今回の作業
どんな作業? : ウッドデッキのフェンスの笠木作り
使うもの : スライド丸ノコ、ジグソー、電動ドリル、電動ドライバー、サンダー、コーススレッド、キシラデコール
必要な費用 : 0円(端材で製作した為)
肉体行使度 : ★★☆☆☆(2)ソフトウッドは加工がとっても簡単
言いたいこと :ウッドフェンスに笠木があると重厚感がアップするのでおすすめ。幅広に作るとテーブル代わりになっていろいろと便利です
一ヶ所だけ笠木が未取り付けだった我が家のウッドフェンス
これまで当ブログではDIYでのウッドデッキ製作の方法や、その製作過程をご紹介してきました。ウッドデッキ自体はもう何年間も完全に日常生活の一部として使用し続けているんですが、実はいまだに未完成状態。床下収納を作りたかったり、そうじゃない部分にはもっと幕板を取り付けて綺麗に仕上げたいなどといった想いがあるんですが、何不自由なく使えるとなるとついついそういった作業を後回しにしちゃうんですよね。わたしの悪い癖です。
ここもそんな未完成の部分の一つ。ウッドデッキには目隠しフェンスや転落防止用のフェンスを設置しているんですが、この部分だけフェンスの笠木を取り付けておりません。笠木っているのはフェンスの一番上に横向きに取り付ける木材のこと。最初はどんな形にしようか迷っていただけなんだけど、そのままズルズルと2年半ほど。いくらなんでも放置しすぎ!
今回はこの部分をちゃんと仕上げてあげましょう。
材料はウエスタンレッドシダー。でも、耐久性は大丈夫?
今回用意した材料はこちらのウェスタンレッドシダーの2×8材。家具製作で余った材料ですね。倉庫で余らしておくには勿体ないので有効活用しましょう。
ウッドデッキ製作では費用対効果からウリンを使うべき!というのは現在のわたしの考えですが、ウッドフェンスやパーゴラといった地面からほどほどに離れており、通気性のよい場所であればウェスタンレッドシダーでも全く問題無さそうだとも感じています。ソフトウッド=すぐ痛むならば、日本の家屋で杉などが外壁に使われるわけがありませんからね。
こちらは2年半前に作ったウェスタンレッドシダーの笠木ですが、ご覧のとおりいかにもウェスタンレッドシダーっぽい経年変化をしているものの、腐食等は特に感じません。ウリンなどのハードウッドは重量もあり、また幅広い寸法の木材もなかなか手に入りませんから、こういう部分はむしろウェスタンレッドシダーの方がずっと適していると思います。
ウェスタンレッドシダーの笠木の取り付け作業
それでは早速加工を開始。
こういうのは現物合わせなので、まずは寸法を測ってしっかりと収まるようにカットしていきます。
ウリンなどのハードウッドを加工した後だと、ウェスタンレッドシダーの加工性の良さに驚きますね。もう、本当に思い通りにサクサク切れるのですから。柱に収まる部分のL字状のカットはジグソーで加工しました。今回は楽がしたくてジグソーで切りましたが、ジグソーって分厚い材料で使用するとどうしても刃が逃げて切断面が綺麗な直角に切れないですから、時間が掛かっても手ノコの方がいいでしょうね。
ぴょこんと飛び出たこの角っこ部分は、既存の笠木のラインに合わせてカットしましょう。
カットが終わったら切断面をサンダーで整えて、毎度毎度のキシラデコールで塗装。ソフトウッドであるウェスタンレッドシダーは塗料の吸い込みが激しいので、まずは下塗り用の塗料で1回目の塗装を行い、その後色のついた塗料で2回目の塗装を行うのがちゃんとした手順。
…なんですが、最近は面倒臭がって1回目の下塗りを省略することがほとんど。1回塗りだと、土曜日に塗って日曜日に組み立てることができますから、土日で作業が完了するでしょ?2回塗りは作業が2週間に渡ってしまうし、その間加工中の材料を保管するのが面倒なのでついついサボってしまいます。
これまでの経験で1回塗りと2回塗りで明らかな違いがないっていうのもよく分かりましたし。
塗装が乾いたら笠木を取り付けて完成。取り付けに使用するコーススレッドはもちろんステンレスを使いましょう。
今回取り付けた笠木ですが、2×8材で作っているのでかなりの幅広っぷり。こういう幅広タイプの笠木はガーデニングやDIY作業時のちょっとした物置きや作業台として使えるので、とっても便利です。もしくは、陽気な日ではここにコーヒーやお酒を置いてウッドデッキでのんびりする時にも大活躍。ウッドデッキライフがより充実しますよ。
今回の作業ですが、2年半前に笠木を取り付けるための支柱は既に設置していたので、木材を切って、塗って、固定するだけのとても簡単なものでした。それなのに、どうして2年半前に一気にやってしまわなかったんだろう…。道具などをいちいち準備することを考えると、どう考えも効率が悪いんですけどね。自分のことなのにとっても不思議です。