お庭の植物

お庭でもっとも厄介な雑草『スギナ』。対策は強力な除草剤の一択


 

年々増える我が家の雑草

春はお庭の植物が新芽を出す季節ですが、新芽を出すのはなにも大切に育てている植物だけではありません。当たり前ですが、招かれざる雑草達も同じです。むしろ雑草達の方が新芽を出すタイミングも、成長のスピードも早いのでほんとうに厄介。だからお手入れをしないとお庭はすぐに雑草まみれになるのですね。

そんな厄介な雑草達ですが、我が家の雑草の量って年々増えてきている気がするんですよね。・・・いや、これは絶対に気のせいじゃない。

シバゲンで除草している芝生ゾーンはまだ全然マシなんだけど、それ以外の部分がもうほんとうに酷い感じ。気が付いたら雑草まみれです。最近は週末の時間のうち半日ほどはひたすら草むしりに消費されています。辛い・・・。

それにしてもなんでこんなに雑草が増えていくんだろう?と考えてみたんですが、こうやって頑張って雑草を除去しているものの、やっぱり完全には除去できていないんでしょうね。おそらく頑張って根っこから除去しているつもりでも、多少なりとも地中深くには根っこが残っているのでしょう。その除去しきれていない根っこから復活するような雑草が年々増えていき、その積み重ねでこんなことになっているんじゃないでしょうか。

この悪しき流れを変えるには、除草剤などの思い切った方法で一度リセットした方がよいのかもしれません。

 

最も厄介な雑草、それはスギナ

雑草といってもたくさんの種類の植物が存在していますが、その中でもっとも厄介な雑草を挙げろと言われたら、わたしは迷わずスギナを選びますね。キング・オブ・雑草。

スギナはシダ科の植物。春の風物詩であるツクシの本体です。

そんなスギナが、昨年作ったサイクルポートの地面からこんにちはしているのを発見。

いやいやいやいや、この場所は地面の上に雑草対策シートを2枚重ねで敷いており、そしてその上には砕石まで敷いているんですよ。雑草なんかがそう簡単に生えてくるような場所ではないのです。根性ありすぎじゃない?

でも実際にこうしてスギナが生えてきたわけですが、その理由は簡単。

実はすぐ近くの他所様の土地に、スギナの群生地が存在しているから。

このスギナという植物の厄介な点は、地中からながーい地下茎?根っこ?を伸ばしてきて、また別の場所から出現してくるのです。なので氷山の一角のように、スギナを地表で見つけた時は、その下の地面の中ではもうすでに広大な根っこのネットワークができているのです。

よく川の土手などでツクシが大量発生しているのを見かけますが、あれって恐らく全部が違う株ではなく、かなりの数が根っこで繋がっているのでしょう。竹もそうですが、根っこで繋がる植物の生命力と勢いは恐ろしいものがあります。見つけたときにはもう既に手遅れなのです。

 

スギナに草むしりは無理。除草剤一択

そんなスギナですが、これだけは断言できます。

草むしりによる除去は不可能。

地中深くまで伸びている根っこのネットワークを完全に取り除くのは現実的ではありません。ある程度取り除くことで復活してくるまでの時間稼ぎはできるでしょうけど、ものすごい労力がかかります。

昔、どのくらいの根っこがあるのか気になって地面を丁寧に掘り返したみたところ、地表に出ている緑色の部分はほんの少しだけにも関わらず、地中はこの有り様でした。これでも途中であきらめたんですよ。こいつには絶対に勝てねぇ・・・と思いましたね。ちなみに、これだけ除去しても数か月後にはまたこんにちはしてきました。ヤバすぎでしょ、こいつ。

 

なのでスギナの除去は除草剤一択。化学の力は偉大ダ!!

わたしもお庭造りを始めた当初は除草剤の使用に抵抗があったんですよ。薬剤ってなんだか土地に悪そうなイメージがあるじゃないですか。ペットを飼っているわけじゃないけど、生き物に悪いイメージがあるじゃないですか。

でもそんなことを気にしていたら雑草達のパワーには太刀打ちできませんし、もう何年も除草剤を使用し続けていますが、お庭の生物が不審死することもなければ、形がおかしな生物を見かけることもありません。せっかくメーカーさんが頑張って研究して作っているんだから、こんな便利なものはじゃんじゃん活用しちゃいましょう。

 

除草剤パワーの前では凄まじい生命力を誇るスギナもイチコロ。散布から1週間程度でこんなしおしお状態になります。もう少し放っておいたら完全に枯れるでしょう。

除草剤にもいろいろとあるけど、もうわたしは何年もハートさんの除草剤『はやきき』を愛用しています。

除草剤って大きく分けると、希釈済の手軽なタイプと自分で希釈する本格的なタイプの2種類が存在しています。前者は今の時期ならドラッグストアやスーパーでも売っていほど手軽な存在だけど、後者はホームセンターや園芸ショップでの入手がメインとなるでしょう。

この2つのタイプですが、効果はやっぱり全然違うように感じます。もちろん、効果が高いのは圧倒的に後者の方。本格的なものは開封前からでも異臭を放っているものもあり、我々素人には敷居が高いようにも感じますが、効果に関しては文句なしの抜群。育てている植物だろうが雑草だろうが見境なく枯らしてしまうので使いどころは選びますが、しつこい雑草に困っている人にはとてもおすすめです。

-お庭の植物
-