住宅のあれこれ

【タマホームが炎上中だって?】わたしのタマホームの思い出とハウスメーカーの自宅訪問について


ご存じの方も多いでしょうが、ハウスメーカーのタマホームさんが炎上しているみたい。

わたしもインターネット記事で見ただけなのでなにが真実かどうかは分からないけど、インターネット上では「少なくともタマホーム側の初期対応はもう少し適切だったらよかったよね」という意見が多い様子。

社会人をしていると「そこに至る経緯がどうであれ、先に感情的になった方が悪い」とよく言われるし、わたしもそう思います。悲しいかな、社会人をしていると意味不明なことをする人や、攻撃的な人、挑発してくる人などいろんな人と相対しなくてはならないことがあります。そんなのにいちいち感情的になっていたらキリがないし、感情的になっても絶対に事態は好転しないのです。求められるのはそんな人相手でも華麗に捌けるスキル・・・な~んて言っていますが、そんなことは当然簡単ではないし、わたしも全然ダメダメ。それだけ難しいから、世の中には炎上案件が溢れているのです。

 

さてそんなタマホームさん。これまでもインターネット記事を賑わすような話題がいろいろとあった企業さんですが、わたしの中ではかなりイメージの良いハウスメーカーさんだったりします。

というのも、実はわたしが人生で初めて訪問させていただいたハウスメーカーがタマホームさんなんですが、当時右も左もわからない若造のわたし相手に、かなり丁寧に対応していただいたのを今でもよく覚えています。

それまでのわたしの中には ”住宅展示場のモデルハウスって、到底建てることができないような豪邸が建っていて全然現実味がない場所” ってイメージがあったんですが、タマホームさんの住宅展示場のモデルハウスは建物面積35~45坪くらいで、「あ、これなら建てれそうかも!?」って感じたのを覚えています。リアルなサイズ感。そして当時のわたしには十分すぎるほど素敵なモデルハウスだったので、あっという間に「もう、これ下さい!」ってほどの前のめり状態。

その時の担当さんはそんなわたしにグイグイ売り込むことはなく、「世の中には多くの選択肢があるので、もっと他のメーカーさんも見てください」と諫めてくれたのでした。

  • 坪単価の計算方法はメーカーによって違うから注意が必要。タマホームの場合は吹き抜けも坪単価に入る
  • モデルハウスのこの部分はオプションだから、標準仕様だとこのような質感にはならない
  • モデルハウスだと見栄えを重視してこういう造りにしているけど、実用性を考えたらこういう部分はこうした方がいい

などといった、住宅を購入するときのややこしい点や気を付ける点をしっかりと説明してくれたものでした。後々思い返すと、かなり誠実な担当者さんだったんじゃないかと思いますね。その後いろいろな事情もあってタマホームさんとのご縁は無かったんですけど、いまでもその時の担当さんには感謝しています。だからタマホームさんのイメージもわたしの中では良かったのです。売り上げに貢献できずに申し訳なかったなぁ。

 

そんな素敵な担当者さんがいる一方、全く真逆の経験もしたこともあります。

それは大手の中でも売り上げ・着工数ともに上位に入るハウスメーカーの営業さんだったんですけど、その営業さんは所謂グイグイ売り込んでくるタイプで、当時住んでいたマンションにアポなし訪問してくるタイプでしたね。これがめーーーっちゃ嫌で、数回は我慢していたんですが、とうとうその担当者さんだけではなくそのハウスメーカーさんの心象までも悪くなってしまってお断りすることになりました。担当さんへの印象のよさからメーカーさんの心証まで良くなったタマホームさんとはまさに真逆のパターンですね。

ただこれの難しいところは、その担当者さんには全く悪気はなかったみたいなんです。それどころか、頼まれていた資料やカタログなんかをできる限りすぐに届けなければならない、積極的に顧客とコミュニケーションをとらねばならない、といった姿勢の表れだったように感じました。住宅って当然めっちゃ高価な買い物ですから、もしかするとこれくらいの姿勢が求められることもあるんじゃないでしょうかね。わたしにはさっぱり合いませんでしたが。アポなし訪問を失礼だと思う人は、きっとわたしだけではない・・・よね?

インターネット記事によると、今回のタマホームさんの炎上でも突然の自宅訪問っていうのがポイントの一つになっているみたい。その背景や想いは当然わたしには分かりませんが、住宅業界やクレーム対応では自宅訪問っていうのは我々素人が思っているほど特殊なことじゃないのかな?なんて思っちゃいました。でも、もちろん感情的になっちゃダメですよ。

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