ガーデニング小屋製作

【ガーデニング小屋製作#11】床材張りと壁面収納の製作。端材と100均利用による格安施工


素人がDIYでいちから作るガーデニング小屋製作

のんびりのんびり作業していますが、屋根ができて、壁ができて、少しづつ小屋っぽくなってきているわたしのガーデニング小屋。完成にはまだ少しばかりの時間が掛かりそうですが、屋根と壁にルーフィングシートが張られているので、最低限雨風を防ぐことができる状態にはなっています。雨風さえ防ぐことができれば、内装工事もできるし、小屋として使うこともできるのです。

そんなわけで、外壁等の工事と並行して内装工事もボチボチ進めていきましょう。本日は床板張りと壁収納の製作です。

今回の作業

どんな作業? : ガーデニング小屋の床板張りと壁収納の製作

使うもの : 杉野地板の切れ端、ステンレスフック、ワイヤーネットなど

必要な費用 : 3,000円程度(主にステンレスフック代)

肉体行使度 : ★★☆☆☆(2)床板張りの釘打ちでひたすらハンマーを振り回す必要あり

言いたいこと : 床板を張ったので、これで小屋としてとりあえずは使えるようになりました

 

小屋の骨組みを利用して壁面収納を製作

今回製作している小屋は小屋といっても物置小屋なので、収納力がとっても大切。しばらくは子どもの屋外での遊び道具などを、将来的にはガーデニング用品やキャンプ用品を収納したいと考えています。

ガーデニング用品やキャンプ用品を収納するときにわたしが絶対欲しいのが、壁掛け収納です。ガーデニング用品ならスコップや鍬やレーキなど、キャンプ用品なら火バサミやグローブなど、壁にぶら下げて収納した方が絶対に収納効率が良いものがたくさんあるのです。

そんなわけで壁面収納の一等地と言えるような場所にまず取り付けたのが、この白いワイヤーメッシュ。これはみんな大好きダイソーの100均商品。このクオリティで100円なんですから、100均の企業努力は凄まじいものがありますね。

小屋の構造材とワイヤーメッシュの寸法がすごくいい感じだったので、構造材にコーススレッドで引っ掛けるようにしてワイヤーメッシュを取り付けました。あとあとフックを取り付けやすいよう、ワイヤーメッシュを壁から浮かすようにして設置するのがポイントです。

 

で、そのワイヤーメッシュにフックを使っていろんなものをぶら下げるわけですが、普通のフックを使ったら引っ掛けている物を取る時に一緒にフックが落下するのが目に見えていますよね。フックを落としてしまう度に探して拾うのは絶対面倒。なので、このような落下防止機能のついたフックを見つけてきました。

 

これはフック自体はごく普通のステンレス製のS字フックなんですが、落下防止用のシリコンっぽいバンドが付属しているんです。ワイヤーメッシュに引っ掛けたあとこの落下防止バンドを取り付ければフックは絶対落下しないってわけ。これ、すごくいいでしょ?中華製のノーブランド製品ですが、最近のお気に入りアイテムです。

 

早速子どもの屋外で使うおもちゃ類を引っ掛けてみました。

ワイヤーメッシュに物を引っ掛ける方法としては、真横(水平方向)に金属棒が飛び出しているタイプの金具を取り付ける方が一般的だと思います。お店で商品をぶら下げるのによく使用されているタイプですね。でもあのタイプは子どもの目を突いてしまう危険性があるので極力家庭での使用は避けるべきでしょう。S字フックなら先端は上を向いているので、その危険性がはるかに低い点がいいですね。

 

ワイヤーメッシュの上には1×8材の端材で簡単な棚も作ってみました。ちょっとしたものを置くのに便利だけど、落下防止用の柵があった方がもっと使いやすそうです。今後もっと使い勝手がよいように改良していきます。

 

まだまだスペースは空いているので、ワイヤーメッシュを追加するのか、それとも棚を追加するのか。しばらく使ってみて考えたいと思います。

 

杉野地板の端材を使って床板張り

先程の画像でも既にちょろっと写っていましたが、続けて小屋として使えるように床板を張っていきたいと思います。床板さえあれば小屋内に入ることができますし、物を床に置くこともできます。

床はどうやって作ろうか随分悩んだんですが、ガーデニング小屋とサイクルポートの屋根下地で使った杉の野地板の端材がたくさん余っていたので、それを有効活用することに。どうせ捨てるかキャンプの時の薪にする予定のものでしたから、材料代は実質ゼロ円。資源の有効活用ですね。

しかしながら、杉ってただでさえ防腐性能が低い木材ですし、薄くてしかも表面が荒れている野地板ともなると、その傷みやすさに更に拍車がかかっているはず。そんな木材を湿気が溜まりやすい床材に使うのってどうなの?って思ったりもしたんですが、所詮は小屋ですからね。とりあえずやってみて、痛みが酷いようなら後々張り替えましょう。

なお、少しでも耐久性が上がるよう、なるべく赤身の部分を探して使用するようにしました。

 

固定は根太にフロア釘で釘打ち。最近はコーススレッドなどのビス類が多用されているせいで釘を打つ機会なんてほとんどありません。あー、こんな感じだったなーと思いながらハンマーで釘を打ち付けます。ひたすら、打ち付け続けます。わたしは下手くそなので何回も床材の方を叩いてしまいますが、タダ同然の杉野地板の端材なので全然気になりません。

 

ところで、これだけ薄い木材で、しかもこんな端っこに釘を打ち付けているというのに、釘を打っても全く木が割れませんでした。コーススレッドだったら下穴無しだと間違いなく木材が割れるような場所ですよね。恐らくは釘とコーススレッドの太さの違いによるものなのでしょうが、この点は明らかに釘ならではのメリットなのだと思います。板が割れるのはとても悲しいですけど、だからといってこれだけの数いちいち下穴を開けるのは面倒すぎます。

 

今回使用しているのはせいぜい長さ400mm程度の端材なので、まるでタイルのような見た目になっちゃいました。見た目に関しては小屋の床だから全く気にはならないんだけど、こんな感じで短い材料を多用するとどうしても途中でズレなどが生じやすいのがデメリットでしょう。メジャーやさしがねを使い、寸法や位置の確認はマメにするように気を付けます。

 

杉の野地板は寸法の誤差や曲がりが激しいので、どれだけ気を付けていても多少の狂いや隙間ができてしまうのは避けられません。隙間から虫が入ってくるなどの弊害があるなら、後々コーキングを行ったり、この上からフロアシートを貼るなどの対策を行ってみてもいいかも。

小屋内部は内壁を張っていない為、構造材が剥き出しになっています。その構造材を避けるため、壁沿いの床材にはその場所の凹凸に応じた切り欠き加工が必須となります。そういう加工は丸ノコ等の電動工具で行うことはできませんので、手ノコを使ってじっくり仕上げます。一見難しそうですが、杉の野地板はとても加工性がよいので、サクサク加工できますよ。

 

入口部分は建具との兼ね合いがあるので現時点ではまだ床材を張れませんが、それ以外の部分の床板張りは完成です。野地板ならではの寸法のバラツキや曲がりの多さに苦労させられたものの、思っていたよりも綺麗に張ることができました。最初は野地板はあくまでも床下地として使用し、その上から別の床材を張ろうかと検討もしていたんですが、もうこれで十分でしょ。小屋なんですから。

これでとりあえずは物を置くことができますし、小屋として使用することができるようになりましたね。

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