家具製作

DIYで作った飾り棚の延長とダボレールの取り付け。家具はやっぱり組み立て式が便利

2020年12月1日


今回の作業

どんな作業? : 以前製作した飾り棚の改造(延長)

使うもの : トリマー、ドリル、スライド丸ノコ、ディスクグラインダー、サンダー、ダボレール、各種木材、各種ネジ・ボルト、オニメナット

必要な費用 : ダボレール代 1,200円 他は余っていたものを使ったので不明

肉体行使度 : ★★☆☆☆(2)体力的には楽だけどトリマーの粉塵がヤバい!

言いたいこと : トリマーは使いたくないけど、使わないとできない作業が一杯。完成度を上げるには必要不可欠な道具です。

 

DIYで作った棚を延長します

こちら、当ブログに時々登場してきます飾り棚。

この棚はわたしの家具DIYの記念すべき第1号作品。今見ると完成度がイマイチに感じる箇所も多いんですが、第1号ということもあってかなり思入れのある1品なんです。材料は2×6のウェスタンレッドシダーと1×6のSPF材というシンプルなもの。ホームセンターで入手出来る道具と工具だけで作れちゃいますよ。

 

ところで、この棚は製作してから7年ほど経過しておりますが、実はまだ未完成状態なんです。

製作時は家の中の家具の配置がまだ決まっていなかったこともあり、画像右側(赤枠部分)はわざと作っていなかったんですね。DIYで棚を作ることの最大のメリットは自分好みの寸法を作れることだと思っているので、家具の配置が決まってから設置場所にピッタリと収まる寸法で仕上げたかったのです。それでも7年はちょっと放置し過ぎちゃいましたが、家具の配置って子供の成長と共に変わっていくので一発で決めるのはなかなか難しいんですよね。

 

固定式の棚板は大入れ加工で取り付け

というわけで、早速作業を開始。

今回製作する棚では棚板を使い勝手の良い高さ調整式(可動式)にするつもりなんですが、両側の棚柱(縦向きの木材)を連結するために2枚だけ固定式の棚板も設置します。する必要が、あるんです。

固定式の棚板を設置するのであれば、必ず行いたいのが大入れ加工

棚柱に棚板の厚みと同じ幅の溝を掘って、その溝に棚板を嵌め込む加工のことです。ただ単純にネジで棚板を固定するよりも耐荷重がアップするというメリットがある他、見た目も良くなりますよ。手間は掛かりますけどね。

まずは棚柱に溝を掘るために印付け。単純に鉛筆で線を引いただけです。

 

そして、適当な板材でトリマー用のガイドを現物合わせで設置。

以前はアルミ材などで格好いい治具を作ってみたりもしましたが、汎用性や使いやすさを考えるとこういう適当な端材を都度組み合わせた方がずっと効率的だということに気が付いてしまったのです。

どんな作業を行うにしても、しっかりとしたクランプはたくさんあった方が絶対便利ですよ。

 

そういえば、組み立てた家具にトリマーで加工することは人生初体験。普通は地面や作業台に木材を固定して加工しますからね。

うまくできるかちょっと心配でしたが、ガイド代わりの木材が頑張ってくれたお陰で思っている以上に綺麗にできました。実はガイド代わりに使ったウリンの薄板は本当に使い道が無くて困っていたものなんですが、薄いのに丈夫なのでガイドとしてはとても優秀です。

 

こんな感じで棚板が収まるわけですね。大入れ加工だと棚板の荷重を棚柱が直接垂直方向で支えるので、荷重に対して強いのです。見た目もなんだかいい感じでしょ?

ここの嵌め合い勘合がキツイと棚柱や棚板が割れるってよく聞くので、棚板の厚みに対して棚柱の溝はちょっと余裕を持たせておきました。ちょっと、余裕持たせすぎちゃった?

ちなみに、わたしが溝を掘る時に使っているトリマーはRYOBIのTRE-40。もう少し、いや大幅に音量を抑えて欲しいんだけど、音の大半は木が削れる加工音なのでどうしようもありませんね。便利なんだけどなぁ。

 

オニメナットで組み立て式にしよう

もちろん棚柱に棚板を差し込んでいるだけではしっかり固定できないので、木ネジ(コーススレッド)やボルトを使って横方向から固定することになります。

ウェスタンレッドシダーやSPF材はソフトウッドなので下穴を開けなくても木ネジを取り付けることはできますが、特に1バイ材のSPF材は割れやすいので、面倒臭くても下穴は開けた方が絶対に良いですよ。

 

今回は組み立て式にできるよう、木ネジではなくオニメナットとボルトを使用することに。

わたしはオニメナットが大好き。

手間は掛かるけど、オニメナットを使うことで家具を組み立て式にすることができます。組み立て式だと運搬や設置作業が圧倒的にやりやすいですからね。そもそも家具の大きさによっては組み立て式じゃないと設置場所まで運べないことも。

これがオニメナット。

ホームセンターで売っているサイズだとM6サイズが一番大きいみたい。M6のボルトってなんだか細く頼りなく感じるかもしれませんが、大入れ加工しているお陰で棚板の荷重自体は棚柱が支えてくれますので、この細さでも全然大丈夫でしょう。なんならもっと細くてもいいくらい。

オニメナットの使い方はこちらの投稿で詳しくご紹介しておりますので、よろしければどうぞ。

 

さきほどの空けた下穴は木ネジだとなんら問題はないのですが、M6のボルトを通すにはあまりに細すぎるので6mm径まで拡大。

ただ、M6のボルトに対して直径6mmの穴ではボルトを差し込むのがキツすぎますし、棚板の方の加工にもかなりの精度が必要になっちゃいます。多少位置調整できるように8mmくらいの穴の方が良いかもしれません。

 

棚柱の棚板を取り付ける方の逆側には10mmの座掘りビットで座掘り加工。ところが、加工順序を間違えちゃったので全然芯が出ません。加工面も荒れ荒れ。6mmのボルト穴を開ける前にこの作業をするべきだったなぁ。大失敗です。

 

座掘り加工をすることで、このように取り付けボルトの頭がすっきりと収まります。ボルトの頭が木材の表面よりも飛び出していたら邪魔ですもんね。完成後に棚板の上に置いた本とかに、飛び出たボルトの頭で傷がついたら絶対嫌ですもんね。

加工順序を間違えちゃって荒れ荒れになっちゃった座掘り加工の加工面がやっぱり気になりますので、後で削ってなんとか見栄えを良くしましょう。

 

棚板は設置場所の都合上、このような変形形状に。

棚板の大部分は可動棚になるのですが、まずは棚柱を組み立てるのに必須となる2枚の固定式の棚板から製作します。

材料は1×8のSPF材。棚板に使うような薄い木材だとホームセンターでもいろんな木材が売っていますが、加工のしやすさはやっぱりSPF材が一番。柔らかくて加工しやすいっていうのもあるけど、無垢材なので切断したり研磨してもトラブルが起こり辛いっていうのがお気に入りポイント。集合材は接着剤などの影響かもしれないけど、切断面などが荒れやすい印象が強くてどうも苦手意識があります。

 

棚柱の方にはボルトを取り付けるための加工を行ったので、棚板の方にはボルトを固定するためのオニメナットを取り付けましょう。

まずはオニメナットのパッケージに記載されている通りに下穴を開けます。SPF材は柔らかいので、指定の下穴よりもちょっと小さい寸法の下穴でも全然問題ありません。指定サイズのドリル刃が都合よく家にあるわけじゃないですからね。例えば下穴径8.5mm指定の場合なら、わたしは8mmのドリル刃で下穴を開けちゃう感じです。

 

これは棚板じゃなくて棚柱ですが、オニメナットを取り付けたらこんな感じ。下穴の深さでオニメナットの取り付け位置が決まるので、下穴は径よりも深さの方が重要。とっても重要。

ところで、棚板だけではなく棚柱にもオニメナットを取り付けているのは今回の作業がただの飾り棚の延長だけではないから。こちらの作業はまた次の機会にご紹介します。

 

可動棚に必要なダボレールの取り付け

固定棚の加工が終わったところで、続いて可動棚の製作へ。

使用するのは毎度お馴染みダボレール。棚受けレールとかダボ柱、棚受柱、ガチャ柱なんて呼ばれることも。

いつもはスガツネ工業さんの製品を使っていますが、今回購入しようとしたらネット通販での入手性がすごく悪くなっていたので別メーカーさんの製品を近所のホームセンターで買ってきました。

 

ダボレールはこんな感じであれば木ネジで棚柱に固定するだけで簡単に取り付けることができます。だけど、これでは見た目がイマイチ。すっげーDIY感が溢れてくるので、わたし的には無いかな~。

 

そこでダボレールを取り付ける時は必ず溝を掘って埋め込むようにしています。

この作業でもトリマーが大活躍。というか、現実的にトリマーじゃないとできません。トリマーは騒音も粉塵も激しいからできるだけ使いたくない道具だけど、便利なんだから使わざるを得ない悩ましい道具。

 

ダボレールは数種類の長さのものが売っていますが、取り付け場所に対してちょうどいい長さってことはそうそうないでしょう。なのでちょうどいい長さになるようにディスクグラインダーでカット。ステンレス製品は電動工具じゃないと切断するのは結構大変。金属ノコギリを使った手作業でも切れなくはないけど、電動工具を強くおススメします。

 

ところで、今回購入したのはShimizu Artist Div.というメーカーさんの製品。調べたら、清水株式会社という金物メーカーさんのようです。

面白いのが、これまで使っていたスガツネ工業さんの製品と棚受け金具部の寸法は同じっぽいということ。左がスガツネ工業さんの製品で、中央と右が今回購入してきたものです。金具を共用できるのはユーザーとしてはありがたいですね。

ただ、全く同じというわけでは無くて、ダボレール取り付けネジのネジ穴位置と、棚受け位置を示す文字(数字とアルファベット)の2点が大きな違い。ユーザーとしては全然大した問題ではありませんね。

 

ダボレールを木ネジで取り付けました。やっぱりダボレールは埋め込んだ方が断然見た目が良いです。手間は掛かりますが、絶対にやる価値があると思いますよ。

ところで、ダボレールを取り付けるようなちっこいネジは電動工具で締め付けると簡単にネジ穴が潰れてしまします。できれば軽く下穴を開けてから、手持ちのドライバーで締め付けた方が良いでしょう。

 

無垢材は汚れても研磨でよみがえる

飾り棚の延長作業とは関係ないんですが、今回7年ぶりに屋外に引っ張り出してきたので、ついでの作業も少々。

それは汚れの除去。

子供が小さい時に様々な手段で汚してくれた場所がありますので、この機会にこれらの染みも綺麗にしてやりましょう。

 

方法は超簡単。研磨するだけ。

サンダーに#400くらいの紙やすりと取り付けて数分間ブイーンってするだけ。とっても簡単でしょ?

 

画像では少々分かり辛いですが、長年気になっていた染みが無くなりました。

こういった研磨による汚れの除去ができるのは無垢材ならではの特権。突板や化粧板ではこうはいきませんよね。高価ではありますが、市販品でも長く使いたい家具ならば集合材でもいいので無垢材にした方がよいと思っています。

 

まだまだ続くよ

加工が終わったので、早速室内に運んで設置作業を行いました。

諸々の問題により全体像はまだお見せ出来ませんが、ちゃんと寸法通りに仕上がっていて一安心。やっぱりぴったり収まるのは気持ちがよいものです。これぞDIYならではのメリットですね。

まだ棚板も全然足りませんし、この飾り棚にドッキングする部分の製作も丸々残っておりますので、続きはまた次回。今年中には仕上げて気持ち良く年を越したいところです。

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