皆様は机上台ってご存知でしょうか?
モニター台・机上ラックなどとも呼ばれているオフィス用品なんですが、簡単に言うとデスクの上に置く台のこと。その台の上にパソコンのモニターやノートパソコンを置くことで、デスク上のスペースをより有効活用しようっていうお便利グッズなのです。
わたしは同寮に勧められて職場のデスクでリヒトラブの製品を使い始めたことが机上台との出会いだったわけですが、実際に使ってみるとその構造のシンプルさとは裏腹になかなか便利じゃないですか!一度使うと、もう、手放せない!
そんな机上台の便利さを知ってしまうと、自宅のデスクにも欲しくなってしまうもの。しかしながら、机上台ってどうもシンプルでいかにもオフィス感漂うデザインの製品が多いんですよね…。
せっかくの自宅なのに、なんだかオフィスっぽいのも仕事を持ち帰っているみたいで嫌じゃないですか?
なら、どうする!?
もちろん、無いなら作っちゃいましょう!
ってなわけで、本日は自宅にぴったりな雰囲気になるように製作した机上台の紹介です。
ウェスタンレッドシダーで机上台を作っちゃおう!
当ブログで何度も紹介しておりますウッドデッキ・ウッドフェンス・パーゴラなどの製作記事からもわかるように、わたしは木の暖かい雰囲気が大好き。それは家の中でも同じで、家具類も極力無垢の木材で作られたものを揃えるようにしています。木目って、いいですよね。節って、いいですよね。
そんなわけで、当然机上台も無垢の木材で作ります。
作ると言ってもシンプルな構造のものですから、パーゴラ等の製作で使用したウェスタンレッドシダーの端材をL字状に組み合わせて足を付けただけ。ここまでの作業でわずか1時間程。とっても簡単。
木材同士の組み合わせは手の込んだ加工は一切しておらず、ザグリ加工をしてコーススレッドを打ち込んだけ。使用したのはノコギリ、ドリル、ドライバーだけ。
ウッドデッキ製作などで使用するハードウッドと比較するとソフトウッドのウェスタンレッドシダーは下穴を開けなくてもグイグイコーススレッドが入っていってくれるので本当に楽チン。木材の割れを防ぐ為にも下穴は開けておいた方が良いですが、ありとあらゆる加工が楽に感じます。
コーススレッドの頭が見えると流石に格好悪いので、いつもの方法でネジの頭は隠しています。
コーススレッドを埋め込む為のボンドが乾燥したら、ノコギリで余った丸棒を切断。このネジ隠しは簡単な割に効果は絶大なので、是非ともおススメしたい作業です。”日曜大工っぽさ”が一気になくなりますよ。
最後の仕上げとして全体をサンダーで研磨。木材の状態にもよるけど、#400くらいから始めて#1500程度まで段階的にやすりの目を細かくしていきます。
この作業は面倒臭いのでウッドデッキなんかでは絶対しないけど、室内で使用する家具ならやっておいた方がいいでしょうね。サンダーで表面を滑らかにすると木目がむっちゃ綺麗になるだけではなく、木材がささくれだっていると怪我の元になるからです。
この机上台の材料となったウェスタンレッドシダーは元々は屋外のパーゴラ製作時の端材。それを流用することで材料費0円を実現したのですが、そのデメリットとしてこのような”欠け”の部分があったりします。この欠けがあったからこの部分はパーゴラで使わなかったんですが、これはこれで天然素材っぽくて雰囲気がある?
でもこの大きく欠けた部分は流石に雰囲気がいい…とは言えませんね。この部分は見えないデスクの裏側になるようにしましょう。
DIYで製作した机上台に大満足
というわけで、こちらが製作した机上台を実際にデスクに設置した様子です。
実は今回ご紹介した机上台を製作してから既に4年半使用しているのですが、マルチモニターでも設置できる幅の広さ、ウェスタンレッドシダーならではの優しい雰囲気、デスクのスペースをより有効活用できるL字形状などなど、市販の机上台を使って感じていた不満点を全部盛り込んだお陰で、もう抜群に使いやすいんです。わたしにとってはだけどね。
こんな素敵な机上台だけど、家に転がっていた端材を使って製作したことで材料費は0円。DIY最高!
※マルチモニター:パソコンの画面を2枚以上並べること。写真とかの整理でむっっちゃ便利!机上台と同じく、一度その便利さを知ってしまったらもうモニター台には戻れないぞ!
ちなみに、デスク下からのコード類を綺麗にまとめる為にこのような穴を開けたり、机上台の裏側にコードクリップをネジ留めしたり、単純な構造ながらもいろいろ工夫していたりもします。こんな感じで穴を開けたり、金具を簡単にネジ留めできたりするのも木製ならではのメリット。金属製の市販品ではこうはいきません。
DIYで家具を製作するのにはいろんな失敗もつきものだけど、うまくいけばこのように自分の暮らしと好みに本当にぴったりなものを手に入れることが出来ます。机上台のようなシンプルな構造のものであれば難易度も低いので、是非挑戦してみてはいかがでしょうか?