お庭の生き物

毎年5月の恒例作業!アシナガバチに巣作りさせないための蜂除け対策


5月になるとポカポカ陽気の日が増えてきて、4月よりも一層過ごしやすくなってきましたね。

それはお庭の多くの植物たちも同じようで、最近日に日に植物達の成長スピードがアップしている感じ。特にブドウの木やトマト類の成長スピードがすごくて、まるでジャックと豆の樹のようにニョキニョキと盛んに新芽を伸びてきます。一週間も放っておくとすぐに茂ってしまうので、チョキチョキと枝を整理するのがすっかり週末の定番作業になっています。

さて、そんな感じで最近はお庭仕事に費やす時間が多いのですが、お庭仕事をしているとよく目にするようになったのがアシナガバチ類

アシナガバチは多くの人にとって恐らく最も身近なハチだと思うのですが、アシナガバチが巣作りなどの行動を開始するのは4~5月頃。知らない間に巣を作られて、後々それに気が付かずに巣を刺激して刺されてしまわないよう、今のうちに対策をちゃんとしておきましょう!

 

アシナガバチは益虫だけど…

毎年毎年、我が家の至る場所に巣を作ろうとしてくれるアシナガバチ。

アシナガバチってスズメバチのような姿をしているから思わず警戒してしまうけど、別に刺激しなければこちらをわざわざ刺してくるようなことはしない温厚な性格のハチ。むしろお庭の嫌な害虫類を捕食してくれるので、益虫とすら言われていますよね。なので、虫嫌いのわたしとしてはアシナガバチは極力放置する方針。

ところが、いくら温厚といってもやはりハチですから、例えばその巣を刺激してしまうようなことがあると、それこそ文字通りハチの巣をつついたような騒ぎになり、もちろん襲われてしまいます。刺されてしまいます。そうなると害虫扱いになり、駆除せざるを得なくなりますよね。

もちろん好き好んでハチの巣に刺激を加えるような人はいないと思うけど、厄介なのはアシナガバチの巣ってあまり目立たないところに作られることがあるんですよね。なので、そういった巣を作られそうな場所に予め巣を作られないような対策をしたり、定期的に巣を作られていないか確認することで、アシナガバチの巣を意図せず刺激するような事態にならないようにしたいものです。

 

こんな場所に巣を作られちゃいます

実はわたくし、職場と自宅を合わせて、今年になって既に5個のアシナガバチの巣を取り除いております。巣を作られないように対策しましょーって言ってるのに、5個も作られてますやん…って感じなんですが、そのうち4個は何も対策をしていない職場の方ですから、自宅はまだ1個だけ。多分、対策が効いている…はず?

アシナガバチがどういう場所に巣を作るのかは、以前の投稿でまとめておりますので、そちらをどうぞ。

ド素人のわたしの経験上、アシナガバチさんに圧倒的に人気が高いのが、ずばり雨除けのある部分。エアコンの室外機の中とか、ウッドデッキの下とか、軒の下とか。アシナガバチさんは雨がお嫌いなようです。とくに室外機の中やウッドデッキの下はなかなか目が届かないので、要注意な場所です。

ただ、たまーに木の幹とか、どう考えても雨でずぶ濡れになるような場所に巣を作るおっちょこちょいなハチさんもいる様子。

今年、我が家で発見した巣は、なんとこのプランター(中に何も植えていない、空っぽ状態)の中で作られていました。プランターの中を除いたらハチさんと目があって、結構ビビりました。

ご覧のとおり雨なんてまったく防げませんし、地面から近い低い位置にあるからアリなどの天敵もやってきそう。こんな場所にすら、巣が作られることがあるんですね。これは流石に予想できませんでした。

 

対策はハチ専用殺虫剤を撒いておくだけ

アシナガバチに巣を作られないようにするには、アシナガバチが巣を作りそうな場所、もしくは我々が巣を作られたくない場所に、予めハチ専用殺虫剤を撒いておくだけ。最近の市販のハチ用殺虫剤には巣造り防止効果もあるようで、この対策を行った場所には、これまで一度も巣を作られたことがありません。化学の力は偉大ダ!

ハチ専用殺虫剤は1本1,000円弱とそこそこ高価だし、しかもいろんな場所にスプレーするとそれだけで1本簡単に使い切ってしまいます。しかしながら、それで知らない間にハチの巣が作られるかもしれないリスクを無くすことができるのならば、お安いもんじゃないでしょうか?

 

 

アシナガバチ対策をするならば、5月中には終わらせよう

このハチ専用殺虫剤を用いたアシナガバチ対策ですが、できることなら4月中、遅くても5月中には終わらせたいところ。

というのも、アシナガバチは4~5月頃から巣作りを始めるのですが、巣作りの最初の段階では女王バチ1匹しかいません。まさにワンオペ状態。理想は巣づくりを始める前の4月中には虫よけとなる殺虫剤を撒いておきたいところなんですが、もし既に巣作りを始めている場合でも、今の段階では相手は女王バチ一匹だけですから、駆除をするのも容易です。これが6月以降になると巣も大きくなり、働きバチもどんどん増えていくので、巣を駆除する難易度もどんどん上がっていくのです。

ガーデニングをやっているとアシナガバチは絶対にやってくる身近な生き物ですが、嫌な虫は食べてくれるし、穏やかな性格だし、決して害虫ではありません。我々人間の生活範囲とアシナガバチの巣の警戒範囲が意図せず重なって望まないトラブルに発展しないよう、早め早めに対策をしておきたいものですね。

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