お家に関する作業

『ピッ、電池切れです』家の火災警報器が頻繁に電池切れを起こした件


法律に関することはよく分からないけど、今時の住宅には必ず備え付けられている火災警報器(火災報知器)

万が一火事が起こっても煙を検知して家中に知らせてくれる頼もしいやつ!

…のはずが、我が家ではこいつが鬱陶しいトラブルを起こしてくれました。

今回はもしかしたら珍しいかもしれない?火災報知器のトラブルのご紹介です。

 

ピッ、電池切れです

ある日、仕事から帰宅したわたしの耳に飛び込んできたのは、家族からの「おかえり」ではなく、「ピッ、電池切れです」という警告音。

それはどうやらキッチンの天井に取り付けられている火災警報器から発せられているようです。あ、きみは電池で動いていたんだ…。

火災警報器は住宅にとって重要な設備ですから当たり前のことなのですが、放っておいてもこの警告音は一切鳴りやみません。一定時間(一時間)ごとにひたすらなり続けます。うるさーい!!

「警報停止」と記載されたボタン(警告時は赤く光る)を押すことで警告音を止めることが出来るようですが、それも一時的なものであり、しばらくすると再び警報が鳴ります。夜中に鳴るとマジで腹が立つのですが、それだけ重要な警告ってことなのでしょう。こうなるとおとなしく電池を交換するしかありません。

 

電池は特殊な専用品

電池切れですって何度も言われるのも鬱陶しいので、さっさと電池を交換してやりましょう。

というわけで、早速電池切れを起こした火災警報器を天井から取り外します。手で掴んでくるっと回せば簡単に取り外すことが出来ますよ。

そして裏側を見ると…

なんじゃこの電池?

てっきり単三電池か単四電池くらいかと思っていたもんだから、意表突かれまくり。こんな電池、家にあるわけないじゃん!

取扱説明書によると、どうやらこの電池は火災警報器専用品のリチウム電池のようです。

我が家の火災警報器はパナソニック製のSH32717(親機)/SH32427(子機)なのですが、電池は同じくパナソニックのSH384552520というものを使用するみたい。調べてみると、一個1,000円程もするリッチな電池です。

こんな特殊なもの当然家にはありませんが、今の世の中はとても便利なもので、ネットで注文したら数日で家に届きます。

届くまでの間も何度か「ピッ、電池切れです」という警告音にイライラさせられたけど、電池が届いたら交換して一件落着。

…のはずだったのですが…。

 

短期間で繰り返す電池切れ

電池を交換して2ヵ月ほど経ったある日、仕事から帰ったわたしをお出迎えしたのはすっかり聞き慣れた「ピッ、電池切れです」という警告音。またかよ!

でも、今度は大丈夫。

前回電池を注文するときに予備の電池を複数個購入していたので、今回はすぐに電池交換することが出来ますから。

きっと前回交換した電池は初期不良品だったに違いない。そう思いながら再度電池交換をしたのですが、その1か月後にまたまた「ピッ、電池切れです」の警告。そして、またまた電池交換をして、今度はその2週間後にまたまたまた「ピッ、電池切れです」の警告…。

おまえ、電池切れすぎやー!!

みるみる溜まっていく1個1,000円ほどもするリッチ電池の残骸たち。これは笑えない。さっぱり笑えないぞー!

ちなみに、この火災警報器の電池交換のタイミングは10年に一度らしいです。最初の電池交換のタイミングが設置後7年程度、その後はどう考えても異常な交換サイクルということになります。

 

原因は火災警報器の故障

というわけで、こうなるとどう考えても怪しいのは火災警報器本体の不具合。

この火災警報器は1台の親機と、家中の各部屋に設置された子機(親機も子機も同じ形)から構成されています。

メーカーに問い合わせたところ、親機と子機はワイヤレスで通信しており、どこかで火事が起こっても家全体の火災警報器に情報を共有する仕組みなのだそう。

しかしながら、その家の構造や設置場所などの理由で通信環境が悪かったり、通信機能に障害があったりすると、親機が常に電波を送受信するような状態となり、みるみる電池を消耗することがあるのだそう。

確かに今回電池切れを繰り返したのは親機でしたから、この説明は良く分かります。

試しに親機の設置場所を他の子機と入れ替えたりもしてみましたが、電池切れの異常な早さは改善されませんでした。ですので、今回の親機の電池切れの原因は設置場所ではなく、親機本体の不具合ってことになるのでしょうね。

 

親機を入れ替えて無事解決

というわけで、最終的には不具合があると思われる親機をそっくり新品に入れ替えて無事解決です。

残念ながら保証期間は完全に切れておりましたので、実費での修理です。費用は設置費用込みで7,000円程度でした。安全の為と考えると決して高くはないですが、電池切れを起こしまくった特殊電池のせいでそれ以外に数千円費やしていると思うとすごく微妙な気持ち…。

そんな特殊な電池ですが、メーカーは10年ごとの交換を推奨しています。交換するときは家中の火災警報器の個数分だけ必要となりますので、電池が切れる前に予備を複数個準備しておいた方が良いでしょうね。

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