イチゴ栽培

7月、8月のイチゴ栽培の様子。とにかく水切れに注意!


昨年10月から家庭菜園で始めたイチゴ栽培。

イチゴの旬が春であることはよく知られていますが、イチゴがトマトのように一シーズンで枯れてしまう一年草ではなく、何年も株が残り続ける多年草であることは意外と知られていないんじゃないでしょうか?

なので、我が家でも収穫を終えたイチゴ達がまだそのままお庭におります。

また来シーズンになればたくさん実を付けてくれるのかなぁ…なんて思うと今から楽しみなんですが、夏の時期のイチゴはかなり大変なことが分かりました。

こ、これなら秋に新しい苗を買ったほうがいいんじゃ…なんてつい思ってしまうほど。

一体何が大変なのか?本日は夏の時期のイチゴのお世話についてご紹介します。

 

収穫シーズン以降のイチゴの様子

こちらがつい最近のイチゴの様子。

イチゴは暑さにあまり強くないのか、陽が強く当たらない場所に置いているにも関わらず葉っぱは日焼けしたような感じに。艶感が乏しく、ところどころ変色したりもしています。おまけに何かに食害されてて、虫食い状態!!

何と申しますか…率直に言うと非常に汚い見た目。

元気が無いのかな?と思いきや、そうではないみたい。

 

というのも、もの凄い勢いでランナーを伸ばしているから。

イチゴは種以外にも、このようなランナーを横方向に伸ばして、そのランナーから発根させて新たな子株を誕生させるのです。

わたしの経験上、こういう生態をもつ植物は無茶苦茶生命力が強いです。クローバーや芝、リッピアなんかがそうですね。

 

本体の株がなんだか汚い見た目になってきたので、ランナーから子株を育てることにしました。ランナーのぷくっと膨らんでいる部分を、適当なプランターの上に置いておくだけで直ぐに根を張ってくれます。ランナーを上手く置けない場合は、ピンとか小石でランナーを抑えつければ大丈夫。

 

そして、イチゴの旬といえば春なのは冒頭でも触れましたが、意外なことに7月までは普通に実がつきます。

小ぶりで数も少ないけど、普通にイチゴの味がします…って、あたりまえ?

 

暑い時期の困ったポイント

その①;実がすぐ腐る

時期外れでも実が付きますよ~って書きましたが、こいつがもう、本当によく腐ります。

なんせ小振りなもんだから、もう少し大きくなるかな?って放置したらあっという間に熟してしまい、もうダメ。気が付いたらアリやハエの餌食に。なんなら熟す前から餌食になってることも。

というわけで、実がつきそうになったらさっさと早めに取り除くようにしましょう。

稀に収穫出来ることもあるけど、多くの場合はその前に虫がついてしまうのですから。

 

その②;水切れがすごい

実が腐ることなんてそれほど大きな問題じゃなくて、問題はむしろこっちの方。

”水切れ”っていうのは植物の水が不足することで、イチゴの場合は水切れが起こると壮絶にアピールしてきます。

 

そう、こんな感じで。

 

グエ~…水が無いよ~…

っていうのがヒシヒシと伝わってくるビジュアル。

 

茎のシャキッと感の無さ、葉っぱのしおしお加減…

育て主としては心が痛むような見た目ですが、実はこの状態は朝たっぷり水を与えている日の夕方の様子なんです。

つまり、朝夕一日2回の水遣りは必須なんです。

でも、そんな頻度での水遣りなんて普通の社会人をやってるとなかなか大変ですよね。残業がどれだけあっても気合さえあれば深夜に水遣りすることも出来ますが、出張があるとそうはいきません。

 

で、水遣りを疎かにしてしまうとこうなってしまいます。

 

まぁ、見事な枯れっぷり。

いやね、もう毎日毎日水切れになって、でも水遣りをするとシャキッと復活するイチゴをずーっと見ていると、多少水遣りしなくても大丈夫かな?って気がしてくるんですよ。なので特に対策もせずに出張に出かけた結果がコレ。

あ~…やっぱり水切れが少し続くと枯れちゃうんだ…

ということが分かりました。

 

ちなみに、後日枯れた部分をばっさりと撤去したところ、切断面から新たな芽が出てきました。

 

イチゴの生命力は凄まじいですね。枯れたからと言ってすぐに捨てなくて良かった…。

 

イチゴは1年中世話するべきなのか?

と言うわけで、収穫後の暑い時期のイチゴ栽培の様子でした。

収穫時期までは一部のイチゴはレイズドベッドで地植えしていましたが、現在は全てハンギングバスケットや野菜コンテナなどのプランター栽培。

プランター栽培ならではの問題だと思いますが、この時期は凄まじく水切れが酷いということが分かりました。

かといって全て地植えしている近所の方は、凄まじく伸びてくるランナーの処理がとにかく大変という悩みをお持ちのようです。つまり、収穫後のイチゴはプランター栽培にしろ、畑での地植えにせよ、とにかくお世話が大変だということです。

イチゴを一年中世話することのメリットは新たな株を購入する費用を節約できるという点ですが、このお世話の手間を考えると、一年中面倒を見るというのはあまり費用対効果は高くないように思えちゃいます。

今年はこのまま秋まで面倒を見ようと思いますが、来年以降はどうしようかちょっと考え中…。

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