素人でもできるウッドデッキ製作

ウッドデッキを快適にする為の作業[ウッドデッキ製作(応用編):第1回]


木工なんて中学校の技術の授業以来、全く無縁。職業は、ただのサラリーマン。そんな正真正銘のDIY初心者であるわたしでも、勢いだけでウッドデッキを製作する事ができちゃいました!?そんな経験を元に作成したのが”素人でもできるウッドデッキ製作シリーズの記事”。

自分で読み返して恥ずかしくなるような駄文ですが、全8回に渡る記事内の作業でなんとかウッドデッキの形が完成しましたね。

しかしながら、完成したのはあくまでもウッドデッキとして機能する最低限の形。

ウッドデッキは、各部の構造を変更したり、材料を追加することでもっともっと快適に、そして見栄えも良くお洒落にすることが出来るのです。

これからは、ウッドデッキをより快適に、そしてお洒落にする為の変更点やその作業内容を紹介します。

名付けて、『素人でもできるウッドデッキ製作(応用編)』

第1回目となる今回は、わたしがウッドデッキを快適にする為に実際に行った作業について、まずはざっくりとした内容と掛かった金額、作業時間をご紹介します。

 

目隠しフェンス、ウッドフェンス

ウッドデッキの設置場所が道路から丸見えの場所の場合、とても気になるのが道路を通行する人達の目線。

いやいや、通りすがりの人なんて、わたしがウッドデッキの上で何してようが気にしないでしょ?って当初は思っていたのですが、そんなことは全くありません。

ウッドデッキの床はお庭の地面よりも高い位置にあります。視線を遮るものがないとウッドデッキはまるで住宅地にいきなり現れるお立ち台のよう!!

通りすがりの人たちは実際わたしのような中年男性なんかには一切興味がないでしょうが、お立ち台のように目立つ場所の上に誰かが居れば、ついつい視線を向けてしまうのも無理はありません。

そのような視線の中で、ウッドデッキの上で寝転んだりお酒を飲んだり、はたまた読書に勤しむような強靭なハートを持っていないわたしは、早速視線を遮る為のウッドフェンスを設置したのでした。

 

お金も時間も結構掛かったけど、これは本当に設置して良かったです。お庭に立体感がでるのもメリットですね。ハンギングバスケットなんかをぶら下げて、寄せ植えに挑戦するのもいいかも。

掛かった費用 21,000円程度
掛かった時間 半日程度
肉体酷使度 ★★☆☆☆(2)
力はそんなに必要ありませんので、楽チン。

※費用・時間は幅1.5m×高さ1.2m程度の範囲の場合です。私の場合はこれを8面施工しましたので、8倍の時間と費用が掛かっています。

材質はコストパフォーマンスに優れるサイプレスを使用しました。ウリンなどで施工すると費用も掛かりますし、重量も増えるので作業も少し大変になるでしょう。

 

パーゴラの設置

以前ご紹介したこともあるのですが、わたしは緑のカーテンが大好き。窓辺に設置すれば夏場の厳しい日差しを遮ってくれるし、葉っぱが風になびく様は見ているだけで涼しげ。使用する植物は年によっていろいろ変えているけど、毎年欠かさず設置しています。

以前は園芸ネットを張る為にホームセンターで売っているイボ竹(緑色の園芸用の棒)を使っていたのですが、見た目が全くお洒落じゃなかったのが大いに悩ましい問題でした。

 

そこでウッドデッキの支柱を上に伸ばし、このようなパーゴラを設置したのです。このパーゴラを利用したら、緑のカーテンを頑丈に、しかもお洒落に設置することが出来てとっても大満足。

 

何よりもパーゴラはイボ竹と違って天井部分を広く設けることが出来るので、このように緑のトンネルを作ることが出来るのです。これ、めっちゃいい感じ!このトンネルの中でするお昼寝は最高ですよ。

現在は毎年緑のカーテンを一から育てないで済むよう、ブドウをこのパーゴラの根元で栽培中。大きく育てて、ブドウのトンネルに仕立てようと計画しているんです。

掛かった費用 35,000円程度
掛かった時間 2日程度
肉体酷使度 ★★★★☆(4)
高い場所に重たい木材を運ばないとダメなので、1人だとかなりキツイ。

このパーゴラは高さがあるので軽量なウェスタンレッドシダーを使用しました。ウェスタンレッドシダーは割と安価な木材ですので、他の木材だともう少し費用は上がると思います。

 

階段の設置

家のフローリングって意外と地面から高い位置にあるんですよね。

そんな家のフローリングとウッドデッキの床の高さを揃えた場合、ウッドデッキとお庭の地面との高低差は結構なものになります。わたしが製作したウッドデッキの場合、高低差は600mm弱。

そんだけの段差があったら流石にお庭との行き来に支障がでますので、階段を設置しました。

階段を設けることでリビング・ウッドデッキ・お庭が一つの空間になります。プラっとお庭に降りやすくなるので、とってもおススメ。

我が家は最初は階段は1か所だけだったんですが、あまりにも便利なので後にもう1か所増設したくらいです。

掛かった費用 0円
余っていた端材で製作(1か所目)
掛かった時間 2日程度(1か所につき)
モルタルの硬化待ちを含む
肉体酷使度 ★★☆☆☆(2)
材料が軽いので楽チン。

費用も労力も、階段のデザイン次第といったところ。

最初の1か所目は小さいこともあり非常に簡単に、そして安価に設置出来ました。しかしながら2か所目は少し凝ったものにしたのでそこそこの時間と労力、そして費用が掛かっています(それでも1万円くらいでしょうか?)

 

幕板の取り付け

ウッドデッキって、横から見ると構造材が丸見え。

このスケスケ感がかっこいいぜ!っていう人ならそれでもいいんでしょうが、多分そのような人は少数派。

なんだか製作途中みたい・・・とか、床板って意外と薄いんだなぁ・・・とか、そういう風に感じる人は幕板を張ってこの部分を隠しましょう。幕板というのは、ウッドデッキの側面部分に貼り付ける装飾用の板のことです。

 

幕板を張るとこうなります。

見た目がすっきりしてとても印象が変わりますね。

掛かった費用 1,300円程度/2m毎
掛かった時間 10分程度/2m毎
肉体酷使度 ★☆☆☆☆(2)
板を張るだけ。超楽チン。

ウッドデッキの床材と同寸法の板を側面に貼り付けるだけ。費用は使用する材料の種類次第となります。わたしは床材同様、サイプレスを使用しました。

 

まとめ

2018年12月現在、わたしがウッドデッキ生活を快適にする為に行った作業はこの4つ。これらの作業でウッドデッキ製作とは別に22万円程度費やしているようです。それぞれ別々のタイミングで行ったのであまり気にしていませんでしたが、結構な金額…

最も金額が掛かっているのはぶっちぎりで目隠しフェンスなのですが、これらの中で一番やって良かったな、と思うのも目隠しフェンスなのです。

ウッドデッキの設置場所にもよりますが、設置場所が人目に付きやすい場合は目隠しフェンスの設置を激しくお勧めします。ウッドデッキの使用用途はもちろん人によって異なるでしょうが、ご近所さんや通りすがりの人に何をしているか見られたい!という人はまず居ないでしょう。気持ち良くウッドデッキ生活を満喫する為にも、目隠しフェンスは大切な存在です。

今後はこれらの作業の詳細を随時記事にしていく予定ですので、ご興味のある方は参考にして頂けると幸いです。

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