DIYの家具製作

最近SPF材が高い!代わりに木目が綺麗で安価な杉のカフェ板はどうでしょう?


コロナ禍やウクライナ危機などにより、最近物価とか為替が大変なことになっています。

ありとあらゆる業種でその影響に直面されている人がおられると思いますが、その影響はお仕事だけではなく、日々のお買い物でも様々な商品の値上げという形で否応なしに感じることができます。仕方が無いけど、値上げは嫌ですねー。

そしてそれはもちろんDIYの材料にも同じことが言えまして・・・

DIYで最も使用されていると思われるこれらSPF材。ホワイトウッドなどとも呼ばれる、スプルース・パイン・ファーの3種類の木材。

これらの木材は柔らかくて加工しやすいというメリットの他に、安価というとても魅力的な特徴があります。いや、ありました。

元々は2×4の6フィート(1.83mほど)で300~400円程度という非常に安価な価格だったのですが、最近は600円だとか800円という価格で販売しているお店も見かけるようになりました。価格はお店によってばらつきが大きいけど、感覚的には明らかに以前より高くなりました。

これらSPF材は主に北米からやってくる輸入木材ですので、最近の為替変動だとか原油高による海上輸送費の高騰を考えれば妥当な価格なんですけど、以前から1.5倍とか2倍ともなると、なかなか手が出しにくくなってしまいます。以前はお手軽な木材だったというのに、なんだか今では高級木材のように感じちゃいます。

 

 

そんなSPF材の高騰とは裏腹に、あまり価格の変動を感じないのが国産の杉材。物によっては高くなった?と感じるものもあるけど、大抵はあまり変わっていない印象です。

なかでも、『杉 KD材 カフェ板』として近所のホームセンターで販売されていたこの杉材はとても魅力的。何が魅力的かというと、まずそのお値段。厚み30mm×幅200mm×長さ2,000mmでお値段はなんと1,490円(税別)。

そう、無茶苦茶安いんです。

寸法的には2×8材に近いんですが(少し薄くて、その分幅広)、SPF材の2×8の6フィートが2,000~3,500円くらいするので、SPF材よりもずっと安価です。しかも木目や仕上がりは美しい。以前は同じ寸法ならSPF材の方が杉材よりも安価だったから、価格が逆転してしまったのです。ちなみにKD材っていうのは人工乾燥材ってことです。

 

デメリットしてはカフェ板という商品名が示すように、主な用途が床に敷くことである点。その為、床に敷く際に嵌め込む為の凹凸が側面にあることでしょうか。床に敷く場合や接続して使用する場合はメリットにもなるんだけど、それ以外の用途だとこの部分は切り落とす必要があります。その場合、幅は200mm全部を使うことができません。

 

そんなデメリットはありますが、厚み30mmっているのは薄すぎず、厚すぎず、ちょうどいい寸法だとわたしは感じています。

2バイ材の厚み38mmって家具製作などで使用するとごつくなり過ぎるからわたしはあまり好きではありません。かといって1バイ材はちょっと華奢なんですよね。その中間の30mmは何かと使い勝手が良いです。

 

この杉のカフェ板、わたしの家の近所のホームセンターだけに限らず、最近多くのホームセンターで見かける気がします。以前はそんなに見かけなかったんですが・・・。

SPF材よりも安く、しかも木目も美しいので、わたしはとても使い勝手がよい木材ではないかと感じております。最近はこれで室内の棚を増設した他、現在制作中のガーデニング小屋の扉もこれで製作中です。

皆様も一度試してみてはいかがでしょうか?

このような杉のカフェ板はネットショッピングでも購入することができますが、色が選べる代わりにホームセンターよりも価格は少し高め。輸送費も掛かります。とにかく安いのがいい人はホームセンターで購入しましょう。

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