お庭の植物

厄介なお庭の藻『イシクラゲ』への対処方法。駆除剤の使用には注意が必要!

2020年1月3日


皆様はイシクラゲってご存知でしょうか?

イシクラゲっていうのは地面の上に湧く藻のことで、まぁとにかく見た目がよろしくありません。乾燥しているとまるでワカメやヒジキのようなカサカサした外観をしているんですが、水分を含むとブヨブヨとしたキクラゲみたいな外観になります。それがまぁ、気持ち悪いこと、気持ち悪いこと。

我が家のお庭では以前からイシクラゲがたくさん発生していまして、そのあまりの勢いの強さに本当にうんざりさせられてきました。

このイシクラゲの厄介なところは、除去が非常に難しいという点。

どんな屈強な雑草でも植物なら根っこを除去すればやっつけることが出来るけど、このイシクラゲは群体(小さい個体の集まり)なので粉々になってもやっつけることが出来ないのです。

そんな厄介なイシクラゲをどうすれば効果的に除去できるのか、わたしが試した方法についてご紹介したいと思います。

今回の作業

どんな作業? : お庭のイシクラゲをやっつける

使うもの : コケ用の駆除剤 と 素手

必要な費用 : 698円(駆除剤)

肉体行使度 : ★☆☆☆☆(1)軽作業なので楽チン

言いたいこと : 駆除剤は周りの植物も枯らしてしまうので、そう気軽には使えません

 

イシクラゲは何もしないとどんどん増える

イシクラゲは粉々になってもやっつけることが出来ませんが、更に厄介なのが放っておいたらどんどん増えるということ。

普通の雑草なら冬は枯れるとかしますが(地中では生きているけどね)、イシクラゲは一年を通じてずーっと地表に存在しています。唯一乾燥に弱いという弱点があるんですが、乾燥すると無敵の休眠モードに切り替えて、乾燥状態が無くなるまで耐えることが出来るのです。なんでも、数年単位で耐えることが出来るとか?そんなの無敵じゃないか……。

そんなわけで、気温が低くて比較的乾燥している冬の時期でも、このようにびっしりとお庭に残っています。このまま放っておいても消えることはないので、何かしらの対処をしなければならないのです。

 

方法その1:手でひたすら拾う

最も単純なのが手で拾い集めるという方法。

ブヨブヨして気持ち悪いかもしれませんが、この単純な方法はみるみる数を減らすことが出来るのが大きなメリット。熊手やレーキではイシクラゲがバラバラになるだけであまり効率よく集めることが出来ません。ただひらすら、無心でイシクラゲを拾い集めるのです。

 

イシクラゲはブヨブヨしている時の方がより大きくなっていて見つけやすいのですが、バラバラになりにくいという意味では乾燥状態の方が拾い集めやすいように感じます。

この方法はお金もかからずそれなりに効果も高いのですが、完全な除去はほぼ不可能であるというデメリットがあります。

どれだけ気を付けて作業をしても、どうしても小さいなイシクラゲがお庭に残ってしまい、またそこから増えていってしまうんですよね。

 

方法その2:コケ用の駆除剤を使用する

インターネットで情報収集を行うと多くヒットするのがこちらの方法。駆除剤を使ってやっつけるというものです。前々から駆除剤の存在は知っていたんだけど、ネット上の情報はアフィリエイトなどの宣伝目的が多いので半信半疑だったんですよね。しかしながら最近はそんなことも言ってられないくらいイシクラゲに悩まされてきたので、その効果の確認を行いました。

使用したのは山善のコケカビとれ~ルという製品。近所のホームセンターで698円で購入してきました。うぅ…意外と高いじゃないか…。

 

何故コケ用の駆除剤?って思われる方もおられるでしょうが、地衣植物にも効果があるって書いてあるでしょ?ちなみにイシクラゲが地衣植物に分類されるかどうかは分からないけど、地衣植物ってかなりの厚みのあるコケとか藻っぽい植物を含むので、多分オッケーじゃないでしょうか。

今回は購入しませんでしたが、ネットで調べるとコケそうじという駆除剤もヒットします。こちらは『イシクラゲにも地衣類にも効果あり』って明記されていますから、より期待できるかも。

 

駆除剤の効果を確認しよう

藁にも縋る思いで購入した駆除剤ですが、いきなりお庭にバラまくのも抵抗があるというもの。そこで、まずは拾い集めたイシクラゲを使用して効果の確認を行うことにしましょう。

イシクラゲは乾燥状態になると休眠モードになってしまい、外部からの攻撃にめっぽう強くなります。なので、薬剤を散布する時はこのように湿ってブヨブヨになっている状態ではないといけません。このブヨブヨしているイシクラゲに……

駆除剤をブシューっと散布。これまで苦しめられてきた恨みを晴らすべく、これでもかというくらいに散布してやります。

 

ところで、この駆除剤がイシクラゲに効果があったとしても、他の駆除したくない植物にまで影響が及んでしまっては意味がありませんよね。

そこで、イシクラゲに対する駆除剤の効果を確認すると共に、普通の植物に対する影響も確認することにしました。使用するのは適当に生えていたこちらの雑草。

申し訳ないですが、イシクラゲと同じように駆除剤をスプレーしてみました。

 

散布1日後の様子

駆除剤を散布してから1日後の様子です。

気持ちイシクラゲの色が薄くなったような気がするけど、枯れているとかそういう感じではなさそう。また、雑草の方も目立った変化はありませんね。

 

散布2日後の様子

駆除剤を散布してから2日後の様子です。

ピンぼけで申し訳ないですが、イシクラゲは徐々に縮んできました。でもこれはきっと駆除剤のせいではなく、単純に乾燥してきたからのような気がします。色は昨日と同様、気持ち色が薄い感じ。このまま枯れてくれたらいいんだけど…。

一方雑草の方は顕著な変化が現れました。

そう、枯れてきたのです。

スプレーをした場所だけが、明らかに枯れてきています。これはちょっとよろしくないぞ……。

 

散布4日後の様子

駆除剤を散布してから4日後の様子です。

イシクラゲはますます縮んでしまい、まるで休眠モードのような状態になりつつあります。これが枯れているのか、枯れていないのかは分からないけど、もし枯れていても拾い集めるという作業は発生するみたい。

そして、雑草の方は間違いなくすっかり枯れてしまいました。

 

結論

結論

駆除剤がどれくらいイシクラゲに効果があるのかは分からないけど、周囲の普通の植物は間違いなく枯れてしまう。

これってつまりは、イシクラゲだけを除去するような使い方は全くできないということなんですよね。イシクラゲは除去したいけど、周囲の大切な芝生まで枯れてしまうのはあまりに大きなデメリットです。

 

イシクラゲの除去は一筋縄ではいかない

というわけで、今回の実験からコケ用の駆除剤はイシクラゲ以外の周囲の植物にも大きな影響を及ぼすることが分かりました。

イシクラゲが特に発生するのは梅雨時期ですが、その時期には周りの植物も元気モリモリな季節。そんな時期には到底使うことは出来ないでしょう。

どうしても駆除剤を使用したい場合は、ちょうど芝生などの植物が枯れてしまっている冬の今の時期にしておきたいところ。

それでも駆除剤自体の効果は絶対的なものではな無さそうですので、基本は手で拾い集めて、どうしても残っていますものに対して使用する程度にしておいた方が無難なのかもしれません。

結局のところ、イシクラゲは一度発生してしまうとそう簡単に駆除出来るものじゃないみたい。ですので、いかにイシクラゲが発生しないような環境作りを行うかが重要なのでしょう。

以前、芝用の目土で地表部分をすっかり覆ってしまったところ、イシクラゲの発生がぴたっと止まったこともあります。この経験からも、イシクラゲの対策としては土壌の改良が最も重要なのだと感じています。

駆除剤の散布にせよ、土壌の改良にせよ、他の植物が休眠している冬の時期は作業を行うのに最適な時期。イシクラゲに悩まされている方は、春以降に被害が増加しないよう、今から対策を行ってみてはいかがでしょうか?

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