イチゴって美味しいですよね?そんなイチゴが自宅で収穫出来たら嬉しいですよね?子供の食育にもピッタリですよね?
そんな想いで始めた我が家のイチゴ栽培。その経験を元に、家庭菜園でのイチゴ栽培の方法について月毎にご紹介させて頂きたいと思います。
今回ご紹介するのは12月のお世話。
12月と言えばクリスマス!クリスマスケーキに是非とも自家栽培のイチゴを乗っけたい!!とお考えの方もおられるでしょうが、普通の家庭菜園ではイチゴの収穫はまだまだ先のこと。残念だ…
12月のイチゴ栽培
イチゴの状態:まだまだ成長を続けることも。
必要なお世話:水やり、つぼみやランナーの摘み取り、(肥料やり)
気をつけること:水切れ、アブラムシの発生
栽培の条件
温度管理:一切なしの屋外栽培。ありのままの気温です。
栽培場所:レイズドベッドへの直植えと各種プランターの2通り
品種:品種不明の四季成りイチゴと、一季成りイチゴ(アイベリー、ジャンボイチゴまんぷく2号)
12月のイチゴの状態
イチゴは寒さにとても強い植物。
イチゴは冬の寒い気温にしっかり晒されることが今後美味しいイチゴを収穫する為に大切な事だとされています。しかしながら冬の間のイチゴの状態は品種や栽培方法によって結構異なるようで、品種によっては早々に休眠に入ってしまうものもあれば、モリモリと元気に成長し続けるものもあります。
我が家の家庭菜園で育てている四季成りイチゴは完全に後者で、12月中はモリモリと成長し続けます。もう、本当に元気。
この時期に葉っぱをつけすぎるとかえって良くない、というアドバイスも頂いたことがあります。マメに手を入れることが出来るのであれば、新芽を摘み取った方が良いのかもしれません(面倒くさくてやってないけど)。
一方で、同じ品種でもプランターやハンギングバスケットで育てている品種の成長はかなり控えめ。イチゴは土の中にびっしりと根を張るような植物ですので、育てている場所の土の量が株の成長にかなりの影響を及ぼすように感じています。
大きく育てないなら、地面への直植えかなるべく土がたくさん入るプランターで育てることをお勧めします。
必要なお世話
12月に行うイチゴのお世話は、基本的には11月と同じです。ほとんど手が掛からないと言えるでしょう。
水遣り
休眠しているかどうかと栽培場所によって異なりますが、場合によっては水遣りは必要です。
地面への直植えだとほぼ必要無いと思うのですが、プランター栽培で休眠していない場合は1週間に一度くらいは水遣りは必要です。
土が極端に乾燥していたり、葉っぱが垂れ下がってきたら水遣りをしましょう。
なお、寒い時期ですので夜になってからの水遣りはNG。地面の中の水分が夜から早朝の気温低下によって凍ってしまい、イチゴにダメージを与える恐れがあるからです。
つぼみやランナーの摘み取り
イチゴは非常に繫殖力の強い植物ですので、ちょっと元気があるとすぐにランナーを好き勝手伸ばしてきます。植物としては当然の性質なんだろうけど、来年の収穫に向けて元気に育つことを最優先にして欲しい我々人間とは意見の隔たりがございます。
というわけで、好き勝手伸ばしてきたランナーさんは即カット。なんか、すんません…。
更に、何を勘違いしたのか花もバンバン咲かせてくることがあるので、こっちも即摘み取り。本当、なんか、すんません…。
(肥料やり)
11月同様、液体肥料を与えましょう!・・・・と言いたいところなんですが、これもまた難しいところ。
明らかに休眠している場合や、11月の下旬に肥料を与えている場合はもう必要ないと思います。
11月の上旬に肥料を与えており、かつまだまだ元気がある場合は与えてもいいんじゃないでしょうか。与えるのは11月同様、液体肥料。
肥料って与えすぎてもダメだから、家庭菜園ではなかなか判断が難しいですよね。
アブラムシに注意!
ガーデニングや家庭菜園での天敵と言えば、アブラムシ。
アブラムシは暑さに弱い為夏の時期は見なくなりますが、それ以外の季節では時期を問わず発生する可能性があります。寒い地域だと冬は卵で越すそうですが、残念ながらわたしに住んでいる地域では真冬でも普通に出没するようです。
昨年はこのアブラムシの駆除に相当苦労させられたので、今年は警戒心たっぷり。
アブラムシは爆発的に数が増えていくので、しっかり観察を行い、極力発生初期の段階で駆除出来るように準備しておきましょう。