これまでご紹介してきましたとおり、我が家のお庭にはDIYで製作しましたウッドデッキやウッドフェンス、そしてパーゴラがあります。
これらの材料となる木材は高価だし、DIYで作るには多くの手間暇も掛かります。その為、DIYで作るにせよプロに依頼するにせよ、お庭に設置するには少しハードルが高いと言えるのですが、天然素材である木材ならではの雰囲気って本当に素敵で、わたしは作って良かったなぁとしみじみと感じています。
そんなお気に入りのウッドデッキ・ウッドフェンス・パーゴラなんですが、せっかく作ったのですから少しでも長持ちして欲しくて、いつもしっかりと塗装をしています。耐久性が低いとされるソフトウッドならともかく、ウリンなんて塗装しようがしまいが耐久性は抜群だと思うんですが、できることはやっておこうという考えです。
そんなしっかりと塗装をした木材たちなんですが、前々から設置後しばらくするとこのように縦向きの細かい筋状の塗装剥がれ?痛み?が発生することに頭を悩ませています。これが不思議なことに柱部分の木材に明らかに多く、床材やフェンス材にはあまり発生しません。柱ばっか。
そして、ウリンではまず発生しません。ガラッパもほぼ発生せず。発生するのはサイプレスとウェスタンレッドシダーだけ。そう、比較的密度の低い、ソフトウッドです。
一番最初はナメクジかなんかが這いずりながら齧った跡?なんて思ったりもしましたが、どう考えても傷んだ傷は繋がっていないし、何度確認してもそんなナメクジなどがへばりついているのを見たことがありません。ならば雨で塗装が侵食されているのかな?と思っていたんです。
でも、それも違うことが最近分かりました。
そう、犯人を遂に目撃したのです。
それがコイツ。
アシナガバチかー!!
実は先程も掲載していた毛羽立ち状の傷んだ木材は、アシナガバチが去った直後の状態を撮影したものなのです。どうやらアシナガバチが木材の表面を齧り、それによって塗装を含む木材の表面が傷んでいたってことが分かりました。ウリンは硬すぎて嚙みちぎれない?それとも匂いが苦手?
恐らくなんですが、巣の材料にする為に木材を顎で嚙みちぎって持ち帰っていたんでしょうね。アシナガバチは5月頃から秋にかけてせっせと営巣しますから、一生懸命その材料を集めていたわけです。ずーっと観察していると、結構なペースでやってきます。塗料には虫よけ効果もあると思っていたけど、全然気にしてないじゃん!
アシナガバチですが、我々にとってはとても身近な蜂の一種。これまで何度も何度も巣を作られては、その度それを除去してきたものでした。うっかり巣に近付いて刺激してしまうと刺されてしまいますからね。しかしながら、アシナガバチは不快な害虫を捕食してくれる益虫という側面もあるので、わたしはアシナガバチは決して嫌いな生き物ではありませんでした。虫は苦手だけど、むしろ好意的に感じていました。これまではね。
そう、これまでは。
本日からアシナガバチさんたちには、大切なウッドデッキにせっせと傷を増やす厄介者という認識が追加されてしまいました。申し訳ない。
とはいうものの、それだけの理由でむやみやたらに駆除するわけにもいかないから、これからはウッドデッキやフェンスにまんべんなく忌避剤でも散布して、対策を講じましょうかねぇ…。