家具製作

2時間でできる!無印良品製の学習デスクにDIYで机上ラックを作ろう!


今回の作業

どんな作業? : 無印良品製デスクに取り付ける机上ラックの製作

使うもの : SPF材(1×10,1×6)、エゾ松材

必要な費用 : 2,000~3,000円程度

肉体行使度 : ★★☆☆☆(2)大変な作業は特になし。所要時間は2時間程度です。

言いたいこと : わざわざ学習デスクを買わなくても、お好きなデスクをDIYで学習デスクのようにすることはかなり簡単

 

無印良品のデスクを学習デスク化しよう

今年の年始にはテレワークなどに対応できるよう、材料にこだわったPCデスクを製作したのは以前ご紹介したとおり。

PCデスクはほぼ毎日使っていますが、しみじみ思うのはやっぱり素材ってとっても重要なんだなということ。ウォルナットのサラサラとした肌触りと高級感のある外観は、思わずうっとりさせてくれます。作って、本当に良かった!

さて、今回もデスクに関するDIYネタなんですが、扱うのはわたしのPCデスクではなく、子どもの学習デスクです。

とはいうものの、子どもの学習デスクはDIYで作ったものではなく、既製品を使っています。

これは無印良品の「パイン材デスク幅86cm」という商品。市販の学習デスクの多くってプリント合板だったり突板だったりして、質感が気に入るものがなかなかなかったんですよね。せっかく購入するからには、末永く使える質感の良いデスクが欲しい…そんな観点でデスクを選んだ際、お値段とのバランスが最も良かったのがこの製品でした。無垢材にも関わらず、税込み15,900円という圧倒的な価格の安さが素敵。セール期間で購入したから、10%オフとさらにお安く購入できちゃいました。まぁ、実際に手に入れて隅々まで見てみると価格の安さが造りに現れている箇所もありましたので、予算に余裕がある場合は同じ無印良品製品でもオーク材のものを選んだ方がいいでしょうね。

さて、そんな無印良品のデスク。シンプルで汎用性の高い形状をしているのがとっても素敵なんですが、子どもの学習デスクとして使用するには圧倒的に収納スペースが不足しています。そんな収納スペースを増やすため、学習デスクでは定番ともいえる机上ラック(本棚)を追加で製作してやりましょう。

 

材料は安価でお手軽

材料はSPFの1×10材がメイン。それに少量のSPFの1×6材、適当な集合材、エゾ松の角材なんかを用意しました。

1×10材が最も高くて1,500円程度。その他の材料は木材の種類によって結構変わりますが、安価な杉だと数百円程度で購入が可能です。全て近所のホームセンターで買ってきました。とってもお手軽です。

 

製作作業もシンプル

それでは早速製作に移りましょう。使用するのは卓上丸ノコ、電動ドリル、プラスドライバー、サンダー程度です。

まずは机上ラックの土台部分を合板から切り出し。中央の丸くくり抜いている部分はホールソーで穴あけをしているのですが、これはデスクの角っこ部分を傷めないようにするため。…なんですが、そんな効果が本当にあるのかは怪しいし、もし机上台の取り付けでデスクが痛むようなら、接触面にフェルトシートでも貼っておけばよいだけなので、この加工は正直全然省略できると思います。

 

先程の土台パーツを、天板となるSPFの1×10材に接合。接合は最近めっきり好きになったダボ接合で行っていますが、学習デスクって子どもの成長や使い勝手の改善で後々改造する可能性がとても高いので、分解しやすいようにただのネジ留めの方が良いでしょう。つまり、わざわざ手間の掛かるダボ接合なんてする必要がありません。皆様は楽チンなネジ留めでやって下さいね。

 

ブックスタンドを兼ねたデスクとのドッキングパーツを側面に取り付け。ただの1×6の板ですが、少しでも見栄えがよくなるよう、一応斜めにカットしておきました。斜めのカットってスライド丸ノコがあれば楽チンなんですが、なければちょっと手間が掛かるんですよね。もちろん、四角の方が好き!って人は、そんな手間は不要です。

 

本が後ろ側に落ちないようにするための角材を取り付け。見えない部分だから手抜きのネジ留めです。

なお、SPF材や杉のようなソフトウッドは柔らかいので下穴を打たなくても木ネジを取り付けることは可能ですが、こういう細い部分や薄い部分に下穴無しで木ネジを打つとかなりの確率で木材が割れてしまいます。そうならないよう、たとえ手抜き作業であったとしても下穴開けは必ずおこなうようにしましょう。大切なことですよ。

 

最後にデスクや壁と接する部分に保護用のフェルトシートを貼ったら完成です。デスクや壁紙に傷が付くのが嫌なわたしにとって、このフェルトシートは必需品。神経質ですかねぇ?

 

あっという間に完成

というわけで、無印良品のパイン材デスク専用に製作した机上ラック(本棚)の完成です。所要時間は2時間程度。かなりお手軽な作りです。元々はシンプルなデスクでしたが、これだけでなんだか学習デスクっぽくなったでしょ?

 

この机上ラック、デスクとの固定はしていません。デスクの上に置き、前後方向はデスクと壁との間に土台部分の一部を挟むことで、左右方向は側面のパーツで挟み込むことで、それぞれ動くのを抑制しています。言葉でお伝えするのはなかなか難しいな…。

 

こちらがデスク奥の様子。このように土台部分の一部がデスクと壁との間に入り込むようになっており、この部分を挟み込むことで机上ラックが動かないようにしています。なお、壁との間にこれだけの空間を設けているのは、カーテンの開閉をおこなえるようにするため。このような空間がなければ、学習デスクの上にカーテンが乗っかってしまい、なんとも不細工な感じになっちゃうのです。

 

机上ラック自体は最低限のシンプルな造りにしていますが、後々ブックスタンドがもっと欲しい!となった場合でも、簡単に追加することができます。好きなように追加工できるのが無垢材でできた家具のよいところですね。

 

お好きなデスクを簡単に学習デスクにできる

というわけで、本日は無印良品のパイン材デスクに専用の机上ラックを製作し、学習デスク化するという作業でした。

今回DIYで製作した机上ラックはおよそ2時間程度で制作でき、材料もかなり安価。実はこの机上ラック、基本的な造りはわたしのPCデスク用に製作した机上ラックとほぼ同じなんです。

こっちは側面にR加工をおこなったり、ワトコイルで塗装していたり、手間暇は掛かっていますけどね。

このように机上ラックは各部の寸法を変更すれば多くのデスクに応用することができるのです。つまり、市販の学習デスクでなかなか気に入るものがないとお悩みの方でも、これならお好きなデスクを学習デスク化できちゃいます。

製作時間の2時間程度で、材料もかなり安価。DIYに不慣れな方でも比較的挑戦しやすいと思いますよ。

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