田舎生活

剪定した柿の木でキャンプ用の薪を作ろう!


ご近所さんが柿の木を盛大に剪定したっていうので、その後始末のお手伝いがてらキャンプ用の薪を作ってきました。

なんで柿の木を切るのか?そして、こんな時期に盛大に剪定しちゃって大丈夫なのか!?

って真っ先に疑問に思ったんですが、どうやらアライグマが柿の木をよじ登って母屋の方に乗り移るらしく、このままでは屋根裏に住み着いてしまいそうな雰囲気なのだそう。アライグマの繁殖期は冬~春らしいので、それまでに急いで足場となる柿の木をぶった切ったそうです。

わたしが生まれ育った地域ではアライグマのアの字も聞きませんでしたが、近所の道路では夜間に車とぶつかったアライグマの亡骸をよく見かけますし、今住んでいる地域ではアライグマはほんとうに身近な動物なのです。アライグマ可愛い☆みたいな意見もあるかもしれませんが、間近でみると完全に猛獣。結構怖いです。

 

というわけで、こちらが今回剪定された柿の木の枝。画像に写っているのは細かい枝ばかりですが、これって剪定って言っていいの?っていうような太い幹まで切られていました。倒れる方向を調整する為にロープで引っ張りながら切るんだよーって、まるで料理の方法を教えるくらいの感じで近所のおばあちゃん(80歳くらい)が教えてくれました。いや、わたしの感覚では木を切るのは日常じゃなんだけど…。地方の方はごく普通に山をもっておられたりするので、その管理の為の作業は日常に一部なんでしょうね。

 

チェーンソーも家電感覚。用途によって使い分けたり、予備の為だったり、複数台所有もよくあること?掃除機じゃないんだから…。

チェーンソーってホラー映画やゲームの印象でわたしの中ではむっちゃ物騒なイメージが強いんですが、まじまじと現物を見るとそれこそまるで家電製品のようなポップな雰囲気なんですね。

 

今回のわたしの作業は剪定した枝の処理。そのままじゃ捨てることができないから、せっせと短く切断していきます。チェーンソーなんて怖くて使えないので、木工用のノコギリでギコギコ。柿の木って広葉樹だから所謂ハードウッドのはず。さぞかし硬いんだろうなぁと思いきや、ソフトウッドのSPF材よりも柔らかく感じました。生木で水分を多く含んでいる為なのでしょうが、これなら手ノコでもバンバン切断出来ます。

 

細い枝は剪定ばさみでバンバン切っていきましょう。剪定ばさみにもいろいろありますが、切断力を増幅できる機能がついたタイプは本当に便利です。ラチェット式っていうのかな?面白いくらい簡単に枝を切断出来ます。

 

剪定ばさみで切断できるような細い枝は鬱陶しいのでそのまま燃えるゴミ行きにしましたが、直径2~4cmくらいの枝はキャンプ用の薪に使えるよう、綺麗に切り揃えて束ねてみました。おぉ!これってまさに日本昔話でおじいさんが背負ってるやつや!おじいさんは山にしばかりに、ってやつや!ちなみに、その”しばかり”とは”芝刈り”ではなく、”柴刈り”。薪となる枯れ枝を集めることらしいですよ。

剪定したばかりの枝は水分を多く含んでいるお陰で切断する作業はとても容易なんですが、薪として使うにはその水分が悪さをします。なのでしばらくは倉庫内に保管して乾燥させようと思うんですが、これっていったいどくらいの期間保管したらいいんでしょうね?自宅に水分計があるならそれも分かるんですが、当然そんなものはないので定期的に燃やして確認してみたいと思います。

 

ノコギリでは太刀打ち出ない太い幹も残っているので、これも今後薪にしようかと考えています。

長さ方向はチェーンソーで切ってもらうにしても、丸太から薪にするのってどうやれば一番安全なんでしょうね。チェーンソー?ノコギリ?斧?乾燥待ちの時間もありますから、せっかくの機会なのでいろいろ試してみたいと思います。

-田舎生活
-