10月に入り、最近は日中の暑さも和らいでかなり過ごしやすくなってきました。朝は結構冷え込むことも多くなってきたので、服装や布団のチョイスがなかなか難しいですね。
さて、我が家では夏の時期には厳しい日差しを遮る為、屋外にシェードを設置しております。ウッドデッキの上をジャストサイズですっぽり覆うことが出来るよう、DIYで製作した力作なのです。
拘りのポイントは台風などの時でもすぐに畳めるように開閉式であること。ロープでササっと畳めちゃうんです。
DIYで開閉式シェードなんて作れるのかな?と思いつつも、きっとなんとかなる!と信じて製作に取り掛かってみたところ、思っていた以上にうまくいかなくて焦ったのは今となってはいい思い出。なんとか形になって、本当に良かった…。
そんなDIYで製作した開閉式シェードなんですが、今年は少々困ったことが起こってしまいました。
それは、藻。
本日はシェードに発生した藻の被害と、それをなんとかしようとする様子、そしてその作業の途中で気が付いてしまったDIYで製作したシェードの意外なデメリットについてご紹介します。
シェードに藻が生えた!
もう、そのまんまなんですが、知らぬ間にシェードが藻まみれ。
これを本当に藻と呼んで良いのかは分かりませんが、とりあえずそれ系の存在であることは間違いでしょう。緑色だし。
藻って水の中に発生するイメージが強いですが、意外と陸上でも多く存在しているんですよね。長年にわたり戦い続けてきたイシクラゲもその一つ。
このような緑色の点々が全体的にある他、雨水が溜まりやすいシェードの下の部分はうっすらと広範囲が緑色になってしまいました。せっかく爽やかな雰囲気にしたくて白っぽい色のシェードを選んだというのに、藻が湧いてくるとその雰囲気が台無しになっちゃいます。これは早々になんとかしないと!
そういえば、そもそも藻って家の外壁やフェンス、ベランダの床などいろんな場所で発生するんですよね。通気性の良い場所だろうが、陽当たりの良い場所だろうが、はたまた日陰の場所だろうが、我が家ではいろんな場所で発生しています。でも、どんな場所でもまんべんなく、っていうわけじゃないから発生しやすい条件が何かしらあるんでしょうね。
特に盛大に発生するのがこちらのベランダの床部分。アルミ製の排水溝カバーによく湧くので、もしかしたら材質も関係あるのでしょうか?アルミ製の手摺りにもよく湧きますし。
放っておいても悪臭が漂ったりするような実害はないんですが、見た目が悪くなるので我が家では年に1回程度、掃除できる範囲で藻の掃除をしております。
平滑な場所であれば台所スポンジやタワシで擦ればすっきり綺麗になるから簡単なんですが、フェンスのような凹凸の多い場所だと隅々まで擦ることが出来ないので、完全な除去は結構難しいんですよね。少し高価ですが、藻やコケを掃除する為の専用のスプレーなんかを使うのも良いかも。
そんな厄介な藻が、今回はなんとシェードに湧いてきてしまったのです。布地の上に藻が湧くのは初めての経験なので、どうやればすっきり綺麗にすることが出来るのでしょうか…。
そうだブラシでこすってやろう
というわけで、真っ先に思い付いたのがこちらのデッキブラシ&バスマジックリンのセット。
デッキブラシって、本当に便利。
学校や職場での掃除グッズとしてド定番な存在だけあり、その掃除パワーは超絶大。長い柄はしっかりと力を込めることが出来ますから、手で持つブラシやタワシなんかよりもずっと強くゴシゴシ出来ちゃいます。ホームセンターで簡単に入手出来ますから、是非一家に一本!屋外の掃除の強い味方です。
そんな強力なブラシでゴシゴシしても良いのだろうか…?という一抹の不安を抱えながらも、とりあえずシェードを外してウッドデッキの上に広げます。ウッドデッキって、こういうお掃除の時にも便利なんですよね。
バスマジックリンを使ってゴシゴシひたすら擦ってみます。
今回洗剤にバスマジックリンを使っている理由は特にありません。でもなんとなくバスマジックリンってコケや藻に強そうじゃないですか?カビにも効くくらいですし。
すっかりゴシゴシしたら、シェードをロープを使ってぶら下げてシャワーで洗剤を綺麗に洗い流してやりましょう。
これで綺麗になってくれ~!
…という願いも虚しく、残念なことに藻は完全には落ち切っていません。
かなり薄くなったようには感じますが、この後同じ作業を繰り返してもここから先はあまり変化せず。
う~ん、遠目に見たらまったく気にはならないけど、近くで見るとやっぱり気になるなぁ…。そして何よりも藻を僅かにでも残してしまうと、そこからまた増えていく恐れがありますよね。だから出来れば徹底的に取り除きたい!
そうだ漂白剤だ!
なかなか落ちてくれない藻に対してわたしが用意した最終兵器がこちら。
キ ッ チ ン ハ イ タ ー 。
カビだろうがなんだろうが瞬く間に除去してくれる、悪魔のような効果の洗剤。しかしながらその超強力な漂白・殺菌効果と引き換えに、いろいろとデメリットもあるのは皆様もご存知の通り。
できればこれは使いたくなかったんだけど、残った藻に対してはバスマジックリン以外の洗剤や、コケ除去スプレーもまるで効果がなかったので、こいつしかもう手段が残っていなかったのです。まさに苦渋の決断。
もしかしてシェードの柄もすっかり漂白されるんじゃね…?という、一抹の不安どころか不安たっぷりでの作業となりますが、もし失敗してもきっと得るものはあるはず…と自分に言い聞かせてスプレーします。そしてドキドキしながら30分ほど放置…。
結果は…大成功とまでは言えないけど、藻はかなり薄くなりました。お洒落なシェードのストライプ模様も漂白されていません。
きょ、今日はこの程度で勘弁しておいてやる!(これ以上は怖い)
…まだちょっと緑の点々はあるけどね。
DIYで製作したシェードの意外なデメリット
ここまでだったら、シェードって藻が生えることもあるし、その除去は結構大変でした。…というお話なんですが、今回の話はもう少しだけ続きます。
日頃シェードの様子なんてじっくり見ることがないから気が付かなかったんですが、今回掃除の為にまじまじと見たところ、結構色褪せがすごいんです。
この部分のストライプ模様はほぼ消えているでしょ?
いや、色褪せすること自体はそりゃ分かりますよ。夏の間中ずっと厳しい陽射しを受けているんですから。
しかしながら、このシェードを製作したのは昨年の梅雨時期。さらに我が家では夏の間しかシェードを設置しないので、僅か6か月程度しか使っていないことになります。
そんなに簡単に色褪せするもんなのかな?と思って調べてみると、こういう染料系の素材は数週間で色褪せが発生するみたいで、それは濃い色であればあるほど目立つそう。このことはメーカーや販売店のホームページでも注意書きで明記している場合が多いようです(わたしなんかはあまり読まないけど…)。我が家のシェードは薄い色なので全然マシな部類ってことですね。
DIYでシェードを製作する場合は、市販品にはないお洒落な色合いにしたいと考える人はきっと多いはず。しかしながら、シェードの材質や色を選ぶ時は、思っている以上に色褪せが早く進行するものだと考えていた方がよいでしょう。
なお、我が家のシェードでは色褪せと共に生地の表面がややカサカサしてきており、そちらの方がずっと気になっています。撥水効果が低下するくらいなら全然いいんですが、生地が紫外線でダメになって僅か数年で使えなくなるという事態だけは勘弁…。結構費用も掛かってるしね。
次使うのはまた来年の6月頃になるだろうけど、今後は引き続き様子を確認していきたいと思います。