昨年から本格的に開始しました家庭菜園でのブドウ栽培。
我が家は家庭菜園こそしているものの、畑用の土地があるだとか、広い土地を所有しているだとか、決してそういう広々とした環境ではありません。せっかくの田舎在住なのに…。
つまるところ一般的な住宅地なのですが、それなのに無謀なことにブドウ棚に憧れてしまい、昨年はとうとうパーゴラまで作ってしまいました。こうなると、もう後には、引 け な ~ い !
ところが、昨年は残念ながらパーゴラ下に植えていたデラウェアの成長がイマイチだったので、せっかく作ったパーゴラまで枝が届きませんでした。
そこで今年こそは立派なブドウ棚を作れるよう、デラウェアの代わりに昨年勢いのあったピオーネをパーゴラ下に植え替えてやりましょう。
今回の作業
どんな作業? : ブドウの樹の植え替え
使うもの : スコップ、植え替え名人(根切り用ナイフ)
必要な費用 : 0円 (道具や肥料は既にあるものを使用)
肉体行使度 : ★★☆☆☆(2)軽作業の範疇
言いたいこと : ブドウの枝を折らないように注意!
ブドウの植え替えは3月に行おう
ブドウは落葉樹ですので、冬の間は葉っぱを落として休眠状態になるタイプの植物。
そういったタイプの植物は剪定したり植え替えたりするのは冬の間が適期であることが多いのですが、ブドウにおいてもそれは当て嵌まります。
正確には寒さが和らいでから萌芽が始まるまでの期間で、園芸書なんかでは3月が適期って書かれていることが多いみたいですね。
え?今、もう4月ですやん?なんていうのはご愛嬌。ついつい放置してしまったのです。
要は、萌芽していなければ良いので、まだ大丈夫なはず。多分。
毎年思うのですが、他の樹木と比較してブドウの萌芽はやや時期が遅いんですよね。確か新しい葉っぱが出てくるのは4月の中旬頃だったと思います。ヒメリンゴやブルーベリーなどの他の樹木はすっかり花が満開状態になるくらいの時期ですね。
とはいうものの、厳寒期でなければ植え替え時期は早いに越したことはないと思いますので、今年のわたしのように萌芽ギリギリの時期ではなく、やっぱり3月中には終わらせておきたいところですね。
ブドウの植え替え作業
植え替え作業ですが、既に植えてあるデラウェアを掘り起こして、代わりにプランターで育てていたピオーネに植え替えるだけなんで簡単なものです。
まずは既に植えられているデラウェアの根元から、ウッドチップやコガネムシ対策のネットを取り除きましょう。
これだけガチガチにコガネムシ対策をしているのはそれだけ今まで痛い目にあってきたからなんですが、このデラウェアは対策以前に既にコガネムシに産卵されてしまっていたのか、コガネムシの幼虫による食害疑惑があります。
今回ピオーネに植え替える理由の一つは、地中の状態を確認したいからっていうのもあるんですよね。コガネムシの幼虫がいたら嫌だなぁ。
何事も無く、デラウェアをプランターへ移し替えることが出来ました。予想通り地中にはコガネムシの幼虫がおりましたが、その数は思っていたよりもずっと少なかったです。昨年秋に撒いたオルトラン粒剤のお陰でしょうか?
植え替え先のプランターには見た目重視でテラコッタ調の素焼きのものを使っていますが、夏場の管理のしやすさを考えるとプラスチック製のものの方が良いのでしょうね。
さて、お次はピオーネの植え替え作業。
イチゴやトマトのように根っこがプランター内にびっしりと張り巡らされるタイプの植物なら、幹をぐっと引っ張るだけで簡単にプランターから抜けるのですが、残念ながらブドウはそういうタイプの根っこではありません。
なので、植え替え名人などを使って丁寧にプランター内からブドウを引っこ抜きましょう。この作業は土が乾燥して硬くなっている時の方がやりやすいですね。
どーん!っと、無事プランター内から地面へお引越し。
後は周囲を埋め戻してやれば作業終了!・・・のはずが!?
最後の最後で失敗
最後の最後でやらかしてしまいました。
埋め戻す際、スコップが枝に当たってしまい、無残にも枝が折れてしまったのです。
冬の時期のブドウの樹は非常に脆い(硬いけど、すぐにポキッといく感じ)ので、取り扱いにはとっても注意が必要みたい。
この時期になると枝の中には大量の樹液が流れているので、折れてしまった面は丁寧に整えて、すぐさまトップジンMペーストで保護。
殺菌剤 病気 保護 トップジンMペースト 100g 住友化学園芸
翌朝見ると、樹液が溢れだそうとしているのがなんとか止まっているような感じになっていました。
乾燥したらもう一回トップジンMペーストを塗布したら、なんとかなりそうです。良かった、良かった。
今年こそブドウ棚を!
というわけで、ちょこっと失敗もしたけど無事ブドウの樹の植え替えが終わりました。
地面からはコガネムシの幼虫は取り除いたし、元気なピオーネに植え替えたし、今年こそはこのパーゴラを使ってブドウ棚を作れるはず。
萌芽もまだだけど、今年の成長っぷりが楽しみですね。