芝生のお世話の方法

今度は芝生に最凶雑草スギナが!芝生に使える除草剤って本当に使えるの?


あ〜、も〜、また雑草ですよ。しかも厄介なやつじゃないですか!

っと、いきなり愚痴からのスタートで申し訳ないんですが、またまたお庭の雑草に悩まされているんです。

 

今度はスギナが生えてきた

我が家の芝生ゾーンが衝撃を感知して自動的に種を撒き散らすマメっぽい雑草に侵略されつつあることは先日ご紹介したとおりなのですが、それに続き我が家のお庭に生えてきたのはスギナ。そう、春の風物詩であるツクシの本体ですね。生えた場所はまたまた芝生ゾーンです。

こいつがスギナ。こいつは地中深くまで伸びた根っこで広範囲に渡って存在しており、そしてその根っこを少しでも残すとそこから再生してくるという超凶悪な雑草です。

 

シダ植物なのでいわゆる普通の雑草とは随分と姿形が違います。芝生に紛れていると発見が遅れてしまいそうですが、伸びてくるとその姿形故に判別は容易。まぁ、ここまで伸びていると地中は根っこまみれなので、既に手遅れなんですけどね。

実は以前にも我が家のお庭に生えてきたことがあり、その時に試しに地面を掘り返してみたところ、あまりの根っこの多さに大変驚かされたものです。

地面を掘って除去を繰り返しても何度も生えてくるので、この時は結局最終的に除草剤でやっつけました。それ以降わたしはお庭で薬剤を使うことに抵抗が無くなったのです。スギナは除草剤じゃないと無理。薬剤万歳!

 

芝生に使える除草剤ってどうなの?

ところが、そんな凶悪な雑草が今回はまさか芝生ゾーンに!!さぁ、どうするっ!?

というのも、当たり前ですが除草剤は植物にとっては毒ですから、その影響が及ぶのは憎たらしい雑草だけではなく、大切に育てている芝生などの植物達も同じ。スギナをやっつけるためとはいえ、その周辺の芝生は間違いなく枯れてしまいます。

そんなのやだなーって思いながらホームセンターをブラブラしていて見つけたのがこちら。

その名も「芝生に使える除草剤」

いや、もちろんその存在は知っていたし、これまで何度もホームセンターの店頭で目にしてきました。でもね、同じ植物でありながら、芝生は枯れずに芝生以外の雑草は枯らすって、そんな都合のいいことあるわけないじゃん?って思って全く興味が無かったんです。大切な芝生のためなら、雑草は手で抜くべし。

しかしながら今回は手では抜けないスギナが相手なわけなんですから、今までスルーしてきたこの除草剤を試すには絶好の機会じゃないですか。むしろ、こいつしか頼る手段がありません。

 

ほら、パッケージにちゃんとスギナの名前も書かれているしね。期待は膨らむばかり。

 

というわけで早速シュシュっと憎っくきスギナさんに散布。この除草剤は葉っぱなどから吸収されるタイプのようなので、しっかりスギナにかけてやりましょう。芝生以外にだけ効くっていうのに半信半疑なのでできるだけスギナだけを狙って散布したんですが、まぁやっぱり周囲にすげー飛び散ますよね。だってスプレーだもの。しっかり周囲の芝生や他の雑草に掛かってしまったので、スギナの様子と併せてしばらく様子をみましょう。

 

製品裏側の表示によると、春の時期だと1週間程度で枯れ始めるようです。気温が高くなるほどに枯れるスピードが早くなるのですね。それにしても、枯れ始めるっていうのはどういう状態なんでしょう?この点についてもしばらく様子を観察して確認しましょう。

 

芝生に使える除草剤の効果の観察

散布1日後

シュシュっとスプレーして24時間後の様子。

まぁ当然なんですが、散布時と全く様子は変わりありません。むっちゃ青々としていてとっても元気そう。周りの芝や他の雑草たちの様子も特に変化有りません。まぁ、まだ1日目ですからね。

 

散布2日後

更に時間は経ちまして、こちらは散布48時間後の様子。昨日同様、きっとあまり変化はないんだろうなぁって思っていたらこれが大間違い!

憎っくきスギナの先っぽが垂れ下がってる!

色調はまだまだ青々としていてとてもじゃないけど枯れているようには見えないけど、散布2日目にして枯れ始めたと言っても過言ではないでしょう。正直本当にスギナに効くのかな?ってことすら疑問に感じてたけど、この様子なら期待できそうです。

 

近くに生えている他の雑草も同じくペコリ状態。今のところ芝には特に変化はないですが、スギナ同様周囲の雑草にも効果が及んでいるみたい。

 

散布3日後

どんどん時間は経ちまして、今度は散布72時間後の様子。

2日目と3日目の変化はとても大きく、昨日よりも明らかに元気がなくなっています。先っぽだけが垂れ下がっていたのが全体に及んでいるし、あれだけ青々としていた色合いもなんだかむちゃくちゃ不健康そうになっています。毒盛ったんだから当たり前だけど。

春の時期は枯れ始めまで1週間程度と記載されていましたが、どうやら今回は2~3日での枯れ始めで間違いなさそう。ここ最近気温が高かったの関係してそうですね。

 

散布8日後

随分と時間が経ちまして、散布8日後の様子です。

3日目までの変化は結構急激でしたが、それ以降は変化が少なかったです。

それでもスギナのしんどそうな様子はどんどん進行してきます。青々としていた色調はどんどん薄くなり、茶色いマダラ状の部分が増えていっています。そして全体的にか細く変化して言っている様子。

 

このような状態になるともうスギナとは分かりませんね。なんだか海藻類のような見た目です。

強靭な生命力をもつスギナがこんなヘロヘロ状態になっている一方で、周囲の他の雑草類は最初こそ萎れてくる様子があったものの、それ以降は特に変化もなく、枯れてはいません。もしかすると、この除草剤は枯れさせたい雑草にしっかりと直接散布しないとあまり効果は無いのかもしれませんね。

 

散布11日後

更にしばらく様子をみていたところ、散布後10日をすぎるとスギナは完全に枯れてしまいました。スギナの本体ともいえる地中の厄介な根がどうなっているのかは分かりませんが、この様子ならそちらにも多大な影響が及んでいるはず。少なくても、しばらくは地表に出てくるだけの元気はもうないはず。

芝生に使える除草剤は決して弱い除草剤ではなく、パッケージに記載されているとおり、スギナのような厄介な雑草にもしっかり効き目があることが分かりました。

 

芝生への影響がないわけではない

ところで、ここまでであればスギナに効き目にある除草剤っていうことが確認できただけ。この除草剤は「芝生に使える除草剤」なんですから、芝生への影響の程度もとても重要なポイントです。

ところがですね、これが結構微妙な感じ。

画像の赤丸部分が今回除草剤を散布した範囲なんですが、これは…間違いなく芝生が枯れていますよね…

スギナのヘロヘロっぷりと比較するとその程度はかなりマシなのかもしれませんが、やっぱり枯れています。”芝生に使える=芝生に影響がない”というわけではないので、この除草剤を使うときは注意が必要でしょう

まぁそうはいっても、芝生のど真ん中にスギナのような厄介な雑草が生えた場合、その駆除の選択肢は除草剤の使用しかありません。芝生に影響があるといっても通常の除草剤よりもマシなのであれば、このような芝生に使えるタイプの除草剤を使わざえを得ないのでしょうね。

たっぷり入った粒剤タイプもあるよ!

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