今年も残すところあと僅か。
わたしは29日が仕事納めだったので残る2日はのんびりゴロゴロ・・・と言いたいところですが、年内にまだやらねばならぬことがありますよね?そう、お家の大掃除です。
大掃除といってもいろいろとありますが、今年一番体力を使いそうなのがエアコンの分解洗浄。
今年の秋に家の中で一番でっかいエアコンを10年目にして初めて分解洗浄しましたが、内部の状態はそれはそれは酷い状態でした。
その時に他のエアコンも分解洗浄したかったのですが、1台目の掃除が大変すぎて断念。ズルズルと今に至っているわけです。そんなわけでずっと掃除しなきゃ・・・と思っていた残るエアコンの分解洗浄を今年の内に終わらせちゃいましょう。
今回の作業
どんな作業? : お掃除機能付きのエアコン(三菱電機製MSZ-ZW283-W)の分解洗浄
使うもの : +ドライバー、マスカー、インパクトドライバー
必要な費用 : 0円 (家にある洗剤で実施)
肉体行使度 : ★★☆☆☆(2)今回のは綺麗だったので比較的楽チン
言いたいこと : 2回目の作業なので前回よりもずっと作業時間は短縮できました。ただしドレインホースの位置によっては清掃時の作業性が大きく変わることを発見
今回使用する道具
使うのはプラスドライバーと作業で部屋が汚れないようにするためのマスカー。その2つだけ。マスカーは100均の安いものではなく、今回はちゃんとしたものを使用しました。マスキング幅が2,400mmもあるのでとても作業しやすかったです。やっぱり道具はケチったらダメですね。
前回はこれに加えて噴霧器とかいろいろと使ったけど、先に結論を言うと今回は全然汚れが酷くなかったので大掛かりな水による洗浄までは不要だったのです。
10年使った割には意外と綺麗な寝室のエアコン
こちらが今回分解洗浄する三菱電機製のMSZ-ZW283-W。前回分解洗浄をした同じく三菱電機製のエアコンであるMSZ-ZW803Sの小型版って感じの機種ですね。10年前に寝室に設置したエアコンです。
こちらも10年間フィルター掃除のみだけで使用してきたのですが、使用頻度は前回掃除したエアコンよりも少ないので、前回ほど内部は酷い状態ではないはず。そう、信じたい。
まずはルーバーとフィルターを取り外し。ここまでは毎年行っている作業です。作業の前には電源プラグは必ずコンセントから抜きましょう。
前回掃除したMSZ-ZW803Sではこの時点でカビが大量に見えていましたが、それと比べると全っ然綺麗。
これまでわたしはエアコン内部のカビの発生は夏の間にどれだけ稼働させたかで決まるんじゃないかと思っていました。ところがこのエアコンは確かに前回掃除したものよりも使用頻度は低いんですが、それでも10年間、夏の間は毎日夜間に6時間ほど稼働させていたんですよ。稼働時間を考えると予想よりもずっと綺麗で拍子抜けでした。いや、綺麗に越したことはないんですけど。エアコン内部でカビが発生しやすい要因ってなんなんでしょうね?
アルミフィンも多少の埃がついているだけで全然綺麗。これなら水による洗浄は不要です。
ただし埃が舞いやすい寝室という環境上、外装パーツには埃が積もっています。せっかくの機会なのでこういう部分はしっかりと綺麗にしてやりましょう。
三菱電機製MSZ-ZW283-Wの分解
予想よりもずっと綺麗だったわけですが、それでもカビがついていないわけではありません。内部は多少なりともカビているので、シロッコファン(エアコンファン)は取り外して洗浄してやりましょう。シロッコファンはエアコンの一番奥にありますので、取り外すためにどんどん分解していきます。
分解の手法は前回作業したMSZ-ZW803Sと同じなので、自分でも驚くほどサクサク分解することができました。一回経験していると全然違いますね。ここまでで僅か15分程度です。
ただし今回意外と苦労したのがドレインパンの分解。ドレインパン周辺には様々な電機部品がついており、その部品と本体を接続する配線が大量にあるのでドレインパン自体を取り外すことはできません(もちろんやろうと思えばできるんだろうけど)。だから前回はこの部分を起点にしてドレインパンをぶら下げるように分解したんだけど、
今回は反対側にはドレインホースが接続されているので、ドレインパンをぶら下げることができません。前回は配線がある方にドレインホースもあったのです。
ドレインホースは左右どちらにも接続できるようになっているはずですが、ドレインホースを本体左側に取り付けた場合にはこのような弊害があるんですね。最小限な機能のシンプルな機種だとこのような弊害もないのでしょうけど。故障するリスクも増えるし、多機能が必ずしもいいというわけではないのです。
ドレインパンを大きくズラすことができないので、ドレインパンのカビは狭いところに手を突っ込んでなんとか拭き取るしかありません。ドレインパンは水を受けるという機能上、どうしてもカビるのは避けられないみたい。アルカリ電解水のような優しい部類の洗剤でも簡単に綺麗にすることができるのが救いですね。
ドレインパンを分解する最大の目的はシロッコファン(エアコンファン)を取り外すためのネジを緩めるための作業スペースを確保することなんですが、ドレインパンを大きくズラすことはできないし、そもそもこのネジがめっちゃ固いしで、今回一番苦労したのはこの部分でした。
普通のプラスドライバーでは舐めてしまいそうだったので、インパクトドライバーを使用してなんとか回すことができました。ほとんどの家電には多くの樹脂部品が使われていますから、分解時に余計な力を加えるとすぐに破損してしまいます。なのでインパクトのような電動工具は極力使いたくないんですよね。でも固着したネジを緩めるのにインパクトはかなり優秀ですから、持っていると何かと助けられます。
取り外した部品の洗浄
分解出来たらもう山場は超えたも同然。あとは洗って、乾燥させて、組み立てるだけ。
各部品は勢いを弱めた高圧洗浄機で一気に洗浄してしまいます。樹脂製の部品に高圧洗浄機っていうのは電動工具と同様に破損させてしまいそうで抵抗はあるけど、細かく入り組んだ部分のカビを除去するには高圧洗浄機はかなり効果的なんです。カビが無いのであれば、一般的な散水ホースでも十分なんじゃないですかね。
先週は本当に寒かったですが、一転して年末はポカポカ陽気。洗浄した部品も簡単に乾くので助かります。
組み立てと試運転
洗浄した部品が乾いたら、分解とは逆の手順でサクサク組み立てていきます。
三菱製のエアコンの造りで一番嫌らしいのが、配線を固定しているテープ。パネルを取り外すときにテープを剥がす必要があるんですが、その粘着力がめっちゃベトベトで非常に嫌らしいのです。手が、めっちゃベトベトになる!
組み立て時にはそのベトベトテープは当然再利用できませんから、わたしは次回簡単に剥がすことができるマスキングテープを使っています。こんなの、配線を固定できたらなんでもいいでしょう?
組み立てが終わったら最後に”おそうじリセットスイッチ”を押すのをお忘れなく。これ、フィルター洗浄でも同様に押す必要があるんですが、これって結構押し忘れしてしまいがち。このボタンを押すことでフィルター自動掃除機能の位置をリセットできるのですが、このリセットができなければ自動掃除機能が正常に作動しません。つまり、フィルターは目詰まりしっ放しになります。
”おそうじリセットスイッチ”を押すと左右のお掃除メカが動いて位置をリセットしてくれるので、ちゃんと正常に動いているのかわたしはしっかり確認するようにしています。これが正常に動かないと、ほんとうにフィルターは大変なことになるんです。
そんなこんなで思いの他簡単にエアコンの分解洗浄が完了しました。このエアコン自体がかなり綺麗だったことも大きな要素ですが、やっぱり2回目ともなると随分作業ペースは速くなるんだなと感じました。せっかく分解洗浄ができるようになったんだから、今後はもう少し頻繁に内部の状態を気にしてやりたいと思います。