イチゴ栽培

今年のイチゴ栽培はハンギングスタイル+自動給水システムに挑戦


我が家の家庭菜園ではもうすっかり定番の作物となったイチゴ栽培

イチゴに興味のない人でも、一度食べるだけで絶対にスーパーで売っているイチゴとの違いが判る完熟イチゴの美味しさ。傷みやすい完熟イチゴを味わうには、イチゴ狩りにいくか、自宅で栽培するしかありません。なんとも贅沢な味わいなんです。

そんな贅沢な味わいを楽しむことができるイチゴ栽培ですが、やっぱり我々素人が家庭菜園で上手に育てるのはなかなか難しいもの。毎年反省することばかりで、試行錯誤の連続です。

今年はそんな過去の失敗の経験を活かし、”わたしが考える最強のイチゴ栽培環境”を構築してやろうじゃありませんか!

ポイントは、しっかりと土の量を確保したうえでのハンギングスタイルと、水切れさせないようにするための自動給水システムです。

 

秋に植えたイチゴの苗も活動再開?

イチゴの苗がホームセンターの店頭に並ぶのは、秋と春。

イチゴの収穫時期は4~6月ごろだから、春に出回る苗を植えても十分収穫は可能なんです。しかしながら、収穫シーズンまでに極力株を大きくしておきたい場合は、やっぱり秋に苗を購入しておいた方が有利。

そんなわけで、昨年秋からいろんな品種の苗を買ってきて育てていました。イチゴは寒さに強い植物なので、冬の間放っておいても寒さで枯れることはありません。かといってすくすく成長するってわけでもないけど。

 

イチゴの品種は春にだけ実をつける一季なりの品種と、一年中実をつけるとされる四季なりの品種の2つに分類されますが、わたしの経験上では四季なりの品種がずーっと実をつけることなんてありませんでしたね。多少収穫時期が長い・・・かな?という程度の違いに感じます。

だからわたしはもう四季なりの品種なんて信じない!短い期間に立派な実をつけてくれる一季なりの品種を選ぶようにしています。

 

そんな昨年9月に植え付けたイチゴの苗たちですが、先週末に久しぶりに様子をみるとどうやら冬眠モードから目覚めている雰囲気でした。イチゴって寒い時期は葉っぱがペタンと地面に近い位置まで下がって平べったくなるんですが、成長するような季節になるとその葉っぱがシャキッと立ち上がるようになるのです。色も随分と青々としてきました。

 

そして、花が咲いているじゃないですか!最近雨ばっかりでなかなか様子を見ることができていませんでしたが、わたしが怠けている間にイチゴはもうとっくに活動を活発化させていたようです。

 

せっかくイチゴの方もやる気を出してくれているので、わたしもイチゴを越冬モード(お庭の端っこに放置しているだけ)から生育・収穫モードへとレイアウト変更してやりましょう!

 

今年は土たっぷりのハンギングスタイル

これは毎年言っていることなんですが、イチゴをどうやって植えるか・どうやって栽培するかっていうのはとても迷うことです

イチゴは気温が高くなると水切れが生じやすくなる植物なので、水切れ防止という点では圧倒的に地面に直接植えるのが有利。でも、地面に直接植えるとイチゴの実を狙って現れる蟻とナメクジとひたすら戦い続ける必要が出てきます。蟻とナメクジ、そして鳥類やアライグマにとってもイチゴはご馳走の様子。

蟻とナメクジが大っ嫌いはわたしは、ここ数年はこのような不織布製のプランターを使ったハンギングスタイルで栽培しています。これは去年の栽培の様子なんですが、狙い通り蟻とナメクジに襲撃されることはほぼありませんでした。しかしながら、これだけ土の量を確保しているというのに、やはり水切れ問題には苦しめられましたね。

毎日水やりできるなら問題はないんですが、どうしても出張などで不在にしなくてはならない場合があり、そのタイミングで晴天に恵まれると翌日イチゴが水切れでぐったりしている・・・というのはよくあるパターンです。

 

そんな問題を少しでも改善できるよう、今年は不織布プランターの容量をアップさせました。昨年使っていた黒いものの容量が1ガロン(4L程度)だったのに対し、今年使うこのベージュのものは3ガロンです。

イチゴはあまり一株当たりに必要となる土の量は多くない植物とされていますが、それでも1ガロンだと通気性を向上させる鉢底石を入れると結構土の量は少ないのが気になっていたのです。でも3倍となる3ガロンの容量があればさすがにこの問題は改善されるはず。正直2ガロンでも十分じゃね?って感じですが、売っていなかったので仕方がありません。きっと大は小を兼ねるさ!

色はベージュと黒が多いみたいですが、御覧の通りベージュは藻が生えると見た目がめっちゃ残念な感じになるので、わたしは黒をお勧めします

 

そして昨年までは紐などでウッドフェンスにぶら下げていましたが、今年はより簡単なステンレス製フックを使う方式に変更。これ、見た目はちょっとアレだけど、めっちゃ設置が簡単です。なんせフックに引っ掛けるだけだから、10秒もあれば取り外しも設置もできてしまう。レイアウトを変えたい場合や、日差しが厳しすぎる場合など、今年は臨機応変に対応することができます。

 

気温が上がる前に自動給水システムも設置しちゃおう

プランターの容量を3倍にしただけでも水切れ対策としては十分だとは思うけど、今年はさらに気合を入れて自動給水システムも取り付けようと思っています。

自動給水システムといってもそんな大したものではなく、タイマー制御の自動弁と、そこから各プランターに細いホースを使った給水配管を接続するだけ。以前いちご狩りでお邪魔したプロの栽培環境を家庭向けにスケールダウンして真似させていただきます。

必要な資材はもう準備できているんだけど、自動給水システムを使用する場合は常時水道の蛇口を開きっぱなしにしなければならない点がちょっと不安ですね。水道の水圧って結構高いので、もしホースなどの接続が外れてしまった場合は、それに気が付くまで水を延々に垂れ流す羽目になってしまうからです。

気温が上がるまではまだ少し期間もあるので、ここらへんの対策を考えながらシステムを構築していきたいと思います。

 

追記:不織布プランターのコケは高圧洗浄機で簡単洗浄可能

ベージュ色の不織布プランターが随分と残念な外観になってしまった原因の藻。

さすがにこのままでは・・・と思って、試しに高圧洗浄機で洗浄してみると、

予想以上に綺麗にすることができました。やっぱり高圧洗浄機ってこういう滑らかではない部分の洗浄に強いんだなーと再認識。これなら破れるまで使い続けることができそうです。

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