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今回の作業
どんな作業? : ルンバのエアロブラシの交換
使うもの : とくになし
必要な費用 : 1,651円(ブラシ以外の消耗品込み)
肉体行使度 : ★☆☆☆☆(1)誰でも簡単に交換可能。作業時間は5分未満
言いたいこと : 格安互換部品で我が家のルンバ800はまだまだ元気
なにかと忙しい現代人に欠かせないルンバ
当ブログでは度々登場してくるルンバネタ。
外出している間に自動で家を掃除してくれるルンバは我が家にとってもはや必要不可欠な家電です。床の掃除機がけなんて、もう考えられない!
そんな感じでルンバ大絶賛の我が家ですが、その絶賛ぶりとは裏腹に所有しているルンバは安物のオンボロです。7年くらい前のモデルであるルンバ800シリーズは最近の賢いルンバのように部屋の形を学習することもなければ、スマホ連携もできません。毎日ガッツンガッツンいろんなものに当たりながら、文字通り手探りで部屋の掃除を行っています。
それでも部屋の床掃除という目的は十分果たしているんですから、最近の高性能なモデルにさほど興味を惹かれないんですよね。次買い替えるときがあったとしても、多分一番安いベーシックモデルで十分なんだろうなぁって思っています。
ルンバで『エラー2』が多発。ブラシを清掃しても直らない!
そんなルンバですが、年末の大掃除中に突如として『エラー2』が多発するようになりました。
「エラー2。ルンバのワイヤーガードを取り外してブラシを清掃してください」
ってルンバは伝えてきます。
ワイヤーガードはこの赤い部分。そしてブラシっていうのはこの2本のローラーを指すみたい。
でも、このブラシをいくら掃除してもエラー2が発生するんです。ルンバを起動させると1分程度は掃除してくれるんだけど、その後必ずエラー2が発生。耳を澄ますと、その1分程度の掃除中の作動音もちょっとおかしい感じ。ガッタン、ガッタン、と苦しそうな音が規則的に聞こえてきます。何かがスムーズに回っていない、そんな感じ。
こうなると何かしらの機械的なトラブルが疑われます。
原因はエアロブラシの変形
いろいろと調べた結果、原因はエアロブラシの変形でした。
エアロブラシは2本あるんですが、そのうちの1本の軸受けがルンバ本体にめり込むように変形していたのです。左側が問題ない軸受け、右側が変形した軸受けです。金属製の軸に黄色い樹脂製の部品が差し込まれているんですが、その樹脂部品の中央部分が変色して盛り上がっているでしょう?
正常であればこの金属製の軸と樹脂製の部品は簡単に分解することができるんですが、
変形した方はびくともしません。変色は樹脂部品だけではなく、金属製の軸にも見られます。金属がこんな感じで変色しているってことは、多分発熱を伴っていたんじゃないかなぁと予想しています。熱によって柔らかくなった樹脂ががっちり軸に絡みついてしまったのです。
もしほんとうに発熱が起こっていたのであれば、埃なんかに引火して火事になっていた可能性もあるんじゃない?そう想像すると、なんかめっちゃ怖くなってきたんですけど・・・。
こんな恐ろしいトラブルが起こった原因ですが、それは恐らくコレでしょう。
そう、エアロブラシの軸への髪の毛の絡まり。髪の毛が回転軸に絡まるのは仕方がないんですが、それがある程度の量を超えることでエアロブラシの内部から外側に向かって黄色い樹脂製の部品を押しやってしまったんじゃないかと想像しています。押しやられた黄色い樹脂製の部品がルンバ本体側と接触することで発熱しちゃったんじゃないかなぁ。
真相は分かりませんが、エアロブラシのメンテナンス不足が招いたトラブルの可能性が高いかもしれないということです。
中華製互換製品を活用して安価に修理しよう
がっちり固着したエアロブラシは当然再使用不可なので、早速新しいエアロブラシを購入。
これまでルンバの補修にはずっと中華製互換部品を使ってきましたが、もちろん今回も同様に中華製互換品を活用させていただきます。こういう互換品が簡単に入手できるのがルンバの強みですね。
中華互換品、みなさまはどのような印象を持っていますか?
安かろう悪かろう?本当に使えるのか怪しい?そもそも届くのか?内容に関係なく中国が嫌い!・・・などなど、いろんな意見や疑問はあるでしょうが、最近の中華製品はほんとうによくできていますし、なによりコスパは凄まじいものがあります。そしてメーカー勤めの人ならよく知っていると思いますが、中国の力が無ければもはや日本の産業なんて成り立ちません。
とはいうものの、この製品ラベルの貼りっぷりを目の当たりにすると、中華製品大好きなわたしでもちょっと不安にはなっちゃいますね。せっかくいい箱使っているのに・・・。
この内容で1,691円!Amazonのタイムセールだと1,513円になることも!
原価率どうなってんの?っていつも不思議に思っちゃいます。わたしの感覚だとちょっと意味が分からない。中国での製造コストの他に中国から日本への輸送コストもかかっているんですよ?Amazonや楽天の企業努力もあるんだろうけど、国内の送料だけでも500円くらいするのが普通なんですから。
こちらが互換品のエアロブラシ。わたしがこれまで7年間ほど使ってきたブラシと比べると、明らかにゴムの部分がシャープです。わたしが使っていたやつはかなり摩耗していたんだなぁと今更ながら感じました。そもそもこのブラシは消耗品なんだから、ずっと使い続けるものじゃないんです。
交換自体は一瞬。パチンとセットしてワイヤーガードを閉じるだけ。誰でも簡単に交換することができます。この整備性の良さからも、ルンバってよく考え抜かれた造りなんだなぁっていつも感じています。それにしても、7年間毎日稼働している我が家のルンバ800はほんとにもうボロボロです。タイヤもゴムの凹凸がほぼ消滅しているから、タイヤも交換しなきゃ。
ブラシ交換でエラー2は解消できました
そんな感じでエアロブラシの交換をおこなったんですが、これにより無事『エラー2』の発生は解消されました。やっぱりエアロブラシの変形が原因だったんですね。
しかしながら、交換後は随分ルンバの作動音が大きくなった気がします。いや、これは気のせいじゃなくて間違いないね。明らかにエアロブラシのゴムが接触するような音がします。
でもこれが本来の音なのか、それとも互換品故の不具合なのかは、いまのところ全く分かりません。なんせこれまではエアロブラシが盛大にすり減っていましたからねぇ・・・。せっかくの機会だから、確認のために一度純正品のエアロブラシを購入しようかと考えています。消耗品だから無駄になることはないからね。