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さようならEvernote。数々の改悪は我慢できたけど、今回の『ノート数上限変更』はもう無理!


スマホはいまやすっかり日常生活に必須の道具として定着しましたが、皆様はメモアプリって使っていますか?

文字通りメモを記録するためのアプリのことで、iphoneであれば最初から「メモ」アプリが入っていますね。これもまさに文字通りのネーミング。

アプリの仕様によっては他のデバイスと共有することもできますので、わたしは日常生活や仕事のメモだけではなく、このブログの下書きなんかもメモアプリでしています。隙間時間でブログが書けるので、とっても便利。スマホってすごいよね。

そんなメモアプリとしてわたしは長年Evernoteを使ってきました。このアプリ、昔はブロガーのような執筆者だけじゃなくてビジネスマンにも必須のアプリ!とそれはそれは高い評価を得ていましたが、度重なる改悪により評価はどんどん下降。最近はあまり話題にすら挙がらなくなりました。

わたしはなんだかんだで使い続けてきましたが、先日の改悪はもう最悪ですね。少なくとももう無料版は使うなってメッセージにしか受け取れませんでしたので、これを期に違うメモアプリに移行しちゃいました。

 

元々はこんな仕様だったよEvernote

Evernoteには有料版と無料版があるんだけど、わたしがお世話になっているのは無料版。”まずは無料版からスタートして機能に魅力があるなら有料版に”っていうのは実用系アプリではオーソドックスな手法でしょう。

で、無料版には当然制限があるんです。同時に同期できるデバイスの数が2台に制限されたり、保存できるデータ量の制限がかなり少ないといった感じ。

しかしながら、デバイスの台数に関しては自宅のデスクトップPCと下書きで使うスマホで2台、外出先でノートPCを使いたい時はスマホの同期を一時的に解除したり、台数制限にカウントされないWeb版を使うことで何ら問題となりませんでした。今となっては信じられませんが、1人で使う場合にはこのような手法が可能だったのです。

データ容量に関してはWeb ページやPDFの保存機能を全く使用していなかったので、全然問題なし。

ブログの下書きや日常のメモで使う分には機能の制限は実質無いに等しかったので、わたしの使用用途だと有料版は全く魅力的ではなかったのです。それくらい、無料版は使い勝手がよいアプリでした。

 

年々ウザさを増してくるEvernote

無料で使えるのにブログの下書きツールとしては最高に便利なEvernote。もう、むっちゃお世話になっております。

しかしながら、だんだんと有料版への移行を促す圧力が強まってくるじゃありませんか。

最初の頃は、今ならお得ですよ!な感じの勧誘でした。強制的に表示されるのはウザいけど、これくらいならなんら文句はありません。内容自体にはね。

 

でも、「いまだけ」を連発するのはいかがなものか。楽天カードの入会特典と同じくらいの頻度で「今だけ」を連発してきたかと思います。こういうのは景品表示法の有利誤認を問われかねないアピールですが、楽天カードと同じく、法律的には問題ないのでしょう(有利誤認には当たらないように間隔を開けている)。でも、法律には該当しなくとも、法律の趣旨的には好ましくはないですよね。

 

最近はセール感すら無くなってきましたが、そもそもわたしは無料で使わせて頂いていますからね。こんなんで文句いっちゃダメですよ。

それにしても、1,100円/月を”わずか”っていうあたりに金銭感覚のずれを感じずにはおられません。あのAmazon Primeでも600円ですよ(年払いだと5,900円)?もしかするとEvernoteは法人向けサービスなんでしょうか?

 

これまでの改悪(と言われている仕様変更)

その①:Web版も一台の端末としてカウント

それまでは同時使用できる端末の制限が2台だっただけで、端末を切り替えることで実質的に複数のデバイスを自由に使うことができました。これは先ほどもご紹介したとおりですね。しかも、Webブラウザ版はその台数にはカウントされなかったので、緊急避難的にWebブラウザ版を併用することが可能でした。Webブラウザ版を使えば使用端末数は無制限の状態だったわけ。

これは抜け道的な使用法だったので仕方がないとは思いますが、2020年頃の仕様変更でWebブラウザ版もきっちり使用端末の1台としてカウントされるように。

まぁ、わたしは無料で使わせて頂いていますからね。こんなんで(略)

 

その②:端末切替回数制限の追加

利用端末に関する制限はまだ続きます。

2021年頃だったかな?仕様変更により端末の切り替え回数の制限が追加されちゃったのです。これまではあくまでも”同時接続”の制限だったので、端末を切り替えれば実質無制限でした。しかしながら、この仕様変更でその自由度がガクンと低下。実質的に端末の切り替えは不可能となりました。

端末制限を解除したくば、有料版にアップグレードしてねってことです。まぁ無料で使わせてもらっているんで(略)

 

その③:動作が重たく、そして不安定に

Evernoteは2020年の大型アップデートで機能等が大幅に変更されたようですが、この変更でいろんな機能が削られただけではなく、動作が重たくなったり不安定になったりと結構評判が悪いみたいですね。

わたしは単純な使用方法でしか使用していないので機能面での不満は感じていませんが、動作の不安定さは確かに感じました。競合するノートがしょっちゅう生じてしまうことはその最たる例でしょう。Evernoteはめっちゃ頻繁にクラウドにアクセスしていますが、そんな頻繁さは不要なユーザーもいるんだから、そういった点は設定で変更できればいいんじゃないかなぁ。

 

今回の改悪。突然のノート数の上限変更

これまでの変更、世間では改悪改悪と言われてきましたが、端末関係についてはわたしはそれも仕方がないと思うんですよ。ビジネスですから、有料版使ってもらってなんぼですからね。わたしにとっては有料版があまり魅力的に思えなかったので、細かい部分をケチるよりももっと魅力的な有料版の機能を開発して欲しかったなとは思いますが。

でも今回の仕様変更はわたし的にもアウトです。

それが、利用可能ノート数の大幅な縮小。ノートは50点、ノートブックは1点です。

いつもどおりブログの下書きでもしようとアプリを立ち上げると、突然この表示。正直、何が起こったのか全然分からなかったね。だって、ノートなんて数百点あるし、ノートブックも数十点あるんですよ?今更上限って、何言ってんの?って感じでした。

その後調べてみると、どうやらこれは

  1. 12/4のアップデートで追加された仕様変更によるもの
  2. これ以上のノート、ノートブックをもつ既存ユーザーは今の数が上限となる

という感じらしいですね。

そもそもわたしは無料で使わせて頂いていますからね。こんなんで文句いっちゃダメですよ・・・って言いたいところなんですが、これは実質的には無料版の廃止ってことですよね?無料版はお試し版になったということです。文句をいう以前に無料版がなくなるとは思わなかった・・・。

この変更は、有料版使え!っていうメッセージ以外の何ものでもないんだろうけど、わたし的に残念なのはわたしの使用用途では有料版って全然魅力的じゃないんです。なんか申し訳ない。

でもEvetnoteさんにも考えてほしい。天下のMicrosoftのoffice365が年間14,900円で使える時代に、メモアプリで9,300円を高いって思うのは一消費者として当然の反応じゃないですかね?この金額だと、かなりの使い勝手や唯一無二の機能が求められると思いますよ。

 

さようならEvernote

無料で使えて同期もできるメモアプリって、Evernote以外にもたくさんあります。Evernoteが実質有料化になっちゃったので、わたしはもう早速別のアプリを使い始めています。いろいろ試してみたけど、いまのところはGoogle Keepがいい感じ。しばらく使ってみて問題なさそうなら、過去のノートも断捨離しつつ移行しちゃいましょう。

Evernoteの提供するサービスがわたしにはどうやら合わなかったので残念ながら有料版に移行するまでにはいかなかったけど、今までお世話になりました。

 

12/24追記:警告攻撃は激しさを増す一方!?

上限数が大幅に引き下げられたとはいうものの、既存ユーザーについては既に所持しているノート数とノートブックス数がそれぞれ上限になりました(お情け?)。

それなら、既存のノートの中身だけをGoogle Keepにコピペして移行させてノート自体は残したまま中身だけ削除したら、空っぽになったノートをメモ帳代わりに使えるんじゃね?ってセコイ発想を思いついたわけです。

試してみると実際そのような運用もできるんだけど、アプリを起動する度にこれでもかという位に有料版へのアップグレードのメッセージが表示されるウザい仕様になっちゃいました。ここまでメッセージを表示させるのなら、もういっそ広告でも貼ったらいいのに・・・って思っちゃいます。気持ちよく使えないので、さっさと別アプリに移行しちゃいましょう。冷静になってよくよく考えてみましたが、やっぱりメモアプリで年間1万円弱って、ほんと高いよ?

 

1/8追記:ノートの移動ができないじゃん!

”既存ユーザーについては既に所持しているノート数とノートブックス数がそれぞれ上限になりました(お情け?)”って書きましたが、「既存のノートブックス間での既存ノートの移動」はできないみたい。

あくまでも現状維持は勘弁してやるって感じですね。さすがに勝手に削除するのはまずいけど何が何でも無料では使わせたくない、そんな強い意志を感じます。

ノートの作成をやめないでください!って言われてもなぁ・・・。わたしもやめたくなかったんですよ?といいたいところです。

 

1/31追記:Windows版アプリが不安定になってません?【Evernoteを読み込めませんでした。】

文句ばっかり言っているからバチがあたったのかっ!?

Windows版のEvernoteアプリを立ち上げると『Evernoteを読み込めませんでした。』という表示がでるようになっちゃいました。

まだ移行していない大切なデータがあるのでこれにはめっちゃ焦ったんですが、何度かアプリの立ち上げを繰り返すと無事読み込みに成功することができました。でも流石にこのままではデータロストしそうで怖いので、急いで大切なデータをGoogle Keepに移したいと思います。もう、無理!

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