芝生に関する作業

駐車スペースの車止めの撤去と固くなった芝生の土壌改良


今回の作業

どんな作業? : 駐車スペースの車止めの撤去と芝生の土壌改良

使うもの : スコップ、ハンマー、ローンスパイク、芝の目土、床土代わりの培養土

必要な費用 : 2,500円(目土が結構高い)

肉体行使度 : ★★☆☆☆(2)地面を掘るのはやっぱり大変

言いたいこと : 地面が固くなると芝生の成長は悪くなるので、思い切って地面を掘りかえすのもいいかも

 

駐車スペースの車止めが邪魔すぎる

我が家のお庭には芝生にアンティークレンガとコンクリート製枕木を組み合わせて作った駐車スペースがあります。

芝生の緑と、アンティークレンガなどの優しい雰囲気の組み合わせが大のお気に入り。

ところが芝生とレンガの組み合わせって予想以上に面倒臭くて、芝生の成長や地面の盛り上がりとともにレンガの高さの調整などが必要になるのが普通なんです。この場所も当然その心つもりはしていたんですが、最初のバランスが良かったのか、今の形になって6年ほどですがそのような調整はまだ必要なさそう。もちろん今後もずっとというわけにはいかないでしょうけど。

 

ところで、この駐車スペースには車がうっかり後方に突っ込むことがないよう、ちゃんと車止めを設置しています。

なんですが、6年ほど使ってみて感じたのは、この車止めがものすごく邪魔だということ。

当たり前なんですが、地面からこんなものがニョキっと飛び出していると、つまずいて危ないんです。もちろん普通に歩いている分にはとくに問題ないんだけど、スポーツしたり遊んでいたり、なにかに夢中になって走り回っているような場合はほんとうに危ないです。めっちゃつまずきます。転びます。

自分の庭で駐車位置もわからず車で後方に突っ込む危険性はほとんどないことも分かったので、今更ですがこの車止めは撤去しちゃいましょう。

 

ちなみに、この車止めの周りは芝刈り機で芝刈りができないので、自ずと芝生の状態も悪くなっていきます。最近は画像に写っているとおり、可愛らしい葉っぱの雑草が群生するようになってきました。この雑草、掴む場所がほとんどないことに加え根っこが全く抜けないので、どんどん増えていきます。見た目とは裏腹にとても厄介。シバゲン(芝生でも使える除草剤)も効かないし、最近諦めモードになりつつあります。これらも今回のタイミングですっきり綺麗に取り除いてやります。

 

芝生に埋めた車止めの撤去

というわけで、早速車止めを撤去していきましょう。

まずは周りを掘り起こします。普通のスコップでは芝生の根っこが邪魔をするので、そのまま掘り起こすのは困難。スコップで掘る場合は真っすぐに突き刺して根っこを切るように掘りましょう。わたしはこういう場合は鍬を使って一気に掘ってしまいます。鍬はお庭を掘り起こすには最強の道具ですね。このときに、先ほど紹介した厄介な雑草も文字通り根こそぎ取り除いてやります。これでもう、二度と生えてくることはないはず。

 

車止めを固定しているモルタル層まで掘ることができれば、次はモルタルを割って車止めを取り外しましょう。モルタル部分を直接叩いて割るのが正解なんでしょうけど、ニョキっと飛び出した車止め部分を軽く叩けばそのまま倒れてくれそうな予感?

 

コーンと軽く叩いたつもりだったんですが、ハンマーがデカかったためか、あっけなく車止め本体が割れてしまいました。コンクリートって硬いイメージがありますが、鉄筋が入っていないと案外衝撃には脆いものなんです。

 

一か所割れたらもう同じなので、結局容赦なくぶっ叩いて解体しました。こういうのって、どうやって捨てたらいいのかいつも悩んでしまいます。

 

固くなった芝生の土壌改良と雑草部分の切り取り

車止めを撤去したら、あとはその跡を埋めたらおしまいなんですが、せっかくの機会なので周辺の固くなった芝生の土壌改良もしちゃいましょう。

画像の赤丸部分。この部分は車止めを撤去した場所のすぐ横なんですが、御覧のとおり芝生の生育がよくありません。こんな感じでサッチが多く、芝の密度が低く、そして芝が横たわるように生えている場所は十中八九地面が固くなっています。芝生の上を歩くと地面が押し固められるのは当然のことなので、遅かれ早かれこのように固くなるのは避けられません。

 

固くなった地面を放っておくと、芝生の生育がどんどん悪くなるだけではなく、コケやイシクラゲが発生するようになっていきます。これらは一度発生しだすとどんどん増えていくのてほんとうに最悪。なるべく発生しないように、発生したとしても発生初期で手を打つようにしましょう。

 

土壌改良といってもたいしたことはなく、わたしがやるのは芝生を一度はがして、その下の土を入れ替えるという方法。たいしたことではないと言いつつも、言葉にするとかなり大掛かりなように感じるかもしれません。でも、実際のところはかなり簡単ですよ。

 

芝生はスコップなどで切れ込みを入れてやれば、簡単にマット状に綺麗にはがすことができます。芝生の根っこは地面の深い場所までは伸びておらず、地表からごく浅いところまでしかないのです。

 

芝生をはがしてやれば、あとはその下の土を取り除いて入れ替えてやりましょう。この場所は元々わたしが芝生を張った場所ではなく、真砂土の地面の上に他の場所から勝手に芝生が伸びてきた場所なのです。そのため真砂土のせいでとても水はけが悪く、また地面もとても固くなりやすい特徴があります。グランドカバープランツを育てたいのなら真砂土は絶対にやめましょう。

 

芝生の下に敷く土は芝生専用の床土が一番いいんでしょうが、わたしは安価な培養土をよく使います。芝生用の床土とか川砂って高いんですよね。培養土もお値段はピンキリですが、一番安いやつはほんとうに安いので、お財布にはとてもありがたい存在。高い培養土と安い培養土で何が違うのかはわからないけど、安価な培養土を使ってもこれまでとくに問題に感じたことはありません。当たり前なんですが、真砂土とは比べ物にならないくらい芝生はよく育ちます。

 

芝生を元に戻したら、

 

最後に上から目土を入れて完成です。これで車止めを撤去して、さらに周辺部分の芝生のメンテナンスも完了しました。一か月ほどで素敵な芝生になるはず。

 

ついでに他の場所のエアレーションと目土入れも

目土を入れる作業をしたので、ついでに他の場所のエアレーションと目土入れもしました。

エアレーションはローンスパイクで穴を開けるだけの簡易的な方法で。こんなので効果あるんだろうか・・・?と毎年疑問に思いながら作業しています。

 

ローンスパイクでの穴あけにどれだけの効果があるのかは全くわかりませんが、その後に行う目土入れの効果はとても高いと思っています。目土を入れた場所は、明らかにその後の生育がいいんですよね。サッチ取り、エアレーション、肥料やり、芝刈り・・・芝生のお世話にはいろんな作業がありますが、わたしが最も効果を感じるのがこの目土入れ。芝生の生育に悩んでいる人は、是非目土を入れてみよう。

 

目土は芝生の凹んでいる部分に入れ、全体がなるべく平坦になるようにするのがポイント。と、よく言われますが実際にはよっぽどの凸凹じゃない限りなかなか凹みはわかりません。なのであまり一度にたくさんの目土は入れず、数日おきに少しずつ入れて調整するようにしています。

 

ついこの間春が来たと思っていたら、あっという間にもう5月も終わりそう。暖地型芝である我が家の姫高麗芝はこれから夏にかけて本格的に生育してくるはずなので、せっせとお世話して今年こそは綺麗な芝生に育てたいものです。

-芝生に関する作業
-