撮れた経験はありません。また、テレ側の画質はちょっと緩いなぁって感じることも。

その代わりコンパクトで持ち出しやすく、広い焦点距離に対応していてとても便利なので、総合的には良くできたレンズだと感じています。

 

今回ご紹介するM.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO(以下12-100mm F4.0 PRO)は14-140mm F3.5-5.6と同じく高倍率便利ズームレンズなのですが、コンパクトさよりも画質を重視したやや方向性の異なる製品。

フルサイズ換算で24mmから200mmをF4通しの明るさでカバーするレンズなので、所謂小三元の標準ズームと望遠ズームを合体させたようなスペック。

オリンパスの高級ラインアップであるPROシリーズであることに加え、各種口コミでも悪い評価はほとんど聞かないという大人気レンズ。これは否が応でも期待が膨らんじゃう!

 

外観はこんな感じ

オリンパスのPROシリーズ共通のデザイン。パナソニックのLEICAシリーズ(パナライカ)と違ってレンズフード取り付け部などは結構プラスチック感が強め。質感はパナライカシリーズの方が高いからちょっと残念だけど、レンズの質感で写真が変わるわけでもありませんしね。

 

ズームリングはオリンパスらしいローレットパターンで、ひんやり金属製。ゴム製のズームリングがイマイチ好きになれないわたしもこれには大喜び。ピントリングも金属製ですが、こちらはローレットパターンではありません。

 

そして、あると嬉しいフォーカスクラッチ。AFとMFを瞬間的に切り替えることが出来る便利機能!・・・まぁ、実際のところわたしはあんまり使いませんが、ガッチャンっていう機構がメカメカしくて大好き!ついつい意味無く動かしてしまいます。

オリンパスのフォーカスクラッチは富士フイルムのものと違い、AF時はクルクル無限に回り続けるのに、MF時はちゃんと回転制限が設けられる造りなんです。ほんと、良く出来ていますよね~。

 

このズーム倍率ですから流石にインナーズームではありません。その為、結構、伸びます。あんまりかっこよくないけど、まぁ、レンズの見た目で写真が変わるわけじゃありませんしね…。

 

他のレンズと比較するとこんな感じ。

左から、パナライカ12-60mm F2.8-4.012-100mm F4.0 PRO、そして40-150mm F2.8 PRO。F2.8通しの望遠レンズである40-150mm F2.8 PROが大きいのはまぁ当然なんですが、12-100mm F4.0 PROも結構大きいのがお分かりになるかと思います。

 

カメラにつけるとこんな感じ

デ カ い 。

デカいデカいと聞いてはいましたが、やっぱりデカい。

そりゃ小三元レンズ2本分と考えれば十分コンパクトなんでしょうけど、絶対評価をすればデカすぎます。GFシリーズやPENシリーズに取り付けて街中に持ち出すようなレンズでは決してありません。

冒頭でご紹介した14-140mm F3.5-5.6は10倍ズームでありながらとてもコンパクトでしたから、画質とF4通しの明るさを実現するのが如何に大変かがよく分かります。

 

パナライカ12-60mm F2.8-4.0と比べたらこんな感じ。

スペック上のサイズは全長が30mm程度違うだけで大したことが無いように感じますが、実際に手にしてみるとその30mmが結構大きいんですよね。また、サイズ以上に大きな問題となるのが重量。重量は561g・320gと1.75倍。1.75倍ともなるとずっしり感がまるで違います。12-60mm F2.8-4.0と違って、付けっぱなしの常時使いをするような気にはわたしはなれそうにありません。

 

写真撮影性能はどんな感じ?

オリンパスのPROレンズなのですから、これに関してはわたしがどーのこーの言えるものじゃありません。

わたしのようなライトユーザーなら全く不満は無いでしょう

具体的にどう違うかは未だに上手く表現出来ないけど、パナライカよりもかっちりとした雰囲気の写真が撮れる印象。40-150mm F2.8 PROも同じような印象を抱いたから、これがきっとオリンパスの特徴なのでしょうね。

 

結構寄れますので、撮影物を思ったよりも大きく写すことが出来ます。流石にマクロレンズ並みとは言えないけど、普段使いには十分すぎる程の接写性能。本当にオールマイティーなレンズなのですね。重いけど。

 

ただし、いくらオールマイティーと言ってもあくまでもフルサイズ換算24-200mmのレンズ。近付くと逃げてしまうネコさんは、これくらいが限界でした。

フルサイズだと200mmは望遠レンズにカテゴライズされるような焦点距離ですが、望遠に強いマイクロフォーサーズの場合フルサイズ換算200mmはまだまだ標準ズームの範囲内。子供のイベントなんかでも、200mmじゃ全然足りません。最低でも換算300mmは欲しいところ。

12-100mm F4.0 PROが便利なレンズであることは間違いないんだけど、これ1本でなんでもかんでも、というわけにはいきません。遠くのものをもっと大きく写したい場合は、素直に望遠レンズを使いましょう。

 

光源を積極的にレンズに入れても、ゴーストの発生はあまり起こりませんでした。積極的に絞ることはあまりしないからわたしは気にならないけど、光芒はあまりシャープなタイプでは無さそうです。

 

動画撮影性能はどんな感じ?

わたしがこのレンズを購入した最大の目的は動画撮影。

例えば子供の運動会でのトラック競技や全体でのダンスなんかだと、必要とされる焦点距離の範囲が広すぎて望遠レンズだけでは上手く動画撮影が出来ないのです。写真ならレンズ交換したりカメラを複数台使うことで対応出来るんですけどね。

そんな場面でも、焦点距離の広い12-100mm F4.0 PROならばっちり。

いろいろ試してみた結果、AFの食いつきも速度も不満は無いし、肝心な画質も全く問題無し。

オリンパスは”動画をメインにしたカメラは作らない”って言ってたけど、少なくともレンズは動画にもバッチリ対応しています。これまでの動画撮影でも同じオリンパスの40-150mm F2.8 PROを愛用してきたから、間違いないはず。

ただし一点相当気になったのが、ズームリングの硬さ

これは新品だからなのか、それともそういう仕様なのか、かなーり硬め。動画撮影時の滑らかなズーム操作はなかなか難しいです。使い続けている内に徐々にソフトになってきたような気もしますが…。

そういえば40-150mm F2.8 PROのズームリングも途中で引っ掛かるようなポイントがあるし、動画撮影を重視していないことがこういうところに現れているかもしれませんね。

 

まとめ

よい点

1本で広い焦点距離をカバーしつつも画質には全く文句無し!動画もばっちり!

気になる点

デカい、重い、高価

評判通り、デカさ・重さを許容出来るような使用用途なら素晴らしいレンズだと思います。画質面ではわたしは文句のつけようがありません。

しかしながら、その分お値段もなかなかお高め。いや、PROシリーズでしかも新しい部類なのですから当然なんですが、一般人がお小遣いでホイホイ買えるようなお値段ではありません。

旅行でレンズは1本に絞りたいけど画質は妥協したくない、幅広い焦点距離の動画を撮影したいといった、使用用途が明確な人向けなレンズだと思います。

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