芝生に関する作業

今年最初の芝生のお世話は雑草対策から。シバゲンDFをタカギのかんたん液肥希釈キットで散布


もうすっかり春本番。

今年は植物のお世話を頑張ろう!緑あふれる素敵なお庭を作ろう!・・・と誓ったものの、なんとも情けないことにはやくも挫折気味。認めたくはないけど歳を重ねるごとに体力が低下しているような気がするし、その一方でお仕事の量や責任はどんどん増えていくし、家に帰ってから趣味やDIYという余裕が最近はあまりありません。

でも、植物のお世話は待ってくれません。毎日お世話しないと枯れてしまう場合もあるんですから、お庭の植物を綺麗に維持してる人ってほんとすごい!

 

4月は芝の萌芽の時期であり、雑草の萌芽の時期でもある

我が家のお庭の大部分は芝生で覆っていますので、芝生の美しさ=お庭の美しさと言っても過言ではありません。なので忙しいとか疲れたとか泣き言は言わず、まずは芝生のお世話を優先して頑張ろう!

 

・・・と年始には思っていたんですが、先週末、久しぶりにお庭に出たら、もうすっかり芝生の新芽がでているじゃないですか。他の多くの植物と同じく、芝生にとっても春は萌芽の季節ですからね。

 

芝生だけバンバン新芽がでて、あとはその抜群の生命力で他の雑草を圧倒してくれたらお庭の管理も楽チンなんですが、残念ながら芝生よりも一足早く雑草達の方が新芽を出してくるし、その後の成長スピードも今の時期はそちらの方が早いんですよね。だからこの時期お庭を放っておくと、あっと言う間に雑草まみれになってしまいます。

 

この一見芝生っぽいやつも、よく見るとしっかり雑草さん。

というわけで、今年最初の芝生のお世話は、これら雑草の処理からスタートです。

 

雑草対策はシバゲンDF

芝生の雑草対策ですが、数年前まではシンプルに草抜きで対応していました。しかしながら、以前ブログを見て頂いた方からシバゲンが良いよ!と教えて頂き、それ以来シバゲンDFを使っています。

シバゲンっていうのは、要は芝生で使える雑草用の除草剤ですね。ゴルフ場などで使用されているどちらかというと業者さん向けの除草剤のようですが、なるほど、確かにホームセンターで売っていなさそうなパッケージをしています。

インターネットショッピングの普及で、こういう業者さん向けっぽい製品も手軽に買えるようになったのはほんとうに便利なもんです。

 

シバゲンDFのデメリットは希釈作業の面倒臭さと難しさ

シバゲンDF、ここ数年使ってみた感じではなかなか良い感じ。

正直「芝生に使える系の除草剤」の雑草に対する効果ってイマイチ分かり難いんですよね。全ての植物を枯らすような強力な除草剤ならともかく、こういうマイルドに効くような除草剤って、使った場合と使っていない場合でのフェアな比較がしにくいからです。

しかしながら、これまで使用している限りでは、芝生のお庭が雑草まみれになったことはありませんし、ましてや芝生が枯れるようなこともありません。市販の「芝生に使える除草剤」のなかには、「芝生に使えるけど、芝生もちょっぴり傷む除草剤」や、「芝生もがっつり枯れる除草剤」もあるんですよ。恐ろしい・・・。

ただ、この除草剤ってすっごい希釈作業が面倒臭いです。ここらへんはいかにも業者向けって感じですね。

というのも、まず記載されている単位がご家庭向けじゃないんですよ。10アール当たりってなに?希釈水量300Lってどうやって量るの?って感じ。

グーグル先生を駆使して調べてみると、1アールは100㎡のことらしいので、10㎡あたり0.2gのシバゲンを3Lの水で希釈して散布するってことのようです。最初っからこう書いてよー。ちなみにシバゲンのリーフレット(商品説明書)にはもっと分かりやすく記載されているので、気になる人は販売元である石原バイオサイエンスさんのホームページを見てみよう!

しかしながら、使用量が分かったとしても、実際のところ0.1g単位で量ることのできる量りってなかなか一般家庭にはありません。表示上は測れる場合でも、精度が怪しいものが多いのです。液体なら軽量スプーンで量れるんだけど、シバゲンは固形なのでその方法も使えないのです。

 

今回の散布には、タカギのかんたん液肥希釈キットを使用

いつもならこのシバゲンの散布には加圧式の散布機を使っているんですが、愛用の加圧式散布機は別の用途で使っている最中だったので、今回は別の方法で行いましょう。

今回使用するのはこれ。タカギのかんたん液肥希釈キットです。ホースに接続することでだいたい250倍に希釈しながら散布することのできるお便利グッズ。元々は液体肥料のハイポネックス専用の製品だけど、ハイポネックスの空容器を使うことで、液体であれば他の薬剤にも転用可能です。

 

目的の希釈濃度は0.2g/3Lだから15,000倍(すげー希釈倍率・・・)。かんたん希釈キットで250倍に希釈できるから、まず準備をするのは15000÷250で60倍希釈の液剤となります。60倍の液剤を250倍で希釈すれば、目標の濃度になるってわけ。

0.2gとかは精度が怪しいので、精度がでる程度の重量でシバゲンを軽量し、

 

それをハイポネックスの空き容器を使って水に溶かします。今回は6gのシバゲンを、360gの水に溶かしました。これが一次希釈液となるわけです。

 

その一次希釈液の重量を量りで測定しておき、

 

かんたん液肥希釈キットをホースリールに接続してバーッと散布。

 

定期的に一次希釈液の重量をチェックして、散布量を確認しておきましょう。面倒だけどこれをしないと散布量が分かりません。10㎡あたり0.2gのシバゲンですから、一次希釈液は12g/10㎡の使用量となります。芝生の面積はメジャーとかでざっくり測っておきましょう。

この方法は実際の使用量よりもずっと多くのシバゲンを一次希釈液として準備することになりますから、相当な無駄使いとなってしまうのが大きなデメリット。また、ほんとうに250倍で希釈されているのかどうかも相当怪しいですよね。キッチリした作業をしたいなら、断然加圧式の噴霧器をおすすめします。

しかしながら、希釈倍率なんて所詮目安でしょ?というおおらかな性格の人には、この方法はとてもおすすめ。なんといっても作業スピードはメチャクチャ早いです。無駄使いといっても所詮は年2回程度の作業ですから、費用的にはたかが知れていますしね。

 

わずか15分ほどで除草剤の散布は終了。まだもう少し先のことですが、せっかくの芝生のお庭なんですから早く青々とした綺麗な芝生になって欲しいものです。

 

そうそう、数年前に大量発生したマメ科っぽい雑草が、今年も大量に発生しています。こいつらは種を盛大に撒き散らすので、シバゲンの効果が出るのを待っていたら大変なことになってしまいます。幸いなことに根っこから抜くのが簡単な雑草なので、見つけ次第速やかに抜き取りましょう。

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