さっぱりとしたデザインで人気の無印良品。
わたしは高校生くらいの時からずっと無印良品大好き人間なので、今となっては家中のありとあらゆるものが無印良品の商品。まさに、無印信者。
無印良品の製品自体が好みであることはもちろんだけど、無印良品ってメンバー限定でほとんどの商品が10%になる「無印良品週間」が定期的に開催されるから、ついつい買っちゃうんですよね。よくよく考えたら10%OFFでも割高に感じる商品もあるけど、ついつい買っちゃうんですね。ほんと、ついつい……。
すぐ近くに無印良品の店舗がない田舎暮らしのわたしは通販メンバーであるMUJI.netメンバーなのですが、無印良品週間に欲しかった商品をネットでまとめ買いするのがすっかり恒例になっています。あぁ、乗せられているなぁ~
さて、直近では9/29から10/9まで無印良品週間が実施されていたんですが、今回もいろいろと購入させて頂きました。その中でも特にご紹介したいのが「じぶんで読める時計 掛時計」。子供の時計のお勉強用に購入しました。
この時計、以前からとても興味があったので遠出をする時には実店舗でも探しておりました。しかしながら現物を置いている店舗に出会うことが無く、結局現物確認することなく今回ネットで購入することになってしまったのです。
わたしは痺れを切らして現物確認することなく購入することになってしまいましたが、購入前のわたしのようにどのようなものか気になって購入を迷っている人もきっとおられるはず。
そこで、今回はわたしがこの時計に対してどう感じたのか、率直な意見を紹介したいと思います。わたしのように現物確認が出来なくて迷っている人の参考になれば幸いです。
パッケージと付属品
パッケージはいかにも無印良品らしい質感と色使い。
無印良品ではすっかりお馴染みのこの素材、ただの包装材なのになかなか立派な質感です。結構コストが掛かっていそう…と、毎回思います。
お値段は税込5,990円。10%OFFでも5,391円。
そこそこお洒落な掛け時計でも2,000円程度から販売されていることを考えると、お値段は少し高め。もちろん、素材や造りによって適正価格は全然変わってくるので単純な比較はできませんけどね。
時計のメカ部分はベトナム製、時計のボディ部分と組み立ては日本製のようです。
付属品は時計本体と単三電池1つ、説明書と壁掛け用のネジ1本。
壁掛け用のネジは木専用のネジですので、今やすっかり主流の石膏ボードには使用できません。今や石膏ボードじゃない壁の方が珍しいんですから、ここは石膏ボード用の掛け具が欲しかったところ。
質感はどうでしょう?
最も気になるのが時計の質感。
なんせ現物確認をしてなかったもんですから、結構ドキドキもんです。
材質は突板。
突板というのは、薄~くスライスした木の板を表面部分だけに貼り付けた素材のこと。中身は合板や繊維板等、表面の木材とは違うものが使用されます。悪く言うなら、ハリボテ。良く言うなら、適材適所で素材を使い分けている?
この時計で使用されているのがどのような木材の突板かは分かりませんが、結構白っぽくて思ったよりも木材っぽさはありません。なんだか木目調の家具みたいだなぁ、というのが率直な感想です。
突板なので断面部はこのように断層っぽくなってます。なんだかバームクーヘンみたい。
時計の一番上の部分には巻き付けた薄い板の合わせ目が見えます。見えますと言っても壁に掛けたらまず目に入らない部分なので、大半の人なら気にならないと思います。
裏側のムーブメント部分。
こちらははっきり言ってかなりチープな質感。プラスチックの質感もすごくちゃっちいし、電池部のカバーもありません。お値段を考えるとここはもう少し頑張って欲しかったなぁ、と思ってしまいました。
時計のカバーはガラス。
ガラスはやっぱりいいですね!同じ透明な材質でも、ガラスってアクリルよりもなんとも言えない質感の高さがあって好きです。子供用の時計で割れる素材っていうのはあんまり好ましくないような気もするけど。
さて、この時計の最大の特徴はこの文字盤。
短針用の数字は黒字で、長針用の数字は赤字でそれぞれ文字盤に書かれており子供でも読みやすい工夫がされています。黒色の針の数字は黒色、赤色の針の数字は赤色を読もうね、って教えることが出来るのです。
時計の読み方って大人は当たり前のようにやってますが、言葉で子供に説明しようとするとむっちゃ難しいんですよね。この時計を使ってなんとか教えてあげたいと思います。
文字盤全体のデザインは流石無印良品と言った感じ。シンプルなのになぜかお洒落に感じるデザインがとっても素敵。
意外と小さいぞ、この時計
さてこの時計は掛け時計としては販売されておりますが、1つ重要な欠点があります。
そう、意外とちっこいのです。
この大きさの時計を壁に掛けると、せっかくの赤い文字はかなり小さくなってしまい読むのが大変になってしまうのです。
試しに壁に掛けてみましたが、やっぱり子供から「見えにくい!」と不評でした。う~ん…残念!
壁掛時計用スタンドで解決
この「意外と小さくて文字が読みにくい問題」は無印良品ネットストアのレビューでもユーザーさんから指摘されてまして、わたしも購入前からそのような懸念があることは把握していました。
でも大丈夫。そんな懸念を解決する為に、時計と一緒にこのようなものも注文しておいたのです。
これは壁掛時計・壁掛式CDプレーヤー用スタンドという商品。
つまり、掛け時計をそこらへんに置けるようにするためのスタンドです。これなら壁に掛けなくても時計を設置できる!子供もきっと数字が読める!
付属品はスタンド本体・各種取り付けネジ・取扱説明書。
取扱説明書は多言語に対応できるように3種類入ってました。グローバルですねー。
スタンドにはたくさん穴が開いています。
さぞかしがっちり時計を固定できるんだろうなぁ、とワクワクしていたんですが、どうやら時計の場合はこんな感じでネジを1本だけ取り付けて、それに引っ掛けるだけのようです。
それ、普通の壁掛けとほとんど同じですやん…
適当な木材の切れ端で自分で作れそうな感じですやん…
とは思ったものの、実際に時計を取り付けてみるとスタンド自体の重さが結構いい感じで、どっしりとした安定感があります。
これなら安心してそこらへんに置いておけそう。
時計の質感とスタンドの質感が全然合っていないのが、気になる人には気になるかも?
まとめ
今回は時計に加えてスタンドも購入しておりますので、時計代5,990円とスタンド代1,490円の計7,480円の組み合わせです。
無印良品週間の10%OFFでも6,732円。
うん、結構高い…
ムーブメント(時計の機械部分)はチープだし、突板仕上げの質感は悪くないものの決していいとも言えないものだと感じました。わたしの場合デザインはすごく気にったのですが、それでもお値段を考えると決して満足とは言えません。
実は同じような時計は無印良品以外からも販売されていますので、とにかく無印良品がいいんだ!という人や、このデザインが好き!という人でなければ、他のメーカーの時計も選択肢に入れてみるのもいいんじゃないでしょうか。
例えばこういうタイプの時計なんて如何でしょうか?知育時計っていうみたいですよ。
このエントリーのお写真は、『LEICA DG VARIO-ELMARIT 12-60mm』と『Panasonic DMC-G8』で撮影しました。