敬謙なパナソニック信者であるわたしは、カメラだけじゃなくて多くの家電でパナソニック製品を愛用しています。洗濯機もその一つであり、2015年から現在に至るまで10kgタイプの洗濯機であるNA-FA100H2を使っています。2年前には蓋ロックエラーであるH27エラーの修理方法について記事にさせていただきました。
そんなパナソニック製洗濯機。使い始めて8年目となりますが、またまた故障の発生です。今回は前回とは違うエラー、H12エラーについて紹介します。
ひたすらすすぎと脱水を繰り返す
今回の故障、エラーコードはH12でした。でも取扱説明書を見ても、”H○○のエラーは販売店に連絡してね”としか書かれていないので、どのようなエラーかはさっぱり分かりません。メーカー的にはHから始めるエラーは個人では対応不可ということです。
洗濯物の状態を確認すると、洗剤はもうついておらず、でもずっしり水分を含んでいる状態。つまり脱水の途中の様子。
そこで洗濯機の電源を一旦落として脱水のみを選択してもう一度スタート。すると脱水の途中でなぜだか一旦停止し、勝手に水を投入して選択していないすすぎに戻ることが分かりました。その後脱水に移行してもやっぱりまたすすぎに戻り、やがてはH12エラーが表示されて停止するという感じ。
このエラーが出ると脱水ができなくなり、また大量に水を消費することが分かりました。最悪やん!
エラーコードH12とは?
このエラーコードH12。症状からして脱水に関するエラーっぽいのですが、その後調べてみるとSFスイッチという脱水時のアンバランス検知用センサーの破損から生じるエラーであることが分かりました。
SFスイッチというのは、洗濯機の上部パネルの裏側についているこの樹脂製の棒みたいな部品(画像は折れる前のもの)。洗濯槽が激しく揺れるとこの棒をへし折ってしまうそうです。雨合羽とか、ウインドブレーカーとか、撥水性の高い衣類を洗うと発生しやすいんだとか。
こんな場所についている部品ですから、以前交換した蓋ロックスイッチと同じような手順で交換すればDIYでも修理は可能です。部品もネットショッピングを利用して個人でも入手可能。こういう業者向けの部品が個人でも手に入るなんて、便利な時代になりましたねー。品番はAXW1661-9KU0ですが、対応機種を見る限りではかなり多くの機種で使用されている部品のようです。
直さずに買い換えました
というわけで早速修理を・・・といいたかったんですが、この洗濯機はもう8年間使っているし、1年ほど前から風呂湯を吸引するためのポンプも壊れているしということで、このタイミングで後継機種に買い替えちゃいました。近所の量販店にいけば翌日には故障した洗濯機を回収してくれて、代わりに新しい洗濯機を設置してくれるのです。このスピード感こそ、実店舗をもつ家電量販店の強みでしょう。超助かります。
購入したのはパナソニックのNA-FA10K2。
乾燥機能もないシンプルな機種ですけど、わたしの生活スタイルではこれで十分。”10kgの容量でシンプルな縦型”っていうのがわたしの唯一の条件なのです。機能が増えれば増えるだけ故障のリスクも増加しますし。
これまで使っていたものの後継機種をただ選んだだけって感じなので全然期待はしていなかったんですが、洗濯時の作動音がめちゃくちゃ静かになっていてかなりびっくりしました。これまでのが煩さすぎただけなのかもしれないけど、8年間もあれば基本の家電もしっかりと進化しているのですね。