家具・インテリア用品の紹介

あぁ悩ましきラグ選び…。わたしの歴代ラグのデメリットの紹介。滑り止め付きラグと床暖房の組み合わせは特に注意!


みなさまはどんなカーペットやラグをお使いでしょうか?

フローリングが傷つくことが絶対に嫌!そんな神経質なわたしにとって、フローリングを保護するカーペットやラグはなくてはならないもの。

カーペットとラグという言葉はその大きさによって使い分けるみたいですが、家の床は1枚の広いカーペットだけで保護しきれるものではないので、ラグ、さらにはマットなどあらゆる手段を用いてわたしはフローリングのの保護に努めてきたわけです。

ところがですよ。現在の住まいに住み始めてもう10年くらい経つというのに、実は未だにこれだといった敷物に出会うことができておりません。

わたしが重視するのは、見た目とルンバ対応、そしてフローリングを保護できることのたった3点だけ。

その3点って敷物ならごく普通な点だと思うじゃないですか?でも残念ながらいまだそれらをすべて満たすものが見つかっていないんです。

本日はわたしがこれまで試してきたカーペット・ラグ・マットと、それぞれの問題点について紹介します。

 

毛足の長いお洒落タイプ(シャギーラグというらしい)

誰だって我が家はお洒落な雰囲気にしたいじゃないですか?わたしもそうで、お洒落なインテリアを目指して真っ先に選んだのがこういう毛足の長いタイプ。毛が30mm以上あるやつをシャギーラグっていうらしいです。ということは、でかいやつはシャギーカーペット?

リビングのど真ん中にはでっかいカーペットタイプを、階段の踊り場などには円形のラグタイプを、といった感じで複数枚購入して使ってました。

見た目で選んだから見た目は最高!…だと思いきや、その見た目を含めていろいろ問題多発です。

 

ルンバとの相性がダメ

このタイプをわたしはこれまで4回買い替えて使ってきたんですが、総じてルンバとの相性がダメダメ。

ダメな原因は主に2つあって、1つ目は軽さ。

もちろん商品によっても違うんだろうけど、このタイプはペラペラで薄くて軽いものが多く、ルンバがめくり上げたり、明後日の方向に押しやってしまうことが多いです。滑り止めタイプも試したけど、あんまり変わりません。

 

ならばと比較的重さのあるタイプを選んだところ、今度はこの上でルンバが停止することが多発。

毛を巻き込んでる?と思いルンバを持ち上げると…

ルンバが居た場所には三角形の毛のお山ができているじゃないですが。予想通り盛大に毛を巻き込んでいる様子。

 

形状からして間違いなく中央のローラー状の部分ですね。気になって掃除の様子を見てみると、かなりの確率でこのラグの上でエラーになります。お陰で部屋の中の掃除はさっぱり進まないし、このタイプとは相性が悪いと言わざるをえませんね。

 

ゴミが全然とれなくてヤバい

毛足が長いことによりフワフワして肌触りが素敵なのはよいことなんですか、一方で毛の根元に潜り込んだゴミは容易に取り除けません。頼みのルンバは全然使えないし、定期的に外でバンバン叩くしかありません。

小さなラグならたいした問題じゃないけど、大きいカーペットならそう気軽にバンバンできませんから、かなり困った問題です。

 

フワフワの持続性の短さ

まぁこれまで挙げてきた問題なんて、お洒落なインテリア作りの前では些細な問題なんです。お洒落と努力はトレードオフなのが世の常識なのですから。

でもせっかくのフワフワなお洒落な見た目も、

あっという間にダメになってしまう!なんというか、毛が潰れる感じ?こうなるとお洒落どころか、ただみすぼらしいだけ。猫みたいに毛繕いして元に戻るなら努力したいところですが、残念ながらそれは無理そう。

 

毛が太くてモップみたいなタイプ

せっかくのお洒落な雰囲気も、毛が傷んだらただみすぼらしいだけ。そんな失敗の経験を活かし、次に購入したのがこの毛の太いタイプ。

 

抜け毛が気になります

まるでドレッドヘアーのようなこの毛なら、そう簡単には痛まないはず!

…まぁ、確かに痛まないんだけど、しばらく使っているとものすごく毛が抜けることが発覚。ルンバに絡まっているのをよく見かけるし、なんならルンバが掃除した後はそこらへんに毛が散らばっています。

試しに指で軽くつまむと、いとも簡単に毛が抜けてしまう有様。そりゃ、ルンバが掃除しただけも抜けちゃうよね。

 

毛が太いタイプもやっぱりゴミがたまる

毛が太いという違いはあるものの、毛足が長いからやっぱりゴミは溜まりまくりです。

たまには綺麗にするか…と思い、ウッドデッキの上でバンバンしたらこの有様。

 

うげー。

このタイプではルンバは毛を巻き込むことなく毎日ちゃんと掃除してくれるんですが、やっぱりルンバでは毛の奥のゴミは掻き出せないようです。

そうなると定期的に外でバンバンするしかなくなりますが、このタイプは毛が太い為に重量も重く、頻繁にバンバンする気にはとてもなれません。

小さなラグタイプならアリですね!…といいたいところなんですが、このタイプのラグはなぜだかあまり見かけません。

 

ウレタンマットを入れる極厚タイプ

これはさっきの毛が太いタイプと重複するのですが、実はこの製品はカーペットの中にウレタンマットを入れて極厚仕様にすることができるんです。中にクッションを入れるんだから当たり前なんだけど、本当にフカフカで快適さは抜群です。まるで雲の上を歩いているような気分!

ただそのかわりデメリットも多いので、購入時にはしっかり考えましょう。

 

ちなみに、このカーペットは結構高価だったので、わたしに合わなかったのは結構痛かったです。

 

ルンバは使用不可

ルンバは使用不可能です。厚すぎてどう頑張ってもルンバは登れません。ただ、先程ご紹介したように例えルンバが使えたとしても、十分ゴミを取ってくれないから別にどうでもいいっちゃいいんですけど。

 

床暖房の意味なし

これも分厚いから当たり前なんですが、床暖房の意味はほぼなくなります。床暖房には部屋をじんわり暖めてくれる効果があるとはいえ、いくらなんでもこのマット越しに使うのは勿体無さすぎるでしょ?

 

重すぎ・嵩張りすぎ

ウレタンマットは所詮スポンジですが、カーペットサイズともなると無茶苦茶重たいです。むちゃくちゃ嵩張ります。夏場は押し入れに仕舞っておこう…なんてことはできません。むっちゃ邪魔です。

 

ファスナー仕様は絶対やめとけ

そして最大のデメリットはウレタンマットを入れる為のファスナー部により、フローリングが傷だらけになるってこと。あれ?わたしは床を守る為にカーペットをひいていたのでは…。これでは一体なにをしているのかわかりません。

このカーペットはこの傷が発覚した翌日には撤去、廃棄しました。ウレタンマットは小さく切り刻む必要があったから、すごく大変でした。

 

起毛じゃないタイプ

2回連続で毛のあるタイプで失敗したので、次に選んだのが毛のないタイプ。

 

確かに毛の根元にゴミは溜まらないんだけど、このタイプは意外と表面にゴミが付着し、それがコロコロじゃないと綺麗にとれないことが発覚。コロコロなんて面倒臭くて無理なんや…。わたしはルンバじゃないとダメなんや…。

あと、毛がないから軽く、やっぱりルンバが潜り込んだり、部屋の隅に押しやられちゃいます。

 

コルクタイプジョイントマットは砂まみれに

カーペットタイプで3回連続失敗したわたしが次に選んだのが、このコルクタイプのジョイントマット。

床暖房の効果は抜群だし、毛がないからゴミやルンバのことを気にしなくてもよいし、汚れたらその部分だけ交換できるし、こいつはかなりよい印象をもってました。実際、一時期家の中のあらゆる場所がコルクマット状態にまでなりました。

しかしながら、残念ながらよい状態はせいぜい2年程度で、ジョイントの隙間に砂が溜まりそれによって床が傷つく、変形して隙間ができるといった問題を抱えるように。

これに関しては別の投稿でまとめていますので、よろしければそちらもどうぞ。

 

樹脂製のデスクチェアマット

もう繊維で作られたカーペットはダメなんじゃないか…と思い、発想を大幅に変えて選んだのがこの樹脂製のマット。デスクチェアのキャスターから床を保護する用途で使われるようで、チェアマットと呼ばれているようです。

 

クッション性は皆無

当たり前なんだけど、踏み心地はすっげー硬いです。クッション性は皆無。だって樹脂だもの。材質はPVCと呼ばれる樹脂のようです。

カーペットはあくまで大切なフローリングを守る為の手段。フローリングを守ることこそ最重要課題!…と思っていたんだけど、やっぱりクッション性も重要であることを認識させてくれました。やっぱフカフカがええわー。

 

謎の白い点々が床との隙間に

クッション性がないとはいえ、フローリングと密着しているからコルクマットみたいにゴミは入り込まないし、ルンバとの相性は抜群だし、目立たなくてフローリングのデザインは損なわないし、使う場所によってはかなり優秀なマットだと思っています。実際に、現在もデスク下やキッチンで使っています。

ただ、キッチン部では端っこ近くのマットと床の間に、白い点々が発生してきます。キッチンという場所が場所だけに、たぶんカビの類なんだろうなぁ…とは思ってますが、勢いは全くなく、またアルコールタイプのウェットティッシュでサッと拭けば2ヶ月くらいな発生しないので、あまり気にはしていません。拭くときにマットを捲るのは面倒臭いですが、頻度は少ないですからね。

 

短毛の起毛タイプ

マット類はやっぱり万能じゃないな…と、やっぱり毛のあるカーペットに戻って選んだのがこちら。毛が短く、まさに昔ながらのカーペットって感じの製品。この見た目は正直わたしの好みではありません。しかしながら、これまで見た目重視で選んできたものは軒並み不満点があったんですから仕方がありません。

 

ルンバとの相性はばっちり

ほどほどの薄さ、ほどほどの重さがあるので、ルンバとの相性は抜群。毛を巻き込むことも、カーペットの下に潜り込むこともありません。毛の密度が高い為か、ルンバが通ったあとは模様がついて面白いです。ルンバがちゃんと掃除したのかどうか一発でわかります。

 

毛の痛みは気になるかも

このカーペットを使い始めて半年くらいから、よく人が踏む部分の毛のくたびれが気になるようになりました。このカーペットの特徴はマイクロファイバーによるモチモチ感らしいけど、くたびれた場所はもうまったくモチモチ感はありません。

これまでのカーペットやラグでも経験してきましたが、毛が細いタイプはどうしてもくたびれてしまうようです。

しばらくは置く向きを変えてくたびれた場所を目立たない場所にするなどして誤魔化しますが、末永く使えるものでは到底なさそう。できれば買い替えなんてしたくはないのですが、高価なものならくたびれなかったりするのでしょうか?また試してみたいと思いますが、値段が値段なだけになかなか踏み切ることができません。

 

滑り止めタイプはフローリングがこんなことに…

これはこの毛が短いタイプに限ったことではないんだけど、裏側に滑り止めがあるタイプはどうも信用できません。

 

というのも、たまにはカーペットの下を掃除しようとカーペットをめくってみたところ、びっくり仰天。カーペットの滑り止めの模様がフローリングにくっきりついてるじゃないか!

この現象は床暖房のある部分にだけ起こっていたので、滑り止めのゴムとフローリングの樹脂ワックスが床暖房の熱でなにかしらの変化を起こしたと予想しています。これまでも滑り止めつきのカーペットを使ったことはありましたが、すべてこうなったわけではありません。むしろ起こらなかったことの方が多いです。滑り止めの材質も関係あるんだろうなぁ。

 

しかも、滑り止めの形に模様がついた場所をこすると、パリパリとワックスが剥がれるじゃないですか!流石にこれはまずい…

 

ということですぐにワックスを塗り直し。

床暖房の部分だけといいましたが、それでもワックスを剥離して塗り直すにはあまりに大変な作業で、もう二度とやりたくねーって感じです。

 

わたしが追い求めるラグは一体どこに…

というわけで、本日はわたしがこれまで使ってきたラグのご紹介でした。この10年ほどいろいろと試してきましたが、残念ながらどれもこれも無視できない欠点があり、未だにこれだといった敷物に巡り合うことができていません。一生使えるようなものがあれば、かなり値が張ってもいいので欲しいのですが、敷物は実際に使ってみないと良し悪しの判断がつかないのでなかなか難しいものです。

今使っているものもくたびれてきたので、そろそろ新しい買い替え候補を検討しなくては…。これがおすすめ!という素敵なものをご存知の方は、教えて頂けますと幸いです。

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