田舎生活

近所の池に野生のカピバラ!?ビーバー?その正体はヌートリア

2022年3月28日


ついこの間まで寒い寒いと朝晩震えていたというのに、気が付けばいつの間にかすっかりポカポカ春の陽気。関東ではもう桜が満開のようですが、わたしが住んでいる関西はまだまだこれからですね。

春になって暖かくなるのはもちろん嬉しいのですが、そういえば今年の冬は近所の池に野鳥を見に行かなかったことが唯一の心残りだったんです。近所の池には越冬のためにハクチョウなどの野鳥が飛来してくるので、家族と一緒に様々な野鳥を見に行くのが毎年の恒例なのです。

これらの渡り鳥は当然春の訪れと共に北の方に旅立って行くのですが、まだ少しは渡り鳥がいるかな?と淡い期待を込めて先週末近所の池に行ってきました。

結論から申しますとやっぱり渡り鳥達はもうすっかり旅立ってしまった後だったんですが、代わりにでーんとデカい顔して居座っていましたのが、こちらの動物。

池をスイスイ優雅に泳いでおります、こちらのげっ歯類。初見ならカピバラ!?と驚く人も多くおられるでしょう。はたまたビーバー!?と思う人もいるかもしれません。でもこいつはそんな動物園で人気の動物ではありません。ヌートリアという、ネズミ目ヌートリア科ヌートリア属の小型哺乳類です。別名は沼狸なんだとか。狸にはとてもじゃないけど見えないけど。

 

いくら春になったとはいえまだまだ冷たい水の中を気持ちよさそうにスイスイ泳いできまして・・・

 

上陸。見ているだけでこちらが寒くなってきそうです。

 

水から上がったら顔をゴシゴシ。本人はいたって寒くはなさそう。

この顔をゴシゴシする仕草を見ていると、カピバラというよりかはアライグマの方に近い印象を受けますね。指も細くて器用そうです。この細い指の間には水かきがあるんですって。

 

見た目は結構愛らしいようにも思えますが、10kg程度の体格なので結構デカいです。カピバラよりもずっと小さいけど、これは動物園の飼育動物ではなくて正真正銘の野生動物。檻やガラスがないだけで、気持ち的には動物園で飼育されているカピバラよりもずっと威圧感があります。

 

周りでゴソゴソ音がするのでそちらに目を向けると、草むらに別の個体が2匹いました。人懐っこいわけでは全くないんだけど、あまり人を怖がる様子はなさそう。むしろこちらが大人しくしているとずんずん近付いてきます。

 

あ、目が合った!

良く見ると口元からはメチャクチャ鋭い歯がチラ見していて、これを見た瞬間「こいつ可愛いかも…」という気持ちはすーっと引いていきました。出っ歯なのはいいけど、尖り過ぎはダメです。草なんかを食べるそうですが、とてもじゃないけど草を食べるのに適した歯には見えません。そんなに尖がった歯で君は一体なにを齧るの!?

 

しばらく眺めていますと、3匹揃って泳ぎ出しました。なんとも仲睦まじい様子です。

 

うち1匹はずっと頭に木の枝を乗っけながら泳いでいましたよ。

ヌートリアは昔毛皮をとる為に日本に持ち込まれ、養殖されていたものが野生化して今に至るそうです。生息範囲が西日本の一部であることや、アライグマなどの他の外来種と比べると農作物などへの被害が少ないことから、まだまだ知名度の低い動物ですね。確かに、こうやってのんびり泳いでいるのを見ると害獣ってイメージはあまり湧きません。

ちなみに、害獣の筆頭であるアライグマは近所でも被害を多く聞きますし、実際に間近で見てもやっぱり害獣感全開です。アライグマ、てめーはダメだ!

 

ヌートリアにすっかり夢中になっていましたが、当初の目的だった野鳥たちは冒頭にも触れましたとおりもうほとんどいませんでした。

唯一残っていた渡り鳥は、この黒いアヒルみたいなの。たしかオオバンという渡り鳥だったはず。

一見優雅に泳いでいるように思いますが、

よく見ると仲間内でご飯の奪い合いをしょっちゅうやっています。これは誰かが撒いたパンをゲットしたオオバンと、それを横取りしようと追いかけているオオバンの様子。飛び掛かる場合もあるけど、ほとんどはこうやって水の上に浮かびながら争奪戦を行うので、平和なのか、物騒なのか、よくわからない雰囲気が見ていて楽しいです。

※ 野鳥にパンなどの食べ物を与えてはいけません。

 

こちらはパンの争奪戦を行うカラスと鳶。

この日は野鳥とヌートリアのどちらもLUMIX S5SIGMA 100-400mm F5-6.3 DG DN OS×1.4テレコン で撮影しましたが、曇りで光量が少なかったからなのか、LUMIX S5のAFが巷でいわれているように弱いからなのか、SIGMA 100-400mm F5-6.3の性能なのか、テレコンのせいなのか、とにかくシャキッとした写真があまり撮影できませんでした。ピントも結構外し気味。これまでいろんな用途でこの組み合わせを使ってきましたが、特にSIGMA 100-400mm F5-6.3は使用するシーンによって写りの印象がかなり変わるような感覚があり、使い勝手がいまだによく分かりません。どうもモヤっとした写真になることが多い気がします。もっといろいろ試してみないとダメだなぁ。

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