4月に入り、もうすっかり春本番。桜はもう葉桜になりつつあるし、お庭のブドウにも新芽が出てきました。暖かいし、植物も冬眠から覚めてきているし、春ってやっぱり素敵!
そんな春の季節なんですが、我が家のお庭にとって今年の春は少し様子が違います。何が違うかというと、それは芝生ゾーンに生えてきている雑草の種類。
わたしは芝生を育てて早くも7年ほどなのですが、今年生えてきた雑草の中にはこれまで全く見たことがない種類のものがあり、そしてこいつが超絶厄介な気配がプンプンします。
我が家の芝生にとって、この雑草が生えてきたことは過去最大の危機になるかもしんない…。
芝生に豆が生えてきた!
というわけで、こいつが今年初めて我が家に生えてきました雑草です。
もう、見たまんまなんですが、豆です。ちっこいけど、マメ科の植物に間違いありません。さやがついてるし。
名前は知らないし、知ったところでこいつが消えるわけでもないから興味もないんですが、とにかく豆です。豆でしょ?
大きさは5cmから10cmくらい。
大変嫌らしいことに、葉っぱは地表部分だけで、実であるお豆の部分だけがにょきっと伸びている形をしています。だから、こうやって実である豆ができるまでなかなか気が付かなかったのか…。
根っこはタンポポのような主根・側根があるタイプじゃないから引き抜きやすいのはまだ救いですが、そんなことは焼け石に水状態になってしまうくらい、この雑草はとても厄介なのです。
引き抜こうとすると自動で豆が飛び散る!
引き抜きやすい、つまり除去しやすいのにこいつが厄介な理由は、触れた瞬間に種(豆)を周囲に撒き散らすから。
最初何が起こったのか全く理解できなかったんですが、この豆を引き抜く時って、3回に2回くらいの頻度で顔になんかが当たるんですよ。3回に2回って、かなりの高頻度ですよ?
そこでよくよくみてみると、さっきまで閉じていたさやが引き抜いた後は盛大に開いているんですよね。
そこで気が付くわけですが。あ、こいつ豆撒き散らしてやがるな、と。顔にビシビシあたっていたのは、ここから飛んできた豆なんだな、と。
種である豆の大きさは1mm程度ですから、飛び散った豆を目視で拾い集めることはまず出来ません。この雑草を除去するつもりが、わたしは芝生のお庭中に種を撒き散らしているのです。だからとって、これを防ぐ手立てはありません。そっと茎をハサミで切っても飛び散るし、ビニールを被せても隙間から地面に落下するし、敵ながら感動すら覚えるほどの全自動種まき機能。ものすごい感度なんです。もう、どうしようもないよ!!
今後がむっちゃこわい…
というわけで、小さい見た目ながらも凶悪な種撒き散らし機能を備えたこいつに最近恐怖を抱いております。
なんせ1つのさやに10個以上の豆が入っていて、そしてそのさやが1株につき10個以上ついている場合もあるのです。つまり、1株で100個以上の種を撒き散らしてやがるんですよ…。それが既に数十株生えています。
今年はまだいいですが、今年撒き散らした種のことを考えると、来年が怖いです。むっちゃ、怖いです。軽く見積もっても1,000個以上の豆をまき散らしているんですから。撒き散らした豆の発芽率が低いことを祈るばかり。
お庭がこの雑草だらけになる前にこの凶悪な種撒き散らし機能と葉っぱの形を知ることができたのは不幸中の幸いなので、今後はとにかく生育段階の同じ葉っぱを見つけたら速攻で取り除くしかありません。今年みたいに発見が遅れたら更なる豆地獄です。そうなると芝生を張り替えるしかないじゃないか…。
というわけで、皆様もこの厄介なお豆に重々ご注意下さい…。