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突然ですが、わたしは緑のカーテンが大好き。
緑のカーテンとは蔦性の植物を用いた日よけの事で、夏の時期に窓の外等に作られますよね。
夏の暑い日差しを遮るという機能だけならシェードなど他の物でも同じ効果を得ることができますが、葉っぱの隙間から少しだけ室内に差し込む柔らかい光など、独特の雰囲気は植物ならではのもの。
そんな雰囲気が好きで、わたしは夏の暑い日差しを遮る為に毎年欠かさず緑のカーテンを作っています。
そんな緑のカーテン愛好家のわたしが、これまで緑のカーテンの作る為に使用した植物について、メリット・デメリットを交えてご紹介したいと思います。
ゴーヤの緑のカーテン
緑のカーテンに使われる植物としては多分最も一般的な植物。ゴーヤはウリ科ツルレイシ属の一年草です。
ゴーヤを使うメリット
ホームセンターであればどこでも苗が入手できるし、安価だし、更に成長のスピードが速いという、緑のカーテンを作るには最適なんじゃないかという程多くのメリットがあります。
また、野菜として有名な通り実ができるので、食べても楽しめます。子供の食育にも良いですね。好き嫌いは分かれる味でしょうが・・・
ゴーヤを使うデメリット
ただしわたしが感じるデメリットが2つあって、1つ目は一年草であること。
一年草とはどれだけ頑張っても一年以内に生涯を終える植物のことです。
つまり、どれだけ立派なカーテンを作っても翌年も使うことはできません。翌年もまた一から育てないといけないのです。
これが結構痛くて、寒くなると枯れたゴーヤで大量のゴミはでるし、翌年は翌年で苗からカーテンとしての機能を発揮するまで育てるのにかなりの時間がかかってしまいます。
そしてデメリットの2つ目は害虫がつくこと。
ゴーヤは野菜の中では比較的虫がつかないと言われておりますが、わたしのこれまでの経験上まず間違いなくつきます。少ないからと放っておくと知らない間に増殖してそれはそれはひどいことになるので、薬剤等による駆除は必須と考えていた方がいいでしょう。
例えば、葉っぱの裏に何か影があるなぁ~・・・と思ったら、大量のウリハムシだ!!いやぁ~!!
ウリハムシだけではなくアブラムシやコガネムシの幼虫やら、嫌なヤツらがまぁいろいろときますので虫が苦手な人は要注意!!
また、緑のカーテンの代表的な植物とされていますが、しっかりとしたカーテンにするのであればそれなりの生育期間が必要で、しかも何株も並べなければならない点にも注意が必要です。それほど巨大化する植物ではないので、1株はもちろんのこと2~3株でもしっかりとした密度のあるカーテンを作るのは難しいです。
アサガオの緑のカーテン
わたしにとっては小学生の夏休みの宿題のイメージが強すぎる植物。ヒルガオ科サツマイモ属の植物で、皆様ご存知の通りゴーヤと同じく一年草です。子供が保育所から毎年種を貰ってくるので、せっかくなので緑のカーテンにしてみました。
アサガオを使うメリット
子供と一緒に成長の様子を観察できることと、綺麗な花が咲くことでしょうね。
成長の様子を観察するのはどんな植物でも可能ですが、やっぱり綺麗な花が咲く植物は子供の食いつきようが違います。たくさんの種を撒いて、緑のカーテン一面に花が咲くというのはとても綺麗ですよ。お花好きにはお勧めの緑のカーテンですね。
アサガオを使うデメリット
一年草であることによるデメリットはゴーヤと同じなんですが、それに加えて我が家の場合はスズメガの幼虫(そこそこデカイ毛虫)が住み着いて食害が凄かったです。
調べたらアサガオではよくあることのようですので、虫嫌いは辞めといた方が良いでしょう。デカイ毛虫は数が少なくても結構キツイものがあります。
パッションフルーツの緑のカーテン
わたしがよく使用しているお気に入りの植物は、パッションフルーツ。
トケイソウ科トケイソウ属の植物で、和名はクダモノトケイソウ。”果物が生るトケイソウ”ってことからこの名前だと思うんですが、本当にそのまんまですね。
パッションフルーツを使うメリット
最大のメリットは多年草であること。
一年で枯れないので、翌年にまた苗や種から育てる必要がないのです。ただし元々暖かい地域の植物なので、日本の大部分の地域では冬の寒さに耐えることができません。冬の間はある程度コンパクトにして室内や温室で越冬させる必要がありますので、緑のカーテンの形そのままを翌年に持ち越すまではできません。
その他にも、
- 面白い形の花が咲く
- 強い植物なので放っておいてもそれなりに育つ
- これと言った害虫が湧かないので虫嫌いでも安心
- 艶やかな葉っぱで見た目がキレイ
と言ったメリットがあります。
フルーツという名前だけあって立派な実がつきますが、かなり癖の強い味わいなのでメリットと言うには微妙なところ・・・・
パッションフルーツを使うデメリット
これと言ってデメリットはない優秀な植物だと思うんですが、敢えて言うならそのままでは冬を越すことが出来ない点がデメリットでしょうか。越冬させる為に室内にしまうのはそれなりに手間が掛かります。わたしの知人は温かいビニールハウスに突っ込んでいるので楽そうですが、普通の人には無理ですよね。
11月を過ぎても屋外に放置していると、このような感じで枯れてしまいます。いくら生命力が強い植物と言っても、南米育ちに日本の冬は厳しいようです。
ただいま葡萄に挑戦中!!
わたしはこれまで紹介した3種の植物を主に使ってきましたが、いずれも次の年にそのまま使えないという問題がありました。
そこで昨年から新たな植物として葡萄を育て始めました。
冬でも葉を落とさない忍冬という植物を使う予定だったのですが、たまたま近所のホームセンターで安売りしてた葡萄を衝動買い。
葡萄は冬の間葉を落とす落葉樹ですが、木なのでもちろん一年で枯れることはありません。
まだまだ小さいので緑のカーテンとして使用するにはあと何年もかかりそうですが、一度育てば毎年緑のカーテンとして使えるのでは?と期待しています。
もちろん、実を収穫して食べるのも楽しみ!
皆さまも夏の暑い日差しを、素敵な植物のカーテンで乗り切ってみてはいかがでしょうか。