我が家ではかれこれ6年くらい前からブルーベリー栽培を行なっています。
別にブルーベリーが好きってわけじゃなかったんだけど、なんとなくホームセンターで売っていた苗木を買ったのが栽培を始めたきっかけ。なんとなく、果樹を育ててみたかったんです。
ところが実際に育ててみると、嫌な虫は来ない、手間は掛からない、花は可愛い、収穫した実は子どもに大人気、とまるで欠点のない樹木だとわかりました。いまではすっかりお気に入りの樹木です。手間が掛かって仕方がないブドウなんかより、家庭で育てるなら絶対こっちの方がおすすめ。
本日はそんなブルーベリー栽培のおいて、2月に行っておきたい剪定作業のご紹介です。6年間育ててきたけど、実は初めての剪定作業なのです。
今回の作業
どんな作業? : 植え付けて2年目のブルーベリーの剪定
使うもの : 剪定ハサミ
必要な費用 : 0円
肉体行使度 : ★ ☆☆☆☆(1)5分で終了
言いたいこと : 若い樹と成長した樹とでは剪定方法が全く違います。若い樹の場合は切りすぎ注意!
ブルーベリーは剪定が必要な樹木
冒頭でブルーベリーは手間が掛からないっていいましたが、やっぱりお世話は必要です。
というのも、お恥ずかしいことながらわたしはこれまでブルーベリーのお世話は水やりしかしたことがありません。手間が掛からないことをいいことに、6年間ノーメンテだったのです。それがやっぱりダメだったのか、とうとう昨年は収穫がダメダメでした。しかも樹木が全体的に全然元気がなさそう。当たり前ですが、お世話はちゃんとしなきゃいけないってことを痛感しました。6年目にして。※ここらへんは地植えかプランター植えかで結構変わるかもしれません。わたしの場合は全てプランター植えです。
そんなわけで今年から心を入れ替えてお世話しましょうね、というわけで、今シーズン最初の作業は冬期の剪定作業。わたしにとって人生初のブルーベリーの剪定です。
こちらは我が家のブルーベリーで最も若い株で、一昨年追加で購入したもの。ブルーベリーは冬期に葉っぱを落としたり、落とさなかったり、いまだになんだかよく分からない性質ですが、とにかく休眠期なのは間違いなさそう。剪定時期は樹木の種類によっていろいろですが、ブルーベリーの場合はこの休眠期にやるのが一般的なようです。
ブルーベリーの枝を観察すると、めちゃくちゃ絡み合うように好き勝手伸びているのが分かります。
こんだけ密集していると当然葉っぱに十分光が当たらなかったり、風通しが悪くなるのは素人目でも分かります。こんだけめちゃくちゃな枝の伸び方をする樹木なんですから、そりゃ剪定が必要なのは当たり前ですよね。これまで一回も剪定したことがないわたしがいうのもアレですが。
若いブルーベリーの樹では花芽の剪定が中心
植え付けて2年ほどの若い樹は、実の収穫よりも樹の成長を優先させる方がよいのだとか。
花芽がついたからといって好き勝手に結実させると、そちらに栄養を取られて樹が大きくならず、そのまま弱ってしまうことがあるっていうのがその理由。あぁ、これまで育ててきた他のブルーベリーの樹がだんだんと元気がなくなっていったのは、きっと好き勝手結実させてきたからなんだろうなぁ、と思い当たる節がありまくりです。ありのままでは自滅する樹木ってどうなの?とも思いますけど。
その為、今回のような若い樹では思い切ってビシバシと花芽を剪定していきます。これで今年の収穫も期待できないな…と思うと悲しいですが、元気な樹に育ってもらうためだから仕方がありません。1・2年だけの我慢。
ところで、さも詳しいように書いていますが、今ちょん切っているのが本当に花芽なのかどうかは実は自信ないんですよね。ブルーベリーの花って枝の先端につくから、多分これだと思うんだけどなぁ。
若いブルーベリーの樹では強めの剪定はNG
こういう込み入った枝を切るのは剪定の基本中の基本。”間引き剪定”ってやつですね。わたしのような素人でも流石にこれは良くないのは分かるので、切りたくてうずうずしてきます。しかしながら、今回のような若い樹であまり強い剪定をするとやはり弱ってしまうらしいので、しばらくは我慢しましょう。こういう間引き剪定はもっと大きく成長した樹で行うものらしいです。
・・・といっておきながら、
我慢できずに結局切ってしまいました。
しかも、ついつい結構切ってしまいました。大丈夫なのかすごく心配ですが、切ってしまったものはもうどうしようもないので、大丈夫かどうかは新芽の季節まで待つしかありません…。
今年からはちゃんとブルーベリーのお世話をしよう
というわけで、人生初のブルーベリーの剪定はわずか5分ほどで終了。改めてみると、本当に切りすぎちゃった感がすごいです。枝も細くて、簡単にパチパチ切れちゃうから…。ハサミでもサクサク切れますよ。
これまで育ててきたブルーベリーは完全放置のせいですっかり元気がなくなってしまったから、今年からはこの若い樹と共にしっかりとお世話をしていきたいと思います。
それにしてもこの若い樹を含め、わたしが育てている全てのブルーベリーの樹では、伸びた枝が徐々に水平方向に垂れ下がってくるんですよね。わたしはこれがすごく気になるのです。ご近所さんが育てている樹は綺麗に真っ直ぐ伸びているので、きっとわたしの育て方の問題なのでしょう(育て方っていうほど何もしていないけど)。この点もこれからなんとかしていきたいところですね。