イチゴ栽培

5月の家庭菜園でのイチゴ栽培。いよいよ収穫シーズン到来。収穫時期に気を付けたいこと


イチゴって美味しいですよね?そんなイチゴが自宅で収穫出来たら嬉しいですよね?子供の食育にもピッタリですよね?

そんな想いで始めた我が家のイチゴ栽培。その経験を元に、家庭菜園でのイチゴ栽培(四季なりイチゴ、一季なりイチゴ)の方法について月毎にご紹介させて頂きたいと思います。

今回ご紹介するのは5月のお世話

5月は四季なりイチゴ、一季なりイチゴ共に実の収穫が出来る時期。おいしい完熟イチゴがたくさん採れるよう、今まで以上に気を遣ってお世話してやりましょう。

5月のイチゴ栽培

イチゴの状態:四季なりイチゴ、一季なりイチゴともに実がつきます

必要なお世話:実の収穫、マメな水遣り、鳥対策、ランナーの除去

気をつけること:水切れ・実を狙う害虫と鳥達!

栽培の条件

温度管理:一切なしの屋外栽培。ありのままの気温です。

栽培場所:レイズドベッドへの直植えと各種プランターの2通り

品種:品種不明の四季なりイチゴと、一季なりイチゴ(アイベリー、ジャンボイチゴまんぷく2号)

 

5月のイチゴの状態

先月から活発に成長を続けているイチゴ達ですが、5月に入ってもその勢いは全く弱まる気配はありません。むしろ、ますます元気になる感じ。

そして待ちに待った収穫シーズン到来

収穫時期は品種や環境によって違うみたいで、我が家の四季なりイチゴは連休明けから収穫が徐々に始まりましたが、一季なりの品種の収穫はもう少し後のようです。

ちなみに、ご近所さんの四季なりイチゴはもっと早く、4月下旬から収穫が始まっていました。品種は同じらしいけど、一体何が違うというのか…。

 

昨年から引き続き栽培している株はモリモリと大きくなり続けて大変なことに。生茂りすぎ……。

この株は今年の親株用にするつもりだったのですが、ご覧の通りとんでもない数のイチゴを実らせつつあります。収穫用の株は1年で更新した方が良いって聞いたので親株用にしようと考えていましたが、この様子なら収穫株として全然使えるんじゃない?実の味わい次第ではあるけど…。

逆に、イチゴは3年くらいなら同じ株で大丈夫っていう意見もあるようなので、しばらく様子を見ることにしましょう。

 

なお、今年は5月に入ってからハンギングバスケットで育てている株にだけアブラムシが湧きました。

どうもハンギングバスケットにはアブラムシが湧きやすいような気がしてなりません。もちろん、見つけ次第速やかに薬剤等で対処しましょう。

アブラムシはとにかく早期発見・早期対処が被害を大きくさせない為に重要なことなのです。

 

必要なお世話

実の収穫

なんといっても楽しみなのが実の収穫。この作業は是非子供と一緒に楽しくやりたいところですね。

しかしながら注意点もあって、この一見真っ赤に熟していて美味しそうなイチゴなんですが…

ひっくり返すとまだまだ一部が白かったり緑色だったり。

完熟イチゴを楽しめるのは家庭菜園ならではの特権なんですが、だからこそ実が熟しきっているかしっかり確認しましょう。

子供任せにしていると、緑色っぽい実も全て収穫されちゃいますよ(経験談)。

なお、実の収穫は朝に行った方が実を傷めにくくて良いそうです。

 

マメな水遣り

これは年間を通じて言えることなんですが、小さめのプランターやハンギングバスケットなど、土の量が少ない栽培環境だと水切れに注意が必要です。

寒い時期でもそうなんだから、気温が上がってきたここ最近は一層シビア。

気を抜くとすぐにこうなってしまいます。

これはそもそもイチゴは水切れしやすい性質であるっていうのもあるけど、実の腐敗対策で敷いているビニール製のマルチの影響も大きそう。ビニール製のマルチは当然水を通さないので、たっぷり水をあげたつもりでもマルチの下の土は意外と全然湿っていないということがよくあるのです。

小さめのプランターやハンギングバスケットにマルチを敷いている場合は、特に注意をしましょう。

 

鳥対策

せっかくなったイチゴの実をしっかりと完熟になるまで待っていたのはいいものの、いざ収穫しようとしたらアリ・ナメクジといった害虫に食べられてしまうのはとても悲しいもの。

そして美味しいイチゴの実を狙うライバルは地面からやってくるものだけではありません。空からもやってくるのです。そう、鳥類ですね。

これは栽培場所にもよると思うのですが、開けた畑等のイチゴはよく鳥に狙われるそうです。

我が家のイチゴはまだ襲われたことはありませんが(多分)、狙われた経験のある方はこのようなネットを張ってしっかり対応されています。

家庭菜園ではせっかく完熟イチゴを楽しめるのですから、それを横取りされないように防虫・防鳥対策は必要に応じてしっかり行いましょう。

 

ランナーの除去

イチゴは種だけではなく、親株からほふく茎を伸ばしても増えることが出来る植物です。芝生やリッピア、クローバーといった強靭な植物達と同じですね。

そのほふく茎のことをランナーと呼ぶのですが、今の時期からそれはもうニョキニョキと伸ばしてきます。

ニョキニョキ。

このランナーは子株を作る時にとても大切なのですが、それはまた収穫がすっかり終わった頃の話。今はそんなものに栄養を使っている場合じゃないので、見つけ次第根元からちょん切ぎってしまいましょう。

 

イチゴに追肥は不要?

たくさんの実をつける5月のイチゴですが、これだけ実を付けていると肥料切れにならないの?ってなんだか心配になってきますよね。

3月のお世話の投稿でも触れましたが、イチゴの追肥に関しては園芸本により全然記述が異なり、これだっていう決まったものが無さそうなのです。

なので液肥を薄めに希釈して与えるくらいなら全然問題ないでしょうし、むしろこの時期に一切追肥しなくてもやはり問題はないのでしょう。しかしながらイチゴは肥料の与えすぎには弱いという記述は多くの本でみられますので、与えすぎはダメなようです。

なお、経験豊富なご近所さんは収穫直前に万田酵素を与えるのが鉄板の方法!と豪語されていました。農業に関しては地元の農家さんの経験の方が園芸本よりよっぽどアテになることが多いので、来年は是非試してみましょうか。

 

多くの実を収穫できるよう、しっかりお世話をしよう

というわけで、今回は5月のイチゴのお世話をご紹介しました。

収穫後のイチゴは傷みやすい為、スーパー等で販売されているものの多くは完熟ではないと聞いたことがあります。実際、家庭菜園で収穫したイチゴはしっかり完熟状態まで育てている為なのか、素人でもその味わいの違いが全然分かりますよね。とても美味しいです。

そんな美味しい家庭菜園のイチゴですが、アリ・ナメクジ・鳥類に狙われたり、はたまた土と接して勝手に腐ってしまうなど、収穫する直前まで気が抜けません。

大切に育てた実を最後の最後で台無しにしないよう、最後まで気を抜かずにしっかりとお世話をしましょうね。

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