イチゴ栽培

10月の家庭菜園でのイチゴ栽培。『定植』はイチゴ栽培の出来を左右する重要作業

2020年10月17日


イチゴって美味しいですよね?そんなイチゴが自宅で収穫出来たら嬉しいですよね?子供の食育にもピッタリですよね?

そんな想いで始めた我が家のイチゴ栽培。その経験を元に、家庭菜園でのイチゴ栽培(四季なりイチゴ、一季なりイチゴ)の方法について月毎にご紹介させて頂きたいと思います。

今回ご紹介するのは10月のお世話

一年を通じてイチゴ栽培をしている人はランナーから切り取ってポットで育てていた苗を畑などに定植する時期となります。イチゴ栽培は土の量や植え付ける場所によってその後のお世話の大変さや収穫量が全然違いますから、この定植はとても重要な作業となります。

また、10月は9月に引き続きホームセンターでイチゴの苗が手軽に買える時期。まだまだイチゴ栽培に挑戦することが出来ます。苗も安いので、興味のある人はレッツトライ!

10月のイチゴ栽培

イチゴの状態:苗の育成期間。とにかく元気に育てましょう

必要なお世話:苗の定植

気をつけること:定植作業はとても重要!今後のお世話の大変さと収穫量に直結します

栽培の条件

温度管理:一切なしの屋外栽培。ありのままの気温です。

栽培場所:レイズドベッドへの直植えと各種プランターの2通り

品種:品種不明の四季なりイチゴと、一季なりイチゴ(アイベリー、ジャンボイチゴまんぷく2号)

 

10月のイチゴの状態

10月はめっきり朝晩が冷え込むようになりますが、まだまだ日中は暖かく、とても過ごしやすい気候ですよね。

それはイチゴにとっても同じようで、真夏の痛みっぷりが嘘だったかのようにすっかり元気な状態に。

青々として水々しい葉っぱをみると一安心。夏場の傷みっぷりからよくぞ復活してくれたものです。

一季なりイチゴと四季なりイチゴの見た目に明らかな差はありません。四季なりイチゴという名前からは一年中実をつけるような印象を持ちますが、そんなこと全然ありません。

この時期は寒い冬、そしてその後の収穫シーズンに向けてせっせと株を大きくする時期となります。後ほど紹介する定植作業を行い、元気な株に育てていきましょう。

 

とても大切な定植作業

10月に行う大切な作業が定植

これは9月にランナーから切り離してポットや畑に仮植えしていた新しい苗を、これから育てる場所に植え替える作業のことです。イチゴは植え付けた環境によってその後の栽培の難易度や収穫量が大きく変わりますので、この定植作業はとても重要といえます。

先月ホームセンターで苗を買ってきた人は一足先にポットから他の場所に植え付けているでしょうから、もちろんこの作業は不要です。

 

イチゴの苗を植える深さ

イチゴの株の根元にはクラウンと呼ばれる膨らんだ茎の部分があります。ここから新しい葉っぱなんかが出てくるわけなんですが、このクラウンがしっかりと露出するよう、浅植え気味に植えるのがポイント

クラウンを埋めてしまうような深植えは病気などが発生するリスクが高くなるとされています。かといって浅すぎても今度は根っこが露出したり、根っこが張り辛くなってしまってやっぱり生育が悪くなるので、浅すぎるのもいけません。

 

プランターやハンギングバスケットの場合の注意点

一株当たりの土の量が少なくなりがちなプランターやハンギングバスケットは大きい株を育てるのには不利と言えるでしょう。また、イチゴは乾燥に弱い植物ですから、暖かい時期の水の管理もシビアになります。

一方で地面よりも高い場所で栽培できることから、アリやナメクジによる食害にあいにくい・収穫作業などのお世話がしやすい・実がプランターの外にぶら下がって見た目が可愛らしい、といった多くのメリットもあります。地植えもプランターも一長一短なので、どちらを選んだらよいのかなかなか悩ましいですね。

プランターに植える場合の注意点は、なるべく一株あたりの土の量が多くなるようにすること。大きめのプランターを使い、土もたっぷり入れましょう(これは参考で、5月頃の写真です)

 

また、イチゴの実は土の上に接するといとも簡単に腐ってしまいます。それを防ぐためにウッドチップを置いたり、マルチや敷き藁を敷いたりするんですが、それでもやっぱり接地すると簡単に腐っちゃいます。マシにはなるんですけどね。

なので、画像のような感じでプランターの縁よりも土の表面が低いのはわたし的にはおすすめできません(これも5月頃の写真です)

 

わたしのおすすめはこんな感じで実をプランターの外側に垂らすことができるように、土をプランターの縁キワキワまで入れてなおかつ株を植える中央部はこんもり盛り上がらせる方法。

イチゴの実が土の表面にあると、本当にろくなことにならない!

 

地植えの場合の注意点

イチゴの成長や水切れしにくくなる点では有利となる、地面へ直接植える方法。畑なんかですね。

この方法ではイチゴの実が土に接するのを完全に防ぐのは難しいことや、アリやナメクジの襲撃を受けやすい点がデメリットだと感じています。

それでもなるべく実が接地するのを防ぐよう、たとえ畑とはいえないような狭いスペースであったとしても(土を直線状に盛ること)を作って植え付けるようにしましょう(これも参考で、4月頃の写真です)。畝は気持ち高めにすることで実が接地するのをより防ぐことが出来ます。また、畝には排水性が良くなる効果もあるそうですよ。

なお、地面に直接イチゴを植える場合には向きにも注意が必要です。

実はイチゴの苗には向きがあって、ランナーの反対側に実を付ける習性があるのです。プランターなら後々向きを変えることができるので全然気にする必要は無いんですが、畑の場合はそうはいきません。収穫作業のことを考えて、通路側に実がなるように向きを調整しておきたいところです。

残念ながらホームセンターで苗を買ってきた場合はランナーがあった位置なんて分からないでしょうが、自分でランナーから切り離して苗を作った場合は、ランナーを少し残しておいて向きが分かるようにしておくとよいですね。

 

イチゴ栽培では必須となるマルチや敷き藁の設置ですが、冬の前に設置するのが一般的なようです。しかしながら株が小さい時の方が設置しやすいので、この定植の時期に先取りしてやってしまっても良いかも。

 

必要なお世話

10月のイチゴ栽培では日常的なお世話はほとんど必要ありません。

イチゴは肥料を多く必要とする植物ではありませんし、定植を行う畑や市販の土には元肥が入ってるでしょうから、10月は他に肥料は与えることはしません。

また、気温もかなり下がってきていますので、毎日のような頻度の高い水遣りも不要です。雨の量にもよりますが、葉っぱがしおれてきたら、もしくは1週間に1回程度の水遣りで十分じゃないですかね。

 

まだまだイチゴ栽培に挑戦できる時期

というわけで、本日は10月のイチゴ栽培の方法のご紹介でした。

10月に行う定植作業はその後のイチゴ栽培を左右するとても重要な作業。地植えとプランターのメリット・デメリットを把握し、それらのデメリットをなるべく少なくできるような方法で定植を行いましょう。

また、10月はまだまだホームセンターで手軽に苗を購入出来る時期。イチゴ栽培に興味のある人は、是非挑戦してみてはいかがでしょうか?

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