イチゴ栽培

今年のイチゴ栽培は惨敗。やっぱりね、レイズドベッドはイチゴ栽培に全然向いてないよ


みなさまはこんにちは。

様々なDIYを扱っております当ブログではございますが、検索エンジン経由でお越しいただいた方の中にはレイズドベッドについて調べられている方が多くおられるようです。

いいですよね、レイズドベッド。見た目もいいし、作業もしやすいし、植物の生育にもいい!家庭菜園では理想的な栽培環境だとわたしは考えているんですが、それでもこれだけは言っておきたい。声を大にして言っておきたい。

レイズドベッドでのイチゴ栽培はやめとけ。

他の作物はいいと思うんですよね。でもね、イチゴ栽培はダメです。レイズドベッドで行いました今年のイチゴ栽培、もう惨敗ですよ。

 

今年のイチゴ栽培はレイズドベッドがメイン

わたくし、これまで様々な環境でイチゴ栽培に挑戦してきました。

ハンギングバスケットやプランターなどイチゴを育てるにはいろいろな方法がありますが、植物が最も成長しやすいのはやっぱり地植えですよね。プランターなどであれば植物が活用できる土の量は限られていますが、地植えだとそんなことはありません。好き放題根っこを伸ばすことができるのですから、植物や作物を大きくするにはやっぱり地植えは最強です。

そんな地植えでありながらもお洒落さや管理のしやすさをより向上できるのがレイズドベッド

枠などを設けることで地面よりも栽培場所を高くすることができる栽培手法ですが、通気性や水捌けが向上することから、まさに地植えの上位互換といえるでしょう。そんなの、家庭菜園するならレイズドベッドで決まりじゃね!?ということで、我が家の今年のイチゴ栽培の中心はレイズドベッドで行うことに。

ところが、他の作物ならいざ知らず、イチゴ栽培においては栽培場所がレイズドベッドだろうが畑だろうが、地植えだといろんなデメリットもあるのが悩ましいところ

我が家の場合、最も警戒しなければならないのがアリとナメクジによる食害です。こいつらはマジ最悪で、わたしがせっせと育てたイチゴを片っ端から食い荒らしていく悪魔のような奴らなのです。こいつらは地面から歩いてやってくるので、栽培場所が地面に近ければ近い程、襲撃されるリスクが高くなるのです。レイズドベッドは地面からは若干高いですが、所詮は地面の延長線上に過ぎないので、虫は歩いて登ってきます。ほぼ、無意味。

 

そんなデメリットを把握していながらもレイズドベッドでの栽培をメインに決めたのは、もちろん地植えによる収穫量のアップを目論んでのこと。わざわざこんな防虫ネットも設置して、今年の収穫はばっちり!…のはずだったんだけどなぁ。

 

アリの大群に呆気なく敗北

もうタイトルで丸わかりなんですが、もうね、全然ダメ

防虫ネットの効果でナメクジの被害は大幅に減らすことができたけど、アリに対しては完全に無力でした。あいつらネットの内側に巣を作っているみたいで、防虫ネットの内部はアリのパラダイス状態。わたしは手間暇かけてせっせとアリのご飯を作っていたのだ!泣けてくるなぁ。

朝起きて収穫しようとイチゴを見ると、明らかに齧られたイチゴが転がっているのはとても悲しいものです。犯人の9割はアリですが、たまーにナメクジもいます。防虫ネットを設置してナメクジの数は明らかに減ったけど、たまに見かけるやつはいったいどこから湧いてくるのか…。あいつら無から生まれてくるんじゃないの?

 

やった!このイチゴはまだ齧られていないっぽいぞ!と思って急いで収穫するものの、

 

それでもやっぱり既にアリさんまみれ~。どうやら小さい穴を既に開けられており、イチゴの中にアリが隠れていたみたいです。これに気が付かないと、下手すると冷蔵庫の中に収穫したイチゴの実を入れたあとにアリが出てきます。これね、本当にむっちゃ腹が立つんですよ。家族からも大ヒンシュク間違いないし、アリのことが心底嫌いになります。

 

アリに齧られたイチゴを放っておくとこんなドライフルーツみたいな無残な感じになりまして、これにはコバエなんかも湧いてきて一層悲惨な状態になってしまいます。齧られたイチゴは早々に廃棄しましょう。

 

今年のイチゴは絶不調

そもそもなんですが、今年のイチゴ栽培はせっかくアリたちによる食害のリスクを抱えて地植えをしているというのに、どうも調子が良くありません。

この場所以外にもそこそこの数を育てているのですが、全体的に昨年よりも実のつきが悪かったり、実が生っても小さかったりします。ご近所の農家さんも似たような感じだったから、今年は天候等に恵まれなかったのでしょうか?そのような状況でもなんとか実ってくれたイチゴの実は片っ端からアリの餌食になったので、精神的なダメージもでかいです。

この恨みを晴らすべく薬剤で片っ端から駆除してやりたいところですが、巣が栽培場所にあるのならば薬害が心配でそれもできません。家庭菜園場所を人質にされている気分だ!

 

そうそう、今年から新たに栽培を始めた”もういっこ”と赤い花が咲くサントリーの”ローズベリー・レッド”の2品種は全然収穫できなかったので、とても残念でした。花が赤色で綺麗でも、実が収穫できなきゃイチゴ栽培では意味がないよ!さらに、ローズベリー・レッドは草丈が低くて葉っぱのつき方が密集気味。通気性が悪く育てにくい印象をもったので、子株を育てて来年リベンジするかはかな~り微妙な気持ちです。

 

一方で、例年と同じく一季なりイチゴの”ジャンボイチゴまんぷく2号”は安定の育てやすさ。別の場所でプランターなどで育てている株ではアリやナメクジに齧られることなく実を収穫することができました。栽培場所を地面から遠く離すのは、イチゴ栽培においてはとても重要ですね。地面からほどほどの高低差しかないレイズドベッドは、やはりイチゴ栽培にはあまり向かないと言わざるを得ないでしょう。

 

もう来年からはレイズドベッドでは育てない

というわけで、今年のイチゴ栽培は惨敗です。元々実の数は少なく、大きさも小さいというのに、それらの大半もアリに齧られてしまう始末。

栽培場所が地面に近いとどうしてもナメクジやアリの食害のリスクは高くなるもの。それはこれまでの経験から十分わかっていたんですが、それを防虫ネットで防げると考えたのがわたしの大きな過ちでした。ナメクジはマシになるけど、アリは無理。マジで無理。どうしようもありません。

アリの巣が近くにない場合はそれでもいいんだろうけど、我が家のお庭にはやたらとアリがいるのでもう地面でのイチゴ栽培は諦めます。イチゴ栽培自体は放っておいても育つので難易度は低いのですが、できたイチゴの実を害虫や鳥から守るのが結構大変なんですよね。

あー、それにしても悔しい!!来年はもっと高い場所で育てることにしましょう。

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