素人でもできるウッドデッキ製作

ウッドデッキ製作に使う『ネジ』と『下穴錐』の紹介


ウッドデッキって木でできていますよね。そして、その木を組み立てるにはネジを使いますよね。そんなことは超当たり前で、誰でも知っていることなんですが、その際に下穴が必要となることや、ネジにもいろいろと種類があることは意外と知られていません。

今回はそんなウッドデッキに使用するネジと、そのネジを取り付けるのに必須となる下穴錐についてご紹介します。

 

ウッドデッキ製作に使うネジ

ネジは2種類用意しよう

木と木を固定するにはコーススレッド(木ネジ)を使いますが、これは長さ違いで2種類を使い分けています。

というのも、ウッドデッキ製作で使用する木材はたった3種類でいいので、そんなに沢山の種類のネジは必要ないのです。
その3種類の木材というのは、

  1. 束に使用する角材
  2. 根太・根がらみに使用する少し太い木材
  3. 床板やフェンスに使用する薄い木材

のこと。
21に、32にそれぞれネジで固定します。なので、少し太い木材を固定する為のネジと、薄い木材を固定する為のネジの、2種類のネジが必要になるんですね。

私の場合は、少し太い木材用に長さ57mmのものを、薄い木材用に長さ38mmのものを使用しています。

 

材質はステンレス以外はあり得ない

ウッドデッキは屋外に設置するものですから、当然雨風にさらされます。錆びやすい材質のネジを使うと、当然雨風のせいで錆びてしまいます。ネジが錆びてしまうと、いくら丈夫な高級木材を使っていてもウッドデッキは長持ちしません。せっかくの木材の性能も台無しになっちゃいます。

そうならないようにネジの材質は錆びにくいステンレスのものを選びましょう。

ステンレスは様々な合金の総称で、実際はSUS304とかSUS410等のように SUS + 数字 の組み合わせで表わされる様々な種類があります。

とはいうものの、わたしの様な素人はそう難しく考える必要はなく、ホームセンターで売っているステンレス製とかSUSとかステンとか記載されている製品をチョイスすれば間違いないでしょう。

 

ハードウッドの場合、下穴錐は必須

ウッドデッキ制作で使用する木材はハードウッドが多いかと思いますが、ハードウッドの場合そのままではネジは満足に打ち込むことができません。木が固すぎてドライバードリルが負けてしまったり、ネジがねじ切れてしまうのです。

そこでネジを取り付ける前に、ネジの径よりも僅かに小さい穴を開けてやる必要があります。これが、下穴ですね。

下穴を開ける為の細いドリルのことを下穴錐と呼びますが、ネジを木材に収める為には、ネジの長い部分を収める為の穴と、ネジの頭を収める為の穴を別々に開ける必要があります。これは効率が悪くて大変。

 

そこでわたしはこのようなネジの長い部分と、ネジの頭が収まる部分を同時に開けることができる道具を使っています。

 

これ、下穴と座堀用錐っていうそのまんまの商品名ですが、本当に便利。これは商品名ですが、一般的には下穴錐とか呼ぶみたい。

 

近所のホームセンターで発見して以来、何度も買い足して愛用しています。ダンドリビスという、これまた分かりやすいメーカー名の製品です。

 

刃の長さはある程度調整可能なんですが、わたしが使っている長さ38mmのネジと長さ57mmのネジを同時のカバー出来るほど万能な調整範囲ではないので、長いネジ用(50~75mm用)と短いネジ用(22~50mm用)とで別々のものを購入した方が安全に作業できるでしょう。また、ドリルの径は3mm、3.5mm、4mmの3タイプあるようですが、ウッドデッキ制作で一般的なネジのサイズだと3mmがちょうど良いかと思います

 

この下穴と座堀用錐(長い名前だな・・・)をドリルにセットして、同時にプラスドライバーをセットしたドライバードリルを準備していればウッドデッキの板張り作業はものすごいスピードで進んでいきます。作業が、捗る、捗る。

 

なお、ドリルの刃というものは大抵硬い代わりに柔軟性がないものですが、それに加えてこの下穴錐はそこそこ細いので、気を抜くとあっという間に折れます。例えば、穴開けの最中に横から力を加えたり、工具に付けたままそこらへんに転がしておいて踏んでしまったりしたら、すぐ折れます。折れました。折っちゃいました。だから予備の刃が2本も入ってたんだなぁ、と少し納得。そして、その予備の刃も全てへし折ってしまうから、何度も買い足しているのです。

たまたまホームセンターで発見した道具ですが、あると本当に便利・・・というか、ウッドデッキ制作ではもはや必須の道具の一つとも思いますので、是非皆様もその便利さを体感してみては如何でしょうか。

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