DIYの道具

マキタの充電式ブロワ『UB185DZ』レビュー。コンパクトで落ち葉掃除にめちゃくちゃ便利


電源がすぐ近くにあるDIYにおいては、リチウムイオン電池のコードレス工具なんて不要でしょ?っていうのが長年に渡るわたしの考えだったのですが、やむを得ない事情によりついにマキタの18Vリチウムイオンシリーズに手を出してしまったのは以前お伝えしたとおり。ご家庭で使うには18Vはかなり大袈裟だけど。

マキタのリチウムイオンシリーズはバッテリーとバッテリーチャージャーを複数の工具で使いまわせるのが大きなメリットなんですから、せっかく買ったからには他の工具を追加して有効活用してやりましょう。

なにを買おうか迷ったけど、今回手を出したのはブロワ。ブロアなのかブロアーなのかブロワーなのか、どの表記が正しいのかは分からないけど、とにかくファンで風を起こす道具です。

今回紹介するアイテム

商品名:充電式ブロワ UB185DZ

メーカー:マキタ

購入価格:8,700円(税込)

結論:軽くて取り回しは抜群。落ち葉掃除にとっても便利

 

マキタのUB185Dはとても軽くてコンパクト

マキタには多くのブロワがありますが、18Vのモデルでは現在3種類。今回購入したUB185DZは恐らくスタンダードなタイプで、他にはこれをベースにノズルを長くしたものと、全く形状が異なる風量の多いものがあります。

ブロワを購入するのはこれが人生で3回目。届いた箱は予想以上に小さく、大きさだけに関してはまるで2,000円くらいで売ってる安物ブロワのよう。

このブロワには2種類の販売形態があって、UB185DRFがバッテリーチャージャーとバッテリーのセット品、UB185DZが単体販売です。ということは、本体の型番はUB185Dってこと?

 

あれだけ箱がコンパクトなのは、先端ノズルが取り外しできるから。ブロワって要は回転するファンで風を起こしているだけなんですけど、この製品は風を噴射する部分にノズルを装着するとブロワに、そして逆に風を吸い込む部分にノズルをつけて、風を噴射する部分に集塵袋を取り付けたら掃除機に早変わりできる2way仕様なのです。

掃除機モードの吸引力にはあまり期待していないんだけど、DIYで発生した切り屑などを処理するのに家の掃除機を使うのは抵抗があるから、ラフに使える掃除機としてこの2way仕様は便利そうです。

 

しかしまぁ、思っていたよりもずっとコンパクト。そして、軽い。バッテリー込みで1.8kgらしいけど、感覚的にはそんなに感じません。また、コードレスであることもあって取り回しは抜群にいいです。これなら女性でもなんなく使えることでしょう。

ところで、マキタ含め、工具メーカーの道具ってどうしても一般用途だと抵抗を感じるような色合いが多いですよね。現場で目立つためとかいろいろと理由があるんでしょうが、どうしても我慢できない人はこのブロワに関しては色違いがあるので、そちらを検討してみてもいいかもしれません(詳しくはまた後程)。

 

地面の落ち葉掃除には十分なパワー

ブロワは風を噴射する道具なんですから、やっぱり重要なのは風の勢い。スペックには風量と風速の2つが記載されていますが、ブロワってどっちの方が重要なんでしょうね?いずれにせよ、このマキタのUB185Dはコンパクトなこともあり、風の勢いがイマイチという口コミもちらほら見かけます。

わたしがこのブロワでもっともやりたいのが、レーキで掃除できない部分の落ち葉のお掃除。例えば画像のようにウッドチップを敷き詰めている場所の落ち葉は当然レーキでは取り除くことができないので、これまでは手で一つづつ拾い集めてきました。そんなのはもちろん面倒臭くて仕方が無いので、ブロワで落ち葉を吹き飛ばしてやりたいわけです。

 

というわけで、早速ブロワでブオォォォンとお掃除。風量は3段階で変更できるのですが、最強パワー以外の2つはあまり実用性は無さそう。とにかく、最強パワーであれば落ち葉程度なら難なく吹き飛ばすことができました。

 

ただ落ち葉って相当軽いので、”落ち葉を吹き飛ばせる=十分なパワー”とは必ずしも言えません。十分なパワーって使用用途によって全く違うと思うけど、このUB185Dは最強パワーであればウッドチップを吹き飛ばす程度のパワーはあります。ただし、繰り返しますが弱と中のパワーは弱いので、あまり実用性はなさそうです。

 

吹き飛ばした落ち葉をレーキで集めればお掃除完了ですね。

 

お次はカーポートの目地に溜まった落ち葉の掃除。

目地ってどうしても周りのコンクリートより低くなりますから、そこにシマトネリコの落ち葉が毎年大量に溜まるんですよね。こんな場所では当然レーキも使えませんから、やっぱりチマチマ手で拾い集めるしかありません。

 

そんな目地も、先程のウッドチップと同様、 ブロワでブオォォォンと一吹きすれば、

あっと言う間に綺麗に!こういうレーキが使えない場所での落ち葉掃除にはメチャクチャ便利ですね。

 

目地に入れている化粧石を吹き飛ばす程度の力はあります。石やウッドチップを吹き飛ばすのは困る…という場合は、ブロワと掃除する場所の距離を調整することで風力の調整ができます。距離を長くとれば風力は弱くなるし、近付ければ強くなります。だからなおさら、3段階の風力調整にあまり意味を感じないんですよね。

 

雨樋の湿った重量のある落ち葉には効果はなさそう

我が家のカーポート横には2月から3月に大量の落ち葉を発生させるシマトネリコがあるのですが、こいつの落ち葉のせいで毎年カーポートの雨樋(あまどい)がギチギチに詰まるのは以前もご紹介したとおり。

これまでは火バサミとか素手で落ち葉の掃除をしていたんですが、得体の知れない何かに遭遇することもあり、大嫌いな作業でした。この作業をこのブロワで改善できるのでは!?と期待していたんですが、湿ってギチギチに詰まった落ち葉を吹き飛ばすほどのパワーは残念ながらありませんでした。

これからも素手でのお掃除かぁ…。

 

DIYで使った電動工具の掃除にとても便利

これはいろいろと他の使用用途を模索しているときに気が付いたんだけど、木工のDIYで使用した電動工具の掃除にむっちゃ便利です。

電動工具って多くの部品で構成されている為、その多くが複雑な形状をしていますよね。安全カバーのある丸ノコ系はとくにそう。そんな複雑な形状のあらゆる場所に細かい木くずが付着して、道具を片付けるときにその木くずが落ちて周囲を汚すことに頭を悩ませていました。

しかしそんなものはこのブロワでブオォォォンと一吹きすれば、

あっと言う間にピッカピカに。これなら収納する時に周りが木くずで汚れる心配をしなくてよいです。なんなら室内にすら持ち込めそう。ピカピカの道具とはとても気持ちが良いですね。

 

snowpeakのフィールドブロワはコスパ悪すぎじゃない?

このマキタのブロワは、キャンプ道具でお馴染みのsnowpeakのフィールドブロワ「MKT-103」のOEM元なのは有名な話。キャンプで火起こししたり、テントを撤収する際に乾燥させるのが主な用途…らしい。いくらこのブロワがコンパクトとはいえ、そのためにわざわざ持っていくの?って気がしますが、天下のsnowpeakが企画しているんだから、そういう人もおられるのでしょう。

ところで、OEM元のマキタとsnouwpeakの違いは、色とsnowpeakロゴくらい。snowpeakの方が落ち着いた色合いで、選べるならこっちでしょ!って最初考えていたんですが、実は両者の実売価格は1.5倍以上もあるんです(マキタが最安値だと7,500円程度なのに対し、snowpeakは13,090円)。

これは値引きの有無によるものだと思うんだけど、流石にデザインの為だけにわたしは5,000円は出せません。かっこいいんだけど、snowpeakのフィールドブロワはコスパ悪すぎと言わざるを得ないでしょう。ちなみに、snowpeakのフィールドブロワはバッテリーチャージャーとバッテリーのセット販売はないので、別途マキタのバッテリーチャージャーとバッテリーを購入する必要がありますよ。

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