わたしが住んでいる地域は車社会
これまでこのブログでは何度も書いていますが、現在わたしはそこそこの田舎に住んでいます。
田舎といっても鉄道は通っているし、イオンはあるし、ユニクロはあるし、決して”ど田舎”ではないはず。典型的な”よくある地方の街”って感じではないでしょうか。無印良品とGUはありません。スタバ?あるわけないじゃん!
なお、いくら鉄道が通っているといっても本数は少ないし、そもそも駅までのアクセスが絶望的に悪いので、不便を感じない生活を送るには自動車は必須装備。家に畑や田んぼがあるような家庭だと、大人の人数分の乗用車+軽トラ1台を所有しているのがスタンダード。車離れとか、高齢者の免許返納とか、電気自動車とか、そういう最近のトレンドとは程遠い現実がここにはあります。
そんなわけでわたしも通勤や日常生活で毎日車を運転しています。
日頃使う道は見通しも良いし交差点も少ないので基本的には危険は少ないのですが、気を付けなくてはならないのが夜間の運転。
夜間の、野生動物の飛び出しです。
もうタイトルのとおりなんですが、少し前にイノシシと接触事故起こしかけちゃいました。
あわやイノシシと接触事故
遭遇した瞬間の距離感はこんな感じ。ドライブレコーダーの画像でみると結構離れているように見えるし、実際にもそこそこは離れているんだろうけど、車だとあっという間に近付きます。
この日は雨で視界が悪かったっていうのも良くなかったんですが、そもそもイノシシが道路を歩いていることなんて想定していないので、イノシシだ!と認識してからブレーキを踏むまでに結構タイムラグがあったと思います。普通に考えたらすぐ減速しなきゃいけないのに、頭が???状態だったのです。
”だろう運転”はダメですよー、”かもしれない運転をしましょうねー”って教習所で散々言われましたよ。でも、イノシシが道を歩いているかもしれないなんて考えだしたら、もうキリがないって!
幸いなことに登り坂だったのでスピードは出ておらず(45km/h程度)、頭が???状態でもなんとかぶつからずに停まることができました。道路を闊歩していたイノシシは2頭。1頭はさっさと走り去ったものの、残るもう1頭は悠然と立ち止まっています。こんなのと衝突したらどうなっちゃうんだろう?鹿と接触して車が大破した知人はおりますが・・・。
クラクション鳴らしたらようやく立ち去っていきました。ガードレールの高さと比べた感じでは、素人目で肩高は50cmくらい?イノシシの成体の肩高は60~90cm程度らしいので、やや小ぶりなサイズだったのでしょう。それでも野生動物として実際に遭遇すると、そのサイズよりもずっと大きく感じます。わたし自身は鉄の塊である車の中にいるというのに、それでも怖く感じちゃいました。
夜間の田舎道はハイビーム+安全な速度で
よく言うじゃないですか。車のライトってハイビームが基本で、ロービームは対向車が来た時だけって。
でもわたしはそんなの全然無視していました。いちいち切り替えるの面倒臭いし、よっぽど交通量が少ない場所でない限り正直そんなの現実的じゃないですよね。対向車や歩行者が眩しくてたまったもんじゃありません。
しかしながら、今回イノシシと接触事故を起こしかけたことで、もっとハイビームを使用した方がいいなって強く感じました。
というのも、今回もう少しスピードが出ていたら多分イノシシにぶつかっていたよなぁって思う反面、だからといって今後もっとゆっくり運転するか?と考えると、そんなの現実的ではないようにも思います。今回イノシシとぶつかりかけたものの、そのときのスピードは制限速度をずっと下回っていたのです。いくら怖いからって、これから田舎道をずっと30km/hとかで走行するのは現実的ではありません。
もちろんスピードを出し過ぎないことも重要だけど、現実的なスピードでありながらも安全性を高めるには、野生動物などの障害物を少しでも早く発見できるようにしなければいけません。その手段として遠くを照らすことができるハイビームはめっちゃ効果的なはず。
車の運転って事故を起こさないことが一番重要なことですから、みなさまも野生動物に接触しないよう、一緒に気を引き締めていきましょう。