DIY作業日記(お庭)

リッピアとレンガの草目地の手直し。草目地は定期的なメンテナンスが必要不可欠


これまで様々な投稿で繰り返して主張してきたことなのですが、わたしは草目地が大好きなんです

草目地っていうのは、レンガとレンガの隙間や、コンクリートの間に設けられた溝をグランドカバープランツで埋めること。草目地にすると無機質になりがちなコンクリートであっても優しい雰囲気になるし、元から優しい雰囲気であるレンガと組み合わせた場合なんか相性抜群すぎて、つまり最高すぎるわけなんです。

そんな草目地ですが、成長を続けていく植物を組み合わせている以上、どんな植物であっても定期的なメンテナンスは絶対に必要となります。悩ましいのは、これが結構面倒で、そして意外と難しいってこと。

本日はリッピアとアンティークレンガを組み合わせた草目地のメンテンナンス作業を例に、草目地の面倒臭さい点と難しい点について紹介します。

今回の作業

どんな作業? : リッピアとアンティークレンガを組み合わせた草目地のメンテンナンス

使うもの : 芝刈りハサミ、高圧洗浄機

必要な費用 : 0円

肉体行使度 : ★☆☆☆☆(1)作業自体は大変じゃないんだけど…

言いたいこと : 草目地の雰囲気は素敵ですが、その素敵な状態を維持するにはそれなりの労力が必要

 

リッピアの草目地がこんな有様に

我が家には数種類の草目地があるんですが、今回ご紹介するのはリッピア(ヒメイワダレソウ)とアンティークレンガを組み合わせた草目地。

お庭の大部分は芝生なんですが、それだけじゃおもしろくないなーと思って植え付けたのがこのリッピア(ヒメイワダレソウ)。芝生のように完全に地面を覆うような密度はありませんが、白くて可愛い花を結構長期間に渡って咲かせるので、芝生よりもずっと華やかです。

 

そんなリッピアとアンティークレンガの草目地ですが、いつの間にやらこんな状態に。

 

あれ?こだわりのアンティークレンガはどこに…?

 

リッピアはランナーを伸ばして地面に沿って旺盛に成長する強靭な植物なんですが、そのデメリットとして気を抜くとあっという間に想定していた周囲とのバランスを崩してしまいます。今回だとバランスが崩れたことでレンガをすっかり飲み込んでしまったというわけ。流石にこれでは素敵な雰囲気とは言えない…。

芝生もそうなんですが、グランドカバープランツをいい状態に保つにはマメなお手入れは必須なのです。

 

芝刈り鋏でランナーを整理

冬の期間はリッピアも芝生同様休眠期に入っており、地表部は枯れています。密度も下がっているので、レンガとのバランスを見直したり調整したりするには絶好の時期。

芝生であればエッジカッターを使うような場所ですが、リッピアは芝生よりもランナーの勢いが強く、今回もすっぽりレンガを覆っているので、道具はエッジカッターよりも芝刈り鋏の方がずっとやりやすいです。

早速チョキチョキチョキチョキ…地道にレンガの上のランナーを切っていきましょう。リッピアの強靭さを知っているもんですから、切りすぎたらどうしようなんて心配は一切ありません。遠慮なく存分に切っていきます。

 

レンガが顔を出したのは随分久しぶり。あれ?でも、こだわりのアンティークレンガってこんな色だっけ?

 

レンガの汚れには高圧洗浄機

リッピアのランナーを整理してもあんまり見た目が変わらないのは、レンガの上にリッピアが生い茂っていたことによりレンガがすっかり土で汚れているから。レンガって表面が細かく凸凹していますから、こういう汚れはなかなか綺麗にできません。

こういう時に便利なのが高圧洗浄機。高圧洗浄機の洗浄能力自体は思っていたよりも高くは無く、はっきりいってブラシを使った手作業の方が汚れはよく落ちます。しかしながらレンガやコンクリートの表面は細かく凸凹している都合上、ブラシによる手作業では絶対に隅々まで掃除できませんから、結果的にこういう素材では高圧洗浄機の方が圧倒的に綺麗になります。

 

高圧洗浄機パワーであっという間に綺麗になりました。そうそう、こだわりのアンティークレンガはこんな色をしていました。そういえば文字が刻印されたレンガも混じっていたなぁ(すっかり忘れてた)。

ところで、今回のように砂や土があるような場所だと高圧洗浄機の噴射の勢いで周囲が激しく汚れるので注意が必要です。本来の使用用途とは少し違いますが、デッキクリーニングキットがあると土の飛散はかなりマシになります。

 

草目地の最大の懸念は地面の盛り上がり

リッピアのランナーの整理とアンティークレンガのクリーニングで、見た目は随分綺麗になりました。冬季なのでリッピアは休眠状態だけど、春になって新芽が出たらきっと素敵になるはず。

 

ただ今回の作業でまた別の懸念点にも気がつきまして、それはリッピア部分の地面の盛り上がり。どういうことかというと、リッピアを植えた当初よりも土の高さが高くなり、レンガと同じ高さになっているんです。

これは草目地の宿命ともいえることで、地中の根が増えたからか、それとも周りから持ち込まれた土などが徐々に蓄積するからなのか、その理由は分からないけどとにかく土の高さは変化していきます。以前は芝生の草目地でもこの問題でかなり苦労したなぁ。

このまま進行するとやがてレンガよりもその周りの土やリッピアの方が高くなり、その次はレンガの上に土が流れ込むようになります。そうなる前にレンガを一度剥がして高さを調整し直すか、リッピアを掘り起こしてそのしたの土を取り除く必要があります。どちらにしても、考えただけでも面倒くさい…。

草目地はとても素敵なんですが、定期的なランナーな整理だけではなく、地表の高さの再調整が必要となるのは大きなデメリット。植物は成長を続けるので当たり前のことなんですが、草目地をするなら放ったらかしというわけにはいかないのです。

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