家具製作

素人が挑むPCデスク製作。配線収納ボックスの製作とデスクの組み立て・設置


これまで使っていたPCデスクがテレワークなどにより手狭に感じるようになったことから、より広いデスクを目指して始めたDIYでのPCデスク製作。

前回は各パーツの製作とワトコオイルを使ったオイル塗装を行いました。ワトコオイル、すっげー臭いんですけど…

 

今回は配線収納ボックスの製作と、いよいよデスク本体の組み立て・設置を行います。

今回の作業

どんな作業? : PCデスクの製作(配線収納ボックスの製作とデスクの組み立て・設置)

使うもの前々回購入した材料、各種工具を総動員

必要な費用 : - (前々回揃えた材料を使用)

肉体行使度 : ★★☆☆☆(2)組み立て式にしてるから、大きさの割に搬入・設置は楽チン

言いたいこと :いよいよ組み立て作業!思い描いていたものが形になるのは本当に楽しいですね。DIYの醍醐味です。

 

平打天板止の取り付け

臭い臭いと繰り返し文句ばっかり言っているワトコオイルですが、ウエスで拭き取ってから数日間放置しているので一応しっかり乾いている様子。まだまだ強烈に匂いは残っているけど、匂いが消えるのを待っていてはいつになるのか分からないので、次の作業に取り掛かりましょう。

次に行う作業は、天板を固定する金具である平打天板止の取り付け

平打天板止には天板を固定する長穴の向き違いで縦穴と横穴の2種類あるんですが、その長穴が天板の木目方向と直角になるように取り付けます。この長穴で湿気等による天板等の収縮を吸収してくれるらしいけど、そんな効果本当にあるんでしょうかね?

取り付けビスの頭が平打天板止金具よりも飛び出してしまっては、天板を傷めたり幕板と天板との間に隙間ができてしまったりするので、取り付けビスの選定は慎重に。恐らく3mm以下のものを使用することになると思いますが、そういう小さなネジはネジ頭を容易になめてしまいますので、作業はくれぐれも慎重に。電動工具じゃなくて手作業の方がいいと思いますよ。

 

配線収納ボックスの製作

今更なんですが、今回製作しているのはただのデスクではなく、PCデスクなんです。

PCデスクということは、パソコン本体やモニター、周辺機器などの電源コードや接続ケーブルといった大量の配線類のことを考えないといけません。せっかくお洒落なデスクを作ろうと頑張っているのに、完成後配線丸出しっていうのも恥ずかしいですからねー。

そこで配線類を隠すための収納ボックスを天板の裏側に取り付けることに。

材料はデスクの脚と同じく安価な杉材を用意。今回のPCデスク製作では杉を多用してますが、杉ってSPF材のような規格木材よりもサイズが豊富でむっちゃ使い勝手がよいですね。安いし。

 

サクサクっと切断して、コード類を通すための穴をホールソーで開けます。

ホールソーって意外と使い道が多いので、なんだかんだで重宝しています。木工であれば安物でもちゃんと使えますから、安いセットものでも持っておけばきっと活躍するはず。ホームセンターでも簡単に入手出来ますよ。

ホールソーはその名の通りドリルではなくノコギリの一種ですから、一気に掘り進めるのではなく、ゆ~っくりと焦らず少しづつ削るイメージで穴を開けるのがポイントではないでしょうか。

 

そしてこんな感じでコードを通す穴が背面になるように組み立てるわけです。

底の平面部分は最近お気に入りのダボ接合で接合しました。治具のお陰で相変わらず美しい仕上がりですね。ダボ穴治具は間違いなくここ最近で買ってよかったものNo.1ですよ。

このボックスの組み立ては接着剤ではなく、木ネジを使用しました。板厚が薄いですから丁寧に下穴を開けないとすぐに割れてしまう恐れがありますが、上手にやれば木ネジで組み立てた方が頑丈になる気がします。もし接着剤だけで組み立てる場合は、内側の角部に補強用の木材を取り付けるなどの工夫をした方が良いでしょうね。

 

組み立てたら前回作った幕板に配線収納ボックスを取り付けます。採寸して作ってるのだから当然なのだけど、ピッタリと収まると気持ちがいい!

 

ヒンジとマグネットキャッチで開閉式の蓋を作ったら配線収納ボックスの完成です。配線類にとってホコリは大敵ですから、やっぱり蓋は必要でしょう?

 

PCデスクの組み立てと設置

それではいよいよPCデスクの組み立てを行いましょう。頭で思い描いていたものが形になるこの瞬間がDIYの醍醐味の一つですよね。

こちらが今回PCデスクを設置する場所。正面と側面に窓があるので、とっても開放的でわたしのお気に入りのスペースなんです。

幅は1,950mm程度なので、製作したPCデスクの幅である1,900mmよりちょっとだけ広い感じ。

 

なので、製作したPCデスクを組み立てるとこんな感じでほぼギチギチ状態になっちゃいます。設置場所に対してこれだけピッタリのものを作れるのはDIYの最大のメリットなんですが、ここまでギチギチだと完成した状態ではまず設置することはできません。だから、オニメナットなどで組み立て式にする必要があるんですね。

 

そして設置場所に対して50mmほど小さく設計しているのは、このような組み立て作業を行えるようにするため。

50mmあればなんとか組み立てボルトを差し込めるし、ボルトを回すための工具を動かすこともできます。でも、これ以上は無理。これがギチギチの限界なんです。

 

天板を取り付ける前の方が配線作業はしやすいので、面倒な配線類を配線収納ボックス内で接続しておきます。まぁ、組み立て後はほぼ見えませんからここは適当で…。もちろん、天板取り付け後も配線収納ボックス内は自由に触れますよ。

 

そして、お待ちかねの天板をどーんと乗っけて、裏側から木ネジで固定したらいよいよPCデスクの完成!!

…と言いたいところなんですが、あと少し作業は残っておりますので、完成はもうちょっとだけお待ちください。

それにしても、屋外でも気になっていたワトコオイルの匂いですが、室内にデスクを持ち込むとその匂いが室内に充満して一層気になります。一年で一番寒い時期だというのに、しばらく換気のために窓を開けっぱなしにする必要がありそう…。

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