お庭の植物

イシクラゲの駆除が完了!芝生用の目砂を使っての土壌改良が効果抜群


先日気象庁から向こう3ヶ月予報が発表されまして、それによるとわたしが住んでいる関西の6月の降水量は平年並みかそれより多い見込みなのだそう。梅雨の時期はしっかりと雨が降るってことなんでしょうね。

近年は各地で水害が多発していることもあり、梅雨時期の雨にはどうしても警戒感を抱いてしまいます。ゲリラ豪雨とか、線状降水帯とか、怖いですねー。

そんな怖い水害に比べればと~っても些細なことなんですが、梅雨時期にわたしを困らせている問題がお庭のイシクラゲ

イシクラゲはワカメのような見た目の、陸生の藻です。その厄介さから当ブログではこれまで何度も取り上げてきましたが、最近ではようやくその数を大幅に減らすことに成功しました。

イシクラゲは雨が降るとどんどん増えていくので、雨の少ない今の内にしっかりと対策をして、梅雨時期に大量のブヨブヨが発生しないようにしましょう!

 

リッピアの周りのイシクラゲが大幅に減った!

我が家のお庭にはグランドカバープランツとしてリッピアを一面に植えている場所があります。

リッピアは芝生と違って可愛いらしい花が咲くのが大きな特徴。我が家のリッピアも少し前から花がバンバンと咲いていて、とても華やかになってきました。

ところで、このリッピアの周りは以前の投稿でも紹介しました通り、これまで大量のイシクラゲが湧くことに悩まされていました。

 

こちらは以前の様子。乾燥して縮んでいるから少し分かり難いですが、黒い部分は全てイシクラゲです。

このイシクラゲが発生する原因はリッピアが植えられている場所の水捌けの悪さだと思っています。すぐ横にコケが元気に生い茂っていることが何よりの証拠。陽当たりが良い場所なのに、きっとジメジメしているんだろうなぁ。

こうなってしまった理由なんですが、リッピアは強靭な植物なので植え付ける時にそれほど地面の状態に気を遣わなかったんですね。土造りはかなり適当だったし、真砂土の地面にランナーを伸ばして広がった時も完全放置。

結果、目論み通りリッピアは逞しく生い茂ってくれたものの、まさかイシクラゲまで湧きまくるなんて!

 

そんなイシクラゲに随分と悩まされてきましたが、ここ最近はこのようにすっかり綺麗な状態に。

お庭にイシクラゲが湧きまくっていても、それを改善することは十分可能ってことが分かりました。

 

効果的なのは土壌改良

ではどうやって改善させたか、ということなのですが、効果が高いのはなんといっても土壌改良。

水捌けが悪くてイシクラゲが湧くのですから、水捌けを良くしてやれば良いっていうのは当たり前のことですよね。

でも、そうはいっても今更地面を掘り返すわけにはいかないし……

そこで以前芝生ゾーンにイシクラゲが湧いた時、試しに芝生用の目土を撒いて表層部だけでも水捌けをよくしてみたところ、これが大当たり。芝生ゾーンのイシクラゲはモリモリと減っていったのでした。

ところが、これと同じ方法を今回ご紹介しているリッピアゾーンにも行ってみたのですが、イシクラゲを完全に無くすまでには至りませんでした。まぁ、水捌けが良くなるのはほんの表層部だけですしね。

 

そこで次に試してみたのがこちらの芝生用の目砂。土じゃないですよ、ですよ。こちらは自然応用科学株式会社製の製品です。

 

これ、近所のホームセンターでたまたま見つけたんですが、これまで使っていた芝生用の目土とは全然違います。土じゃなくて、本当にシャリシャリの砂なんです。粘りっ気ゼロ!

いや、砂って書いてあるから当たり前なんですが、わたしとしては結構衝撃的でした。こういう、自分が知らないものに出会えるのがネットショップではない実店舗のメリットなのだとつくづく感じます。

 

やたらとシャリシャリとクリスピーな質感なのは、パッケージに記載されているクリンカアッシュという素材のせい?

調べてみると、どうやら火力発電所などで発生する石炭灰を粉砕した素材のことで、微細な穴が多くあいているのが特徴なのだそう。なんだか、通気性が良さそうだ!

これをリッピアゾーン一面に撒いたり、ローンパンチで地道に穴を開けてその中に入れたりしていくと、知らず知らずのうちにイシクラゲを目にすることが無くなったのです。同時に、イシクラゲと同様に邪魔だったコケ類もさっぱり居なくなりました。

イシクラゲは乾燥状態になっても長期間生き続けて、また水分を与えると復活すると言われていますよね。だから理屈上は土壌改良をしたところでイシクラゲが増えるのを抑制することが出来てもその数を減らすことは出来ないはず。でも、なぜだか土壌改良をすると減るんですよねー。不思議…。

もちろん、土壌改良と併せて手で拾って積極的に数を減らした方が早く居なくなりますよ。

 

コケ用スプレーはあまり役に立たない

イシクラゲの対処法を調べるとヒットすることが多い、コケ駆除スプレーによる駆除。

いろんな商品が発売されているもんですから、わたしも3種類の商品を試してみました。

そして至った結論は、効かないわけじゃないけどイマイチというものでした。

周囲の植物にもダメージを与えちゃうし、かといってイシクラゲを完全に駆除出来るほどのパワーも無いという微妙な性能。そしてなによりコスパが非常に悪い(高価)という点がとても気になりました。

スプレー1本800円くらいするのですが、1本では到底お庭のイシクラゲを除去することは出来ません。もし完全に駆除出来たとしても、土壌が悪ければ延々と湧き続けるのですから、効率的な方法とは言えません。これなら一袋400円の芝生用の目砂を2袋買った方が良いと考えています。

ただ断っておきますと、これらの薬剤はコケとか藻を除去する為のものですから、イシクラゲに過剰な効果を期待されてもメーカーとしてはいい迷惑なのでしょうけどね。

 

イシクラゲには早めの対処を

というわけで、今回は厄介なイシクラゲに対するわたしの勝利宣言でした。やったぜ!

ポイントは芝生用の目砂。これは本当に排水性が良いです。もう、シャッリシャリ。

これまで芝生のお世話でも専用目土を使っていましたが、わたしが知らないだけで世の中には便利なものがたくさんあるのですね。

しかしながらどちらかというと目土の方が主流のようですから、目砂には目砂のデメリットが何かしらあるのかもしれません。これは今後芝生のお世話にも使ってみて、しっかり確認してみたいと思います。

ちなみに、店頭で購入すると1袋398円でしたが、ネットショップだと結構高価なんですね…。送料が上乗せされているから?

 

しかしまぁ、不快だったイシクラゲとコケが一掃されたお陰で気分は本当に爽やか。

コケはまだしも、イシクラゲはお洒落なお庭造りをする上で絶対に不要な存在ですから、梅雨が訪れるまえにすっきりと駆除されてみてはいかがでしょうか?

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