イチゴって美味しいですよね?そんなイチゴが自宅で収穫出来たら嬉しいですよね?子供の食育にもピッタリですよね?
そんな想いで始めた我が家のイチゴ栽培。その経験を元に、家庭菜園でのイチゴ栽培の方法について月毎にご紹介させて頂きたいと思います。
今回ご紹介するのは1月のお世話。
一年で一番寒い時期といえば1月下旬から2月。ビニールハウス栽培などをしていない限り、家庭菜園でのこの時期のイチゴは休眠時期となりお世話はほとんど必要ありません。
1月のイチゴ栽培
イチゴの状態:休眠状態になっていることが多いみたい
必要なお世話:つぼみやランナーの摘み取り、枯れた葉っぱの除去
気をつけること:放置しすぎないこと!
栽培の条件
温度管理:一切なしの屋外栽培。ありのままの気温です。
栽培場所:レイズドベッドへの直植えと各種プランターの2通り
品種:品種不明の四季なりイチゴと、一季なりイチゴ(アイベリー、ジャンボイチゴまんぷく2号)
1月のイチゴの状態
12月の時点ではせっせと成長を続けているのがわかるくらい元気だったイチゴ達ですが、1月に入ってからは多くの株では成長が止まったようです。
これはイチゴが休眠に入った為なんですが、休眠と言っても葉っぱが枯れ落ちるわけではなく、一見しただけではとても休眠しているようには見えません。というか、本当に休眠しているのかどうかわたしもまだ半信半疑。一部の葉っぱが赤くなったり茶色く枯れるのは一応休眠の証のようです。
この休眠はすべてのイチゴがするわけではないようで、昨年同様今年も我が家の四季なりイチゴはまだまだ元気。12月の勢いそのままに大きくなり続けているし、花もバンバン咲かせて本当に元気。
このようにイチゴの生態は品種によってかなり違うみたいなんですが、同じ品種でも地面に直接植えているかプランターで育てているかで結構変わります。
先ほどの四季なりイチゴはとても元気でしたが、同じ品種でも小型のプランターで育てている株はレイズドベッドの地植えの株と違ってほぼ休眠状態になっています。本当、不思議ですよね。
必要なお世話
1月のイチゴは基本的には休眠している状態なので、必要なお世話はほとんどありません。水遣りとか追肥も必要ないでしょう。
つぼみやランナーの摘み取り
四季なりイチゴの場合、品種によっては1月になってもまだしつこく開花させたりランナーを伸ばしたりしてきます。当然、これらは無駄に養分を消費するだけになってしまうので、見つけ次第早めに摘み取るようにしましょう。
枯れた葉っぱの除去
休眠状態に入っているイチゴには赤い葉っぱや茶色く枯れた葉っぱがつくことも。これは休眠状態に入る為に不要な葉っぱをイチゴ自らが枯らしている為で、赤くなった葉っぱが徐々に茶色く枯れていくのです。
そんな茶色く枯れた葉っぱですが、自然界なら当然そのまま放置されるわけですが、放置された葉っぱは病害虫の原因ともなるのでイチゴを大切に育てたい我々人間にとってはあまり有難いものではないもの。
なので、茶色く枯れてしまった葉っぱは早々に取り除いてやりましょう。
樹木の紅葉と違って葉っぱが茶色く枯れる現象は一気に起こらず、少しづつ発生する様子なのでマメな取り除きが必要となります。
放置しがちな季節だけど、様子はよく見ておこう
1月のイチゴは休眠状態になっていることが多く、必要となるお世話は枯れた葉っぱを取り除くくらい。
なんせ手間が掛からない時期なのでついつい放置してしまいがちですが、放置してしまうとマズいことになった時に発見が手遅れになることも。
例えば、
アブラムシの発生だったり(暖冬だと冬でもアブラムシは湧くことがあるようです)、
こっちはカイガラムシの発生だったり。
このカイガラムシは外観からはイセリアカイガラムシっぽいように思えるけど、柑橘類につくとされるイセリアカイガラムシがイチゴにつくことなんてあるのかな?
これらの害虫は気が付かないうちに爆発的に増加するだけでなく、その排泄物が病気の原因になるという嫌がらせっぷり。なんでそんな嫌らしい生態をしているんでしょうね、こいつら。
寒くて手が掛からない時期だとこういう厄介な害虫たちの発生を見落としてしまいがち。そうならないよう、お世話の必要は無くてもマメに様子を見るようにしましょうね。