イチゴって美味しいですよね?そんなイチゴが自宅で収穫出来たら嬉しいですよね?子供の食育にもピッタリですよね?
そんな想いで始めた我が家のイチゴ栽培。その経験を元に、家庭菜園でのイチゴ栽培(四季なりイチゴ、一季なりイチゴ)の方法について月毎にご紹介させて頂きたいと思います。
今回ご紹介するのは4月のお世話。
3月は休眠から覚めたイチゴが活動を再開する時期でしたが、4月は引き続きイチゴが成長を行う時期。花もバンバンと咲きますので、おいしいイチゴの収穫に向けてせっせとお世話をしましょう。
4月のイチゴ栽培
イチゴの状態:活発に成長を続け、花もバンバン咲きます
必要なお世話:マメな水遣り、親株の準備、受粉、マルチ掛けもしくは敷き藁(まだの場合)
気をつけること:水切れに注意!!
栽培の条件
温度管理:一切なしの屋外栽培。ありのままの気温です。
栽培場所:レイズドベッドへの直植えと各種プランターの2通り
品種:品種不明の四季なりイチゴと、一季なりイチゴ(アイベリー、ジャンボイチゴまんぷく2号)
4月のイチゴの状態
一季なりイチゴだろうが、四季なりイチゴだろうが、4月は活発に成長し、花をバンバン咲かせ、そして待望の果実が出来始める時期です。
少なくてもわたしは一季なりイチゴと四季なりイチゴの見た目の区別がつきません。それくらい、いずれも元気モリモリな状態です。
授粉が成功していれば、花が散った後にこのような可愛らしいイチゴの元が残ります。この時点でもうすっかりイチゴっぽい形をしていますね。あとはこのちっこくて緑色のイチゴが、赤く、大きく育つのを待つばかりです。
必要なお世話
マメな水遣り
イチゴは細い根っこがプランター中にびっしりと張り巡らされるタイプの植物。こういう植物ってたくさん水を吸うらしく、気を抜くとあっという間に水切れが起こっちゃうんですよね。
特に注意が必要なのがハンギングバスケットやプランター、コンテナで育てている場合。これらはどうしても株に対して土の量が不足しがちなんですよね。土の量が少なければ少ないほど水の管理はシビアになりますので、不安な人は出来るだけ一株あたりの土の量が多くなるようにしましょう。
水切れが起こっちゃうとあっという間に枯れてしまいます。枯れるととても悲しい…
イチゴの生命力はすさまじいので、枯れてもまた復活することはありますが、大ダメージなのは違いありません。なのでそうならないよう、土の状態にはとにかく注意が必要です。
ハンギングバスケットやプランター、コンテナで育てている場合は、毎日水遣りするくらいのつもりでいましょう。
なお、畑のように地面に直接植えている場合はそれ程神経質になる必要はありません。夏になるまでは積極的な水遣りは不要でしょう。
親株の準備
わたしはあまり実感がないのですが、一般的に前年収穫した株では翌年の収穫はあまり見込めないとされているようです。
つまり、イチゴを収穫する為の株は毎年新しくした方が良いってこと。
その株の更新はランナーに出来る子株を育てることで行うのですが、その元となる株を親株といい、その目的の為だけに準備する必要があります。ちなみに、収穫する用の株はそのまんま収穫株って呼ぶみたい。
そんなわけで、こちらが我が家の親株。
昨年収穫した株の内、元気のよいものを選んで育てています。もちろん病気があったり、状態の悪い株は避けた方が良いでしょう。
今後伸びてくるランナーが根を張りやすいよう、なるべく広い場所で育てる方が良いとされています。しかしながらわたしはコガネムシの幼虫による食害が怖いので、地表はマルチですっかり覆っています。この状態ではたとえ十分に広くてもマルチが邪魔をして子株は根を張ることが出来ません。
その為、わたしはランナーが伸びてきたら直接ポットに根を張らせる方法をとっています。
受粉
この時期は一季なりイチゴ・四季なりイチゴ共に花がバンバン咲きますので、3月同様に人工授粉させてやるのもいいでしょう。
ただ、わたしは面倒臭いので受粉は虫さんに完全にお任せ状態。こういう面倒臭がりなところが、収穫量や出来栄えに響いてくるんでしょうね。
マルチ掛け
親株の場合は必須ではないのですが、イチゴの実は土の接するとすぐに痛みます。すぐに、腐ります。
そんな大袈裟な~、ってわたしは最初信じていませんでしたが、マジですぐに腐ります。
なので、イチゴの実が結実する前までに、土の表面はマルチか敷き藁ですっかり覆ってやる必要があります。
わたしは以前は敷き藁派でしたが、最近ではマルチがお気に入り。
マルチの見た目はお洒落さもへったくれもないし、水やりもしにくいけど、土と果実の遮断効果は抜群です。何よりもコガネムシの幼虫による食害予防に効果も高いですしね。
とにかく水切れに注意!
というわけで、今回は4月のイチゴ栽培の方法についてご紹介しました。
この時期になると一季なりイチゴと四季なりイチゴの違いはありません。それよりも栽培方法により水切れのしやすさの方がはるかに大きな違いとなりますので、とにかく土の状態をマメに確認することが重要です。
土がすっかり乾いているようなら、じゃんじゃんお水を与えましょう!