ウッドデッキ製作作業

斜め形状部分へのウッドフェンスの取り付け[第三期ウッドデッキ設置作業⑩]


以前からボチボチとマイペースに進めております、ウッドデッキの拡張作業。

ちょうど1年前の同じ時期に「夏のプールの季節までには完成させたいなー」とか言っていたんですが、結局未完成のままプールの季節が終わってしまいました。その後は特に急ぐ理由もなくなったので、ダラダラと未完成のまま今に至ります。少しずつ作業は進んでいたんだけどね。

しかしながら、このままじゃいかん!今年のプールの季節もあっという間に訪れるぞ!?という危機感が湧き上がってきたので、この連休中に一気に作業を進めてやることに。まずは、すっかり放置していたウッドフェンスの製作です。

 

それもこれも、斜め形状が悪い!

この拡張作業は我が家のウッドデッキとしては3回目の拡張作業。もうすっかり手慣れた作業のはずなのに、こうも完成が遅れているのには大きな理由があります。

それがコレ。斜め形状ということ。

他にも床下収納にチャレンジしたことや、パーゴラを一緒に製作したことなど理由はいろいろありますが、一番厄介なのは間違いなくこの斜め形状にしたことでしょう。

斜め形状って当初考えていたよりもずっと面倒臭いんです。

それぞれの木材に角度をつけて加工しないといけないし、寸法はかなりシビアだし、構造も単純ではないので結構頭を使いました。普通の真四角のウッドデッキなら直角に切断した木材を組み合わせるだけで完成するんだから、そう考えると斜め形状のウッドデッキって普通のウッドデッキと比べると難易度がグンッと上がるのです。

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斜め部分にフェンスを取り付けよう

支柱を斜め形状にカット

前置きが長くなりましたが、本日ご紹介する作業はウッドフェンスの取り付け。

斜め部分にフェンスを取り付けるのは考えただけでも面倒臭いので、ずーっと放置していました。当然、放置していても完成するわけないので、この連休を利用してどんどん作業を進めましょう。

この斜め部分でのウッドフェンス製作で、早速面倒臭い作業となるのがウッドフェンスの支柱の加工

普通の木材は当然このように四角い形状をしていますので、このままでは斜めにウッドフェンスの横板を張り付けることが出来ません。これまでの測量から、この支柱を40度の斜め形状に加工すればいい感じにフェンスを張ることが出来るはず。でも、こんな太さのある木材をどうやって斜め40度に加工しましょう?

 

そんな加工をするのであれば、選択肢はこの丸鋸しかありません。このように刃を多めに出して、ベースプレートを40度に設定します。丸鋸は危なっかしくて好きじゃないわたしとしては、たくさん刃を出してしかも本体を傾けるなんて本当はやりたくないけど仕方がありません。

 

その丸鋸を使って、支柱になる木材を長手方向にガーッと切断。うひゃー、怖い!!

木材を長手方向に切断するのは結構難しい作業です。

切断する木材を固定する部分がほとんどないし、また市販の丸鋸定規なども使えないからです。そんなただでさえ難しい長手方向の切断なのに、角度をつけて切断となるともう一つ難易度が上がります。切断作業中、常時側面方向への力が加わるからですね。わたしは他の木材を定規代わりに使用したり、端材やクランプをフル活用して木材を固定するようにしています。

 

無事斜めに切断出来ました。これでフェンス板を角度をつけて取り付けることが出来ますね。

 

フェンス板を斜め形状にカット

せっかく支柱を斜めに加工したというのに、フェンス板をそのまま取り付けたのではこのようになんだか残念な感じになります。隣り合う支柱との隙間が自然な感じになるよう、このフェンス板の先端も斜め形状に加工してやりましょう。

 

フェンス板の方は薄い板だし、長手方向の切断でもないので加工はとっても簡単。先程の刃を40度にセットした丸鋸でサクッと加工してやります。

 

すると、こんな感じでぴったりと収まりました。加工前とは全然違うでしょ?

しかしながらこのフェンス板の加工にも困ったことがあって、フェンス板の片側はこの40度の斜めカットでいいのですが、問題はもう一方の端っこ。

理屈は小学校5年生で習った三角形の不思議(三角形の内角の和は必ず180度になるってやつ)を思い出して頂きたいのですが、とにかくもう一方の端っこは50度にしないとダメなんです。しかしながら、丸鋸を傾けられるのは45度まで。わたしの手持ちの道具では、フェンス板を50度に切断することが出来ません。幸いなことにフェンス板は薄いから角度が多少違っても影響は少ないでしょうから、結局もう一方の端っこは加工限界となる45度で切断しました。

フェンス用の薄い板だったので結果オーライでしたが、こういうのが斜め形状や変わった形のウッドデッキでの難しいところですね。

 

塗装はいつものキシラデコール

加工が済んだ各パーツはいつものキシラデコールで塗装。

今回使っている木材は耐久性抜群のウリンですが、せっかく苦労して作ったウッドフェンスですから、少しでも長持ちして欲しいので必ず塗装するようにしています。

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最近は気温も上がって来ましたし、そもそもウリンはあまり塗料を吸わないので意外と短時間で手で触れる程度には乾燥してくれます。天気に恵まれれば、半日程度で次の作業に取り掛かれますよ。

 

各パーツの取り付け

塗装が乾いたら、各パーツを組み付けていきます。

フェンスの両端を固定する為の支柱は、このように取り付ける方向を変えることで40度の斜め形状と50度の斜め形状にすることが出来ます。とはいうものの、ここに至るまでには相当頭を捻りました。昔勉強した三角形の知識を精一杯思い出しながら、考えました。また、斜めの断面部分にはコーススレッドを真っすぐ取り付けることが出来ないので、座掘加工を行ってコーススレッドを埋め込むように取り付けます(下側の写真の方のこと)

 

角度が付いていると、フェンス板をクランプで仮固定するだけでもいちいち大変。クランプって、基本同じ向きで重なっているものを固定する道具ですもんね。このように片側が尖がり形状になっていたりすると安定感がかなり悪いです。わたしはなんとか安定する部分を探して固定しましたが、どうしても安定しない場合は厚手のタオルのようなクッションとなるものを挟むと安定感がアップしますよ。

 

基準となる1枚目を固定することさえ出来れば、それ以降のフェンス板の取り付けはとっても簡単。わたしは20mmの木片を挟んで、フェンス板の隙間がぴっしり揃うようにしています。

 

計4枚のフェンス板を取り付けることが出来ました。

この部分はあまり目隠しがいらない場所なので、フェンスの横板はこの4枚でお終い。フェンスとしてはこれで十分だけど、お次の作業として、見た目と利便性を向上させる為、ちょっとした机代わりにもなるような幅広の垂木をこの上に取り付けたいと思います。

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