お庭造りの材料

枕木はやっぱり腐る。どうしても使いたい場合は枕木の種類に注意!

2020年9月25日


お庭を作る為の素材には本当にたくさんの種類がありますが、それらの中でもお洒落さという点での鉄板アイテムといえば枕木でしょう。

天然素材ならではの質感は本当に素晴らしいですよね。その優しい雰囲気に憧れる人はきっと多いはず。

しかしながら枕木は天然木材である以上、腐敗というデメリットがある点がなかなか悩ましいところ。

わたしも長年にわたりお庭に枕木を敷こうかどうか、ずーっとウジウジ悩み続けていましたが、結局コンクリート製枕木に落ち着きました。腐敗の可能性がどうしても我慢出来なかったんですよね。

コンクリート枕木を設置してはや7年となりますが、この判断にいまのところ不満や後悔は感じておりません。もちろん、これから先はまだまだ分かりませんけどね。

一方、わたしが選ばなかった枕木の方なんですが、先日ちょっと気になる施工例を見つけちゃいました。本日はその施工例を元に、枕木の腐敗について改めて考えてみましょう。

やっぱり枕木は腐っちゃうの?

 

見つけた施工例は、本物の枕木

もうそのまんまなのですが、こちらは本物の枕木として使用されている枕木です。なんだかややこしいですが、線路の下に敷くという、枕木本来の用途ですね。

コロナ禍の影響で最近は郊外への散歩目的でのお出かけが増えたんですが、こちらはそんなお出かけ先で見つけた鉄道の橋です。橋自体はごっつい鋼材で作られていますが、鋼材とレールの間の枕木はご覧の通り昔ながらの木製のタイプ。

近年、鉄道の枕木はより耐久性の高いコンクリート製枕木へと置き換えられつつあるそうですが、このように地方の鉄道ではまだまだ木製の枕木は現役のようですね。

 

おもしろいことに枕木には円筒形の金属製の部品が打ち込まれています。どの程度の深さまで打ち込まれているんでしょうかね?

この部品の狙いは木材の割れの防止?それとも曲がりの防止?いずれにせよ、きっと強度アップの為に打ち込まれているのでしょう。また、場所によっては一部の枕木に鋼鉄製のものが使われており(3本に1本くらいの割合)、おそらくそちらも強度アップが目的だと思われます。

 

よく見ると結構傷んでる?

ところでこの正真正銘の枕木、よく見ると結構傷んでるんです。

傷んでいる箇所は主に木口。木口というのは、木材の繊維方向と直角に切った切断面のことです。

この木口部分は当然枕木の端っこ部分であり、線路の真下部分ではありません。なので、この傷みは電車が通過することによる痛み、というわけではなさそう。

痛みの様子からも、おそらくは木材の腐敗によるもの…だと思うんですがどうでしょう?

 

その証拠に、木口が痛んでいる枕木をよくよく観察すると、木口以外の他の部分も結構年季が入っています。傷んでいる程度はぶっちりで木口部分が酷いんですけどね。

DIYでのウッドデッキ製作でも同じなんですが、木口は水を吸いやすいので他の部分より傷みやすいんですよね。なので長持ちさせる為にはこの木口の処理が結構重要だったりします。

 

通気性抜群でも枕木は腐るってこと?

この鉄橋における枕木の痛みってわたしにとっては結構衝撃的だったんです。

だってほら、木材の腐敗って水気が密接に関係していて、だからこそウッドデッキなどの木造のものはなるべく乾燥状態を保てるよう、通気性なんかをとても重要視するわけじゃないですか?

その点、地面から遥か離れた空中に設置されている鉄橋の通気性はこれ以上ないくらい抜群のはず。

それなのに、この見事な腐りっぷり!!!

この枕木が設置されてからいったいどれほどの年月が経っているのかは分からないものの、このような好条件下であろうとも枕木は腐敗するのです。

なお先程、”鉄道の枕木は近年より耐久性の高いコンクリート製枕木へと置き換えられつつあるそう”と書きましたが、調べてみると、枕木の破損を原因とする脱線事故が多数発生してしまっていることがその理由なのだとか。

鉄橋や砕石層に枕木を設置する線路ですらそのような問題があるのですから、土に埋めたりするようなガーデニングでの使用方法だとそれよりもずっと早く腐っちゃうのは想像に難しくありません。

以前のわたしは、”もしかすると枕木が腐るっているのは特殊な事例のことで、話を盛ってるんじゃないの?”な~んて考えていた時期もあったんですが、実際にこんな痛みっぷりを目のあたりにしてしまうと、とてもお庭に枕木を埋める気にはなれません

 

どうしても使いたいなら、広葉樹の枕木を使おう

というわけで本日は、枕木は腐っちゃうからお庭では使わない方が良いというお話でした。

しかしながら、これはあくまで今回発見した事例だけを元にした場合の結論で、まだ枕木が絶対にダメだというわけじゃありません。

どうしても枕木を使いたい!という人にもまだ希望はありまして、それは枕木に使っている木材の種類

というのも、今回見つけた傷んでいる枕木は針葉樹(おそらく杉)で作られているものだったんですよね。ウッドデッキの材料と同じく、針葉樹(ソフトウッド)と広葉樹(ハードウッド)とでは耐久性が全然違いますから、ハードウッドで作られた枕木を使えば耐久性も随分違うはず。

ただし、ホームセンターなどで販売されていて容易に入手できる枕木のほぼ大半が杉製のようですから、広葉樹で作られた枕木は主にネット通販で購入することになるでしょう。

耐久性で言えばユーカリなどで作られ、防腐剤をガンガンに浸透させた海外の本物の枕木なんかが良いのでしょうが、ペットを飼っている等の理由で防腐剤に抵抗のある方もおられるでしょう。そのような方でも安心の防腐剤フリーのものや枕木風のガーデン用材料など、最近はいろいろあるみたいですね。

それでもやはり木材ですから、地面に埋めるような使い方をしているといつかは朽ち果ててしまうのは避けようがありません。たとえそれが20年とかの長い期間だったとしても、腐敗というデメリットがどうしても気になる…という人は、わたしが使っているみたいなコンクリート製枕木なんかもよい選択肢になるのではないでしょうか。

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