ブドウ栽培

ピオーネ栽培の近況。ピオーネの成長スピードにびっくり!


家庭菜園でのブドウ栽培の近況のご紹介。先日はデラウェアでのトラブルの様子をご紹介しましたが、本日はピオーネのご紹介。ピオーネは昨年末に知人から頂いたもので、我が家では今年が1年目。

本当はデラウェアとピオーネをまとめてご紹介したかったんですが、デラウェアはトラブルがあったし、ピオーネはピオーネでちょっと困った問題が発生しつつあるんです。

 

ピオーネ、好調すぎぃ!

デラウェアの実がしおしおになってピンチな状況である一方、今年デビューのピオーネは絶好調。

 

絶好調過ぎて、逆にピンチ。

 

どういうことかというと、

伸び過ぎー!!

これまでのデラウェアを育ててきた経験から、今年1年はとりあえず鉢植えで十分でしょ!!と、考えてたらこれが大間違い。

かなり大きめのプランターとトマト用の立体的な支柱(こういうの、リング支柱とかサークル支柱って呼ぶみたい)を組み合わせて育ててたんだけど、あれよあれよという間に完全にサイズオーバー…

ブドウの園芸書には、最近は鉢植えで仕立てる人も増えてますよー。鉢植えは管理しやすいですよー。って書いてあったけど、こんなの無理無理!まだ7月も終わりって時期で、ブドウが落葉する冬まではまっだまだ!到底プランターに収まる気配はありません。というか、もうはみ出しまくり。イチゴ栽培の時もそうだったけど、園芸書通りにはなかなかいきませんね。もう、信じない…。

でっかくなったら植え替えたいところなんだけど、ブドウの植え付けの時期は3月とされています。一年で最も暑い今の時期に植え替えするのは無謀というもの。ならば、せめてのびのびと出来るように枝の固定方法を変更してやることにしましょう。

 

リング支柱の撤去

まずはこのブドウに対して明らかに小さくなってしまったリング支柱の撤去をしましょう。

さぁ、撤去するぞ!と早速ピオーネに向かい合ったものの、リング支柱を上方向に抜き取るのは一目見て不可能であることが分かります。

枝がいたるところからびよーんと外に飛び出しちゃってるし、

もの凄い数の蔓が巻き付いています。

なんかこう…何が何でもしがみついてやるぞ!という執念のようなものを感じちゃいますね。

 

リング支柱をそのまま抜き取るのは到底無理そうなので、まずはリング支柱のリング部分をワイヤーカッターでパチンパチンと切断。

この部分は比較的細い針金で出来ているので、ホームセンターで数百円で売っているワイヤーカッターやニッパー程度の道具でも簡単に切断することが出来ます。

 

リング支柱を切断したら、後は蔓からスーッとリング支柱の残骸を抜き取ってやります。この方法ならいちいち蔓を解かなくて済みます。

 

しかしながら、垂直方向に伸びている太い支柱はリング部分のように簡単には切断することが出来ません。なので、この部分に絡まっている蔓は一箇所づつ丁寧に解いてやりましょう。蔓は複雑に絡まっているので結構面倒臭い!!

 

チマチマと蔓を解き、太い垂直方向の支柱を抜き取れば、ブドウにダメージを与えることなくすべてのリング支柱を撤去することが出来ました。

とりあえずパーゴラに設置した園芸ネットにでも固定してやれば、ブドウも伸び伸びと成長することが出来るでしょう。

この処置はとりあえず今年だけの暫定処置。来年以降の栽培場所については今年に冬の間に考えるとしましょう。

 

ピオーネも色付いてきたよ!

デラウェアが紫色に色付いてきた!というご報告をさせて頂きましたが、ピオーネも徐々にブドウっぽい色になってきました。一年目は実が付かないと聞いていたんですが、ご覧の通りしっかりと実を付けてくれています。日に日に実が大きくなっていく様子は見ていて本当に楽しいですよね。

 

これは7/21の様子。一粒だけだけと、薄っすら表面が紫色になってる!

 

こちらがその2日後の7/23の様子。少し色が濃くなり、また範囲も広がっていますね。

 

そして、こちらが本日7/31の様子。紫の範囲が広くなって、一部の粒はしっかりと濃い紫色になっています。美味しそう!!

あまりに美味しそうだったので、我慢できずに早速最も色が濃い粒を収穫して食べてみました。なんせ初めてのブドウ栽培ですからね。

気になるお味は、少し酸味がきついものの、しっかりブドウの味。当たり前のことなんだけど、初めて栽培したのでそんな当たり前のことでもちょっと感動しちゃいます。酸味がキツイのは収穫が早すぎたせいでしょうか?房全体で見るとまだまだ緑の部分も多いので、もう少し我慢しなきゃだめですね。

そして、味とは関係ないんですが、この初めてのブドウはやっぱり種有りでした…。ジベレリン処理をすっかり忘れていたので当たり前の結果なんですが、やっぱりちょっと残念。来年はこの悔しい教訓を活かし、しっかり種なしブドウ化に挑戦してやりましょう。

しかしながら、やっぱり自分で育てた作物を食べるのっていいですよね。初めて挑戦した作物だと尚更そう強く思えます。お世話の方法に関してはまだまだ分からないところだらけだけど、もっと勉強して少しづつ出来栄えを良くしていきたいですね。

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