お庭の植物

庭木に花が咲くには何年もかかる?9年目で初開花の我が家のシマトネリコ


我が家には庭木の一つとしてシマトネリコが植えられています。枝を広く広げるように成長する樹木なので、目隠し用途にはピッタリ。また細い枝をたくさん伸ばす樹木なので、風に吹かれるとサラサラ揺らいでとても涼しげなところも気に入っています。

そんなシマトネリコですが、最近洗濯物を干そうとベランダに出たときにふと見下ろしたところ、それはそれは見事に満開状態であることに気が付きました。花は樹木の上部に集中しているので、下から見上げても気付かなかったんですね。

草だろうが樹木だろうが、同じ植物なんですから基本的には花をつけるのが当たり前なんですが、シマトネリコに関してはこれまで開花しているのを見たことがなかったものですから、花を咲かせるという認識が全くありませんでした。それがいきなりの満開状態だったもんですから、とても驚いたものです。

 

花といっても、シマトネリコの花は一般的に想像する花とはちょっとイメージが違うけれども。それでも花が咲いたのはなんだかうれしいです。やっと我が家にしっかり根付いてくれた、みたいな。このシマトネリコは植えられてから9年と半年程度。これまで開花したことは多分なかったから、初開花まで9年かかったということです。

ポットで売っているような園芸用植物では買って数日で開花することも珍しくないですが、樹木系はお庭に植えてもなかなか開花しないというのはよく聞きます。例えば、我が家のハナミズキは植え付けた翌年にはたっぷり花を咲かせましたが、同じハナミズキでも植え付けから開花まで5年かかったという話や、毎年必ず花をつけていたハナミズキを別の場所に植えなおしたところ、再び開花するようになるまで5年ほどかかったという話も知人から聞いたことがありますね。

樹木は一年草などと比べるとずっと長寿な植物ですから、花を楽しむのにも数年かかる場合も珍しくないということです。植えてすぐに花が咲くというパターンももちろんよくありますが、その場合はラッキー程度に思っておいた方がいいかもしれませんね。それにしても、花を咲かせる・咲かせないの判断ってどうやっているんでしょうね。植物と意思疎通はできませんが、その理由を聞いてみたいものです。

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